- ビットコインコア 0.18.0がリリース
- 取引やマイニングなどで重要な役割を果たすソフトウェア「Bitcoin Core 0.18.0」が昨日リリースされた。操作性やセキュリティ面の向上が期待されている。
ビットコインコア 0.18.0がリリース
Bitcoin Core Projectは2日、ビットコインのノード運用ソフトウェアである「Bitcoin Core」の 0.18.0バージョンをリリースした。今回のアップデートでは、複数のバグ修正やパーフォマンスの改善が行われている。
Bitcoin Core 0.18.0 Released! Bitcoin Core Project (@bitcoincoreorg) 2019年5月2日
ビットコイン・コアとは、ビットコインを利用、ノードを運用するために用いられるソフトウェアのことで、取引やマイニングなどを行う上で重要な役割を果たしている。
このリリースに伴う変更点の中で、特に特筆すべきは以下の2点だ。
・セキュリティの改善
・操作性の向上
ビットコイン・コア 0.18.0では、HWIと呼ばれるツールを使うことでLedger、Trezor、Digital BitBox、KeepKey、Coldcardといったウォレットを統合することが可能となる。これにより、秘密鍵を保存する際のセキュリティ面で改善が見られるだろう。
さらに、複数のウォレットをペア化する際にも、GUI操作で行うことができるようになった。GUIとは、グラフィカルユーザインタフェースの略で、情報の大半を視覚化することで直感的な操作が可能となることから、より容易な操作性がもたらされる。
また、バージョン0.17で導入されたトランザクションの履歴の表示を行う「listtransactions」機能の「label」対応によって削除予定であった、’account’ APIは今回のバージョンで削除されるという。
上述した点以外にも、RPCに関する変更点など細かな変更が複数行われている。Bitcoin Core 0.18.0のダウンロードは、このリンクから可能となっている。