イーサリアム(ETH)ってどんな資産?さまざまな例えを紹介

比較対象の無いイーサリアムという資産

イーサリアム(Ethereum)とはどういった種類の資産なのか、その理解はなかなか難しいです。

ビットコインはデジタルゴールドとして確立して、世界の機関投資家ですらゴールドと比較して投資イメージをつけています。しかしイーサリアムの可能性、また時価総額としてのポテンシャルは凄まじいと予想されますが、そのベンチマーク対象がありません。

機関投資家は「将来的にゴールドの20%はいくだろう」「いや40%はいくだろう」「あるいは上回るだろう」というような議論をして、ゴールドを価格比較対象としています。しかしイーサリアムにはその大きな比較対象がないのです。

それだけ新しく革新的ということですが、これは良くも悪くも作用する大事な視点です。良く作用すればイーサリアムの価格は比較対象もないくらい跳ね上がるかもしれませんが、悪く作用すれば機関投資家としては買いにくいアセットとなります。

イーサリアムには明確な比較対象はないものの、実際に比喩をするとしたらどのようなアセットと似ているのでしょうか。いくつか例示してみます。

イーサリアムはロンドンのようなもの?

まず、イーサリアムはグローバルセトルメントレイヤーであるという論考があります。イーサリアムが、バンキングとクレジットの中心地であるロンドンと同じようになるだろうと予想する声があります。

他のブロックチェーン上にゲームアイテムのトークン化などのユティリティが存在するが、資産の交換はイーサリアム上で取引をするというものです。実際にWAXというゲームアイテム専用のブロックチェーンは、普段ゲームをするときはWAXブロックチェーンを使い、ゲームアイテムの売買取引をする時はイーサリアムブロックチェーンに移動させるようなエクスペリエンスを作っています。これらの表現はEthereum2.0がどのように利用されるかという論考にも通じるものがあります。

関連:「Ethereum2.0はどのように利用されるか?」ハシーブ・クレシ氏による論考

石油のようであり、株のようであり、通貨でもある

ETHは石油のようであり、株のようであり、通貨でもあります。誰でもアクセスできるデータベースを使用するための燃料(石油)であり、それを保持していることによってデータベースの利用料収入も得られるPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の仕組みもあり(株)、支払いに使うこともできます(通貨)。

このようなさまざまな性質を持ち合わせているために分かりにくくもありますが、その一つ一つがETHの重要な役割でもあります。

都市部の土地

イーサリアムは都市部の土地(不動産)のイメージが近いという声もあります。そこにある才能と金がさらに才能と金を呼び込んで一極集中し発展していくという性質、土地を貸し出したりして運用することもできる(PoS)、数が無限ではない希少性などがその性質であると言います。こういった考え方をするならば、イーサリアムはインターネット上の一等地になる可能性があります。

Windowsが出る前のMS-DOS

Windowsが出る前のMS-DOSという意見もあります。MicrosoftはWindows以前は他社のPCのOSを手掛けていました。
色々なものの裏側で機能していたからという意味ではEthereumはこの通りでしょう。金融サービスを始めとして様々なサービスの裏側にEthereumは存在するようになります。

いかがだったでしょうか。さまざまな比喩を紹介しましたがイーサリアムをイメージできる手助けにはなったでしょうか。分かりにくさはあるものの、その分かりにくさがイーサリアムの可能性であるとも言えます。

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