
ブラジルの投資銀行BTG Pactualは仮想通貨取引所Geminiとの提携を開始した。
BTG PactualはGeminiが発行するトークン”Gemini Stellar”の導入を検討しているという。
ブラジルの投資銀行がGemini提携 ステーブルコイン発行を検討
Geminiのタイラー・ウィンクルボスCEOはTwitterにて、ブラジルの投資銀行が「ドル建てのステーブルコインの発行を検討している」と発表した。

BTG Pactualは「ブラジルの不動産市場にトークンを流入させる」ことを今回の業務提携の目的としているようだ。
同銀行がSTOなどを介して1500万ドルほどの資金調達をすることで、トークンの「流通市場」を確立する計画を建てている。
CEOのRoberto Sallouti氏は「今回導入するテクノロジーにより、これまで個人投資家が参入しにくかった資産クラスへのアクセスが可能になる」と発言。不動産市場へ新たな風を吹き込もうとしている。
具体的な事業展開として、BTG PactualはGemini dollarに裏付けされたReitBZを発行。Geminiプラットフォーム上で不動産取引を展開していくという。
不動産のトークン化によるメリットは、中央集権的な管理主体が不必要になってくることであろう。
これまでは不動産を購入する際は、仲介業者への高額な取引手数料を払わなければならなかった。
しかし、トークン化してブロックチェーン管理することで、こうした仲介業者が不要な環境が形成される。
そうなった場合には不動産の価格が今よりも手頃になることは間違いない。