知らないと損!仮想通貨取引所で発生している「手数料・見えにくいコスト」とは?

過去に暗号資産(仮想通貨)投資をこれから検討している人に向けてのコラム「新規参入者がビットコイン(BTC)以外のアルトコインを購入する前に知っておくべき3つのこと」を配信しました。

今回は、暗号資産の取引所を利用するときに気をつけたい「発生している手数料・見えにくいコスト」について解説します。特に国内の暗号資産取引所は一般的な金融市場のようなオーダーブック(板取引)と簡単売買(販売所)に分かれていて、手数料構造が異なるので注意が必要です。

取引所で発生する手数料

取引手数料

板取引における取引手数料です。これは最も分かりやすいと思いますが、オーダーブックでマッチングをする際に取引手数料が発生します。暗号資産取引所によって、メイカー(板に注文を出す人)、テイカー(板にある注文に取引をマッチングしにいく人)によって手数料が異なる場合も多いです。状況によって自身にあった取引の方法を選ぶと良いでしょう。

レバレッジ取引のポジション維持費用

次にレバレッジポジションの維持費用です。レバレッジ取引とは、自身の本来持っている資産の数倍のテコをかけて取引することで、借金をして取引していることと同義です。借金をするには支払い利息が必要なのと、同義でレバレッジ取引のポジション維持費用が発生します。このポジション維持費用は市況によって上下しますが、少なくとも無視ができるコストではないことがほとんどです。レバレッジ取引にどの程度のコストがかかっているかは把握する必要があります。

注意したいスプレッドと出金手数料

販売所のスプレッド

国内取引所の多くには簡単売買(販売所)という機能があります。販売所では買いと売りが1クリックで実行できます。

販売所は初心者でも簡単に利用できますが、注意するべき点はスプレッドの大きさです。買値と売値の価格差をスプレッドと呼びます。例えば買値100,000円、売値97,000円などと常に表示されていますが、この数値の場合はスプレッド3%です。これは投資家にとって、100,000円で買ったものが97,000円でしか売れないので、購入を決めた瞬間から3,000円の損をしていることと同義です。2021年現在、国内取引所のスプレッドは高い傾向にあり、ユーザーは注意が必要です。また、このスプレッドを顧みないで、「販売所手数料無料」と表現する暗号資産取引所は大手事業者の中にも多く、見えにくいコストの代表例です。

出金手数料

最後に出金手数料です。取引所から暗号資産を他のウォレットや取引所へ送金をする際に、手数料を徴収されます。ブロックチェーン上でトランザクションをするため、ブロックチェーントランザクション使用料がかかりこの出金手数料を取引所が負担しなくてはならないため、ユーザーはそれを支払うことになります。

しかし、実際にブロックチェーントランザクション手数料としてかかる費用を大幅に割増をして出金手数料を請求している取引所も存在します。例えば、2021年2月時点である取引所のビットコインの出金手数料は0.001BTCで、現在レートで換算すると日本円換算で5,000円近いです。しかし、実際にブロックチェーン上で自分でトランザクションを送る場合500~1000円程度で送金可能なネットワーク混雑状況が続いており、これも見えにくいコストになっています。

暗号資産取引所にとっては大切な収益源

以上が、暗号資産取引所を利用するときに発生している「手数料・見えにくいコスト」です。ユーザーにとての手数料とコストは、暗号資産取引所の事業者にとっては、収益源となってシステム開発やセキュリティ維持、コンプライアンス対応ができていることも事実です。

ユーザーにとって合理的な利用料の支払いと見えにくい手数料に問題は、ユーザーと事業者にとって対立構造になりやすいトピックですが、その点は理解しておくべきでしょう。その上でユーザーはリテラシーを高める必要があると言えます。

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