
出典:Ocean Protocol公式
エニグマ(Enigma)のパートナー企業であるオーシャンプロトコル(Ocean Protocol)が2月5日、ネットワークの立ち上げ予定を発表した。
14億超のトークン発行予定
オーシャンプロトコルは、データサービスを共有するためのシステムを提供するプロジェクトである。データやストレージ、計算、消費などのアルゴリズムを安全に公開するサービスレイヤーを持つデータ経済のためのエコシステム。データプロバイダとして自身のデータを解除し、収入を得ることができる。解除されたデータは、データ消費者により購入される仕組みだ。
オーシャンプロトコルは、2019年3月31日までにネットワークを立ち上げる予定であることを発表した。また、3月上旬にはオーシャンプロトコルのトークンを配布予定で、トークン配布に参加するためにホワイトリストへの登録を必要としている。登録期間は、2月5日から3月19日までとなっている。これらのトークンは、ERC20トークンで作成される予定。
トークンは、プラットフォームと結びつくユーティリティトークンとなり、ネットワーク内の交換手段として、またプロバイダのネットワーク報酬として使用される。またネットワーク立ち上げの一環で、オーシャンプロトコルを使用したい企業へ4330万のトークンを配布予定。合計で14億1,000万のトークンが発行され、62%がネットワーク報酬の一部として使用される。
オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)とは?
オーシャンプロトコルは、データサービスを共有するためのシステムを提供するプロジェクトである。データやストレージ、計算、消費などのアルゴリズムを安全に公開するサービスレイヤーを持つデータ経済のためのエコシステム。データプロバイダとして自身のデータを解除し、収入を得ることができる。解除されたデータは、データ消費者により購入される仕組みだ。
分散技術、信頼の仕組みとシステムを結びつけることで、トレーサビリティと透明性、プライバシーを保証したうえでデータを共有でき、データの所有者がデータセットを管理し、さまざまな市場やサービスにアクセスできるようになる。シビル攻撃に対するサービスも強化されている。メタデータの保存、データ資産とサービスの関連付け、価格設定を伴うライセンスの提供によりこれらを促進。
データプロバイダとデータ購入者をつなぐサービスを提供するために、さまざまなデータ市場でオーシャンプロトコルにフックすることが可能。データ所有者が各データセットを管理し、単一の市場に閉じ込められないように設計されている。
出典:Ocean Protocol公式
オーシャンプロトコル(Ocean Protocol)の目標
AIなどの出現と発展により、これからますますデータに依存する社会になっていくなかで、膨大なデータアセットとAIの両方を扱う組織や企業は、危険なデータ管理を行っている。オーシャンプロトコルはテクノロジーとガバナンス両方のアプリケーションを使用し、データを扱うユーザーにとって公平な結果が得られることを目指している。
また個人や会社、デバイスにわたる新しいデータエコノミーを開始し、データの所有者にインセンティブを与え、人々がデータから価値を獲得できるより良い世界や社会を実現しようとしている。
人々はなにげなくネットサーフィンをしたり、フィットネスのデータを記録していたりするが、それらのデータは企業が集め、よりよいプロダクトのために活用している。AIなどもディープラーニングにより、データセットから学び発展しているのも事実である。データは、プロダクトやサービスを発展させるために重要なものとなってきている。
このデータに価値を見出し、データ所有者に力を持たせようとするのがオーシャンプロトコルの提供するサービスだ。私たちの普段の生活に関するほぼすべてがデータセットという価値あるものへと変化する可能性があるのだ。
データマーケットで価値を得る未来
オーシャンプロトコルのようなプロジェクトを見ると、ブロックチェーンによる分散と信頼のシステムが、少しづつ新しい未来を定義付けしてきているようにも感じる。
技術の進展により今ある問題を解決すると同時に、新しい経済が生まれ、ブロックチェーンとプライバシーの技術は、まさにこれから標準となっていくのではないだろうか。私たちの生活がデータセットとなり、必要としている人へ提供できる未来を想像できるだろうか。想像もできないデータマーケットで、私たちは価値を得ているかもしれない。数年後が楽しみである。
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参考
・Ocean Protocol公式