破綻リスクが高いビットコイン取引所を見分ける4つのポイント

 

QuadrigaCXは、日本時間1月29日6:00amに突如「取引所のシステムアップデートを行うためメンテナンスモードとなり、直にオンラインに戻ります」と発表し、オフライン状態が4日ほど継続。日本時間2月1日6:19amに突如「深刻な財政難」として、債権者保護手続をノヴァスコシア州立最高裁判所へ提出したと公式発表を行いました。

 

出典:https://www.quadrigacx.com/

QuadrigaCXの一連の不信な動き

カナダのQuadrigaCXはCoindeskの報道によると、ここ1ヶ月ほど取引所ユーザーが資産を引き出せず、カナダの銀行である”Canadian Imperial Bank of Commerceにより送金処理を行う資産が凍結されている”と主張していました。

また、QuadrigaCXのCEO Gerald Cottenは1ヶ月以上前にインド旅行中に亡くなったと発表。非常に不可解な発表が相次いでいた矢先でした。

出典:Coindesk

 

今月15日に代理CEOのAaron Matthewsから送られてきたメールによると「2週間以内に資産凍結を解除し、出金可能とする」との主張があったものの、期限となる29日に突如「システムのアップデート」として4日ほどオフラインになり話題となっていました。

 

出典:https://www.quadrigacx.com/(1月29日時のスクリーンショット)

 

深刻な財政難によりCCAA手続申請へ

QuadrigaCXの今回の発表によると、Companies’ Creditors Arrangement Actを申請。PwC Canadaの説明によると、「CCAAとは企業が破産を避ける機会を与え、債権者はその企業が所有する資金から可能な支払いを受けることができる」としています。ノヴァスコシア州立最高裁判所は2月5日に予備審問を行うとしており、この審問後詳細を追って報告するとQuadrigaCXは述べています。

出典:https://www.pwc.com/ca/en/services/insolvency-assignments/what-is-ccaa.html

 

ユーザーは資産引き出しができず

QuadrigaCXの主張によると、銀行により資産凍結による大きな影響に対処するため、資金繰りをしていたもののその成果は実らず、このような結果になったとしています。

対して、QuadrigaCXのユーザーと見られる人物によると、1ヶ月間も資産を引き出せなかったにもかかわらず、「ユーザーはフィアットによる入金ができたがなぜ忠告しなかったのか」と述べています。

 

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