Twitter社CEOが語るビットコイン(BTC)がインターネットのネイティブな通貨になる可能性が高い理由

Twitterとスクエア(Square)の創業者兼CEOのジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏は、以前からビットコイン(BTC)に関心が高いことでも知られています。Squareでは、3,000万以上のダウンロード数を誇るアプリ「Cash App」を通じて、全米50州でビットコインの売買ができる機能を提供しています。

また同氏は2018年3月、ライトニングネットワーク(Lightning Network)の研究開発を行うライトニング・ラボ(Lightning Lab)に投資を行っています。

ビットコイン(BTC)のリアルタイムチャート

ジャック・ドーシー氏が予想するインターネットネイティブな通貨の到来

これまでドーシー氏がさまざまな場面で語っていることは、「インターネットはいつかインターネットネイティブの通貨を持つはずで、それはビットコインである可能性が高い」という主張です。

2019年2月2日に公開されたジョー・ローガン(Joe Rogan)氏が主催するポッドキャストにドーシー氏がゲストとして登場し、ビットコインがインターネイティブな通貨になる理由を次のように語っています。

「私は、いつかインターネットネイティブな通貨が出てくると考えています。それがビットコインであるかは分かりません。しかし、ネイティブ通貨になるものは、どのように誕生したか、インターネット上で生まれたものか、インターネットによって開発されたものか、インターネット上でテストされたものか、ということは試されると思います」。

ビットコイン(BTC)の唯一無二性

ビットコインはインターネット上で生み落とされ、サトシ・ナカモトの論文と短いコードに魅了されたギークたちが集まりコミュニティになることで成長しました。

つまりその最初期に、特定の利益団体が関与しておらず(少なくともそう信じられている)、ビットコインはインターネット上でテストされ、育てられてきたからこそ、インターネットネイティブな通貨の地位を得るのに一番ふさわしいということです。

これはとても重要で、多くのパブリックブロックチェーンのプロジェクトは、ICOやプライベートセールによって開発資金を調達します。必要なことではありますが、そうすることによって初期投資家は成功したプロトコル上で既得権的権力を得る可能性がしばしばあります。

ビットコインは、その誕生の際に公平なローンチが行われ、極めてピュアなオープンソースプロジェクトとしてスタートを切ったといえ、それは他の多くのパブリックブロックチェーンと異なる点だと言えます。

最近ですと、2019年1月にローンチをしたミンブル・ウィンブル(MimbleWimble)を実装した暗号通貨であるグリン(Grin)が、フェアなローンチを目指していますが、すでに開発者にどのような経済的インセンティブを持たせるか、そして寄付が集まらないことなどが問題になりつつあります。

開発者へのコミュニティファンドを作ろうという提案も出ていますが、そういった動きに対して批判的な開発者もいて、すでにその困難さが浮き彫りになっています。

ビットコインは、始めての二重支払いが不可能な分散的なP2Pの暗号通貨として登場することで、そういったフェアなローンチを成功した事例です。繰り返しますが、これはどれだけ強調しても言い過ぎることはないビットコインの唯一無二性で、ビットコイン以上にフェアなローンチを実現するパブリックブロックチェーンは今後きっと存在しないでしょう。

これについては、こちらのレポートでより詳しい解説をしています。

そういった点でビットコインは、インターネットネイティブな通貨という地位に最も近い存在であると言えます。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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参考
JRE PODCAST


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