株式投資初心者入門!基礎用語について解説

株式投資を初めてみたいと考えている人の中には「様々な用語があるので、難しそう。」と考えている人は多いのではないでしょうか。確かに株式投資には普段の生活では使わない言葉がたくさん出てきます。しかし、基本的な事項を理解しておくことは株式投資で成功する大切な要素の一つです。この記事では株式投資の基礎について何から勉強していいか分からない株式投資初心者のために様々な用語を解説します。

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株式投資とは?


株式を購入し、株価の値上がり・値下がりを利用して株式そのものを売買し資産運用するものです。
株式を購入すると配当金・株主優待・総会の議決権を始めとした株主の権利が得られます。値上がり益追求の他に、配当金や株主優待のために株を保有することも立派な株式投資です。

株とは?

企業が資金調達の手段として発行するものを株式(株)といいます。調達した資金の用途は、新規事業や研究開発等様々です。会社は株式を発行し、投資家(出資者)はその株式をお金を払って購入します。
株式を購入した投資家を株主といい、株主は出資した代わりにその株式を保有することで企業の利益の一部を配当金や株主優待、総会での議決権という形で利益を得ることができます。企業は出資してくれた株主に対し会社の価値や配当を上げることによってお返しをしていくというイメージで理解してください。

株価

株式の値段を株価といい、企業業績や景気・政治動向、投資家の売買動向、世界情勢など、様々な影響を受けて変動します。
企業業績が好調な場合は株価は上昇、反対に、企業業績が悪化している場合に株価は下落します。

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株式投資初心者必見!基礎用語まとめ


ここからは、株式投資において基本的な用語の簡単な解説をします。一見難しいようですが、簡単に理解ができます。PERなどの指標は銘柄を調べると登場するので、覚えておくと様々な銘柄を比較検討するのに役立ちます。株式投資を始めると頻繁に目にする用語ばかりなので、各々の用語の意味を理解できるようにしましょう。

利回り

利回りとは、年間でどの程度の利益がでるのかを表すものです。株式投資には売買によって得ることができる売却益(キャピタルゲイン)も含まれますので、完全な利回り明確に断定することは取引が全て完了するまで難しいです。

なお、株式投資は計算式を立てることができます。

キャピタルゲイン=(現在株価×購入株数)-(購入株価×購入株数)
年間の利益=キャピタルゲイン(売買差益)+インカムゲイン(配当金)
利回り=年間の利益÷投資元本×100

例えば、配当による(インカム・ゲイン)平均利回りは東証一部で約2.5%程度と言われています。

上場

証券取引所で株式が公開されている会社は、上場していますので上場企業と呼ばれています。上場とは、証券取引所が設けている一定の基準をクリアし、誰もが証券取引所で会社の株式をいつでも自由に購入できるようになることを指します。

証券取引所


証券取引所とは株式や債券などの売買取引を行なうための施設です。
日本には次の4つがあり、それぞれが市場を開設しています。

・東京証券取引所(東証)
・名古屋証券取引所(名証)
・福岡証券取引所(福証)
・札幌証券取引所(札証)

銘柄

「銘柄」とは会社の名前を指します。例えば電機メーカーのソニーは会社の名前でもあり銘柄の名前でもあります。本日の値上がり銘柄には本日株価が上がった会社の名前という意味合いを持ちます。

証券コード(銘柄コード)

「銘柄コード」という数字の羅列(ソニーであれば6758)は会社ごとについている通し番号のことを言います。検索する際などは銘柄コードのみでも対応する銘柄が検索できます。米国株の場合はティッカーコードという米国版銘柄コードがついています。自分が頻繁にみる銘柄は銘柄コードを覚えていた方が情報を検索するのには便利です。

約定


約定とは、株式投資において注文を発注して取引が成立することをいいます。注文の種類によっては取引が成立しない場合もありますので、株式投資で約定したということは、売り手と買い手が売買をそれぞれ成立できたという意味です。買い注文と売り注文が成立した場合のことをいいます。

成行

成行とはいくらでも良い・需要と供給の中でという意味を持ちます。
注文方法で成行注文とは、いくらでも良いので今の需要と供給の釣り合った適正価格で売る・/買うという意味です。

指値

指値とは、特定の値段でという意味を持ちます。注文方法で指値注文とは、100円でなければこの株は買いたくない・売りたくないという場面で使います。

配当


配当とは企業が事業を通じて得た利益を株主に還元することを言います。配当金は業績に左右されるので、配当金を出していない企業もあります。配当が高いことを高配当配当が出ないことを無配当といったりします。

始値

取引市場がオープンしてから、最初についた株価を始値といいます。東京証券取引所では朝9時から市場がオープンするので、そのすぐ後に始値がつくことが多いです。始値がつくことを「寄り付き」と言ったりします。ごくまれに、始値がなかなかつかない場合があります。

終値

始値の逆で、取引市場が閉まるときの最後についた株価のことを終値と言います。東京証券取引所では午後3時に市場が閉まります。終値がつくことを引け・大引けと言ったりします。

PER


PERとは株価収益率のことを指し、現在の株価が1株当たりの利益の何倍かわかります。PERが低い銘柄は割安と判断されることが多いです。
株価収益率は次のように求められます。

株価÷1株あたりの利益=株価収益率

PBR

PBRとは、株価純資産倍率のことを指します。簡単にいうと、現在の株価が1株当たりの株主資本の何倍かわかります。
株価純資産倍率の計算式は次のように求められます。

株価÷1株あたりの株主資本=株価純資産倍率

ROE

ROEとは株主資本利益率を指し、企業の経営がどれだけ効率的にできているかを見る指標です。株主資本が、企業の利益にどれだけ貢献したのかをを示します。
ROEが高い企業は株主資本をうまく活用できていると言えます。
ROEは次のように求められます。

1株あたりの利益÷1株あたりの株主資本=ROE

IPO

IPOとは、新規公開のことです。IPO銘柄は新しく取引所に上場する株式のことを指します。現在のIPO市場は上場して最初につく初値が、初めて値段がつく前に投資家に配られる公開価格を上回ることが多いです。そのためIPO銘柄は非常に人気が集まりやすくなっています。
多くの場合IPOの配布は抽選で行われることが多いです。積極的に抽選に申し込みをすることをおすすめします。もちろん、公開価格が初値を下回る銘柄もあります。

株価指数


日頃よく目にしたり、耳にする日経平均やTOPIXのようなものを株価指数と言います。
株価指数とは、取引所全体や特定の銘柄群の株価の動きを表すものでモノサシのようなイメージでとらえると良いでしょう。株価指数はある時点の株価を基準に増減で表されるので、連続性を保ちながら、対象とする取引所などの株価の動きを長期的に評価することに役立ちます。
例えば日経平均は東京証券取引所に上場している日本を代表する225社の株価を参考に算出されています。

ETF

ETFは上場投資信託とも呼ばれる金融商品です。
株式・債券・REIT・通貨等様々な指数に連動する運用成果をめざし、金融商品取引所に上場しています。
一般的なものは、日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)等の動きに連動するETFです。普通の株式と同様に金融商品取引所の取引時間内に、株売り買いができる点が特徴です。

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株式投資初心者は基礎用語を勉強しておこう!


株式等初心者の方は基本用語さえも知らなくて当然です。プロの投資家でも全ての投資に関する用語を完璧に説明できる人はほとんどいません。けれど、株式投資を始める前には株式に関わる基本用語を一通り勉強しておきましょう。
大体の言葉の意味がわかったら、実際に株式の売買を通じて覚えていく方が早いので、株式投資をはじめたい人は証券会社に口座開設をしてみましょう。何も知らずに株式投資を始めるのは危険が伴いますが、ある程度は実践して分からないときは調べ、しっかり意味を理解して次に進めみましょう。
株式投資は難しそうという印象が強いかもしれません、けれど、習うより慣れることが大切になってくるので興味のある場合はぜひ挑戦してみてください。

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