ビットコイン(BTC)かブロックチェーンか、世界で暗号資産関連の検索動向に違い

イーサリアムエコシステムを支援するコンセンシス(ConsenSys)が5月21日、世界中で、暗号通貨に関連した検索の大部分は「ビットコイン」の単語を含むという新しいレポートを発表した。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

世界ではビットコインを検索も、日本は違う結果に

現在 いくつかのアジア諸国を除いて、世界のほとんどはビットコインに関する情報を調べようとしており、アメリカとイギリス、ナイジェリア、ブラジル、フランスなどでは、暗号資産関連の検索の約70%以上がビットコインを対象としている。それに比べて、台湾と日本は、イーサリアム(Ethereum)やブロックチェーン、および関連する暗号資産により広く関心を寄せている。

日本では「ブロックチェーン」が関連する検索の39%を占め、次いで「イーサリアム」が29%と世界の傾向とは違った興味を持っているとの結果が出ている。

また、政治と経済が不安定なベネズエラでは、人々が純資産を確保するための代替的な方法を最終的に探していたとき、イーサリアムがすべての検索の約9%を占めていたという興味深い結果が出ている。 ビットコインは、暗号資産に関連したベネズエラでの検索の75%のシェアを占めたが、「暗号資産」は2%に過ぎず「ブロックチェーン」はそれよりさらに低く1%だった。

アジアは「ブロックチェーン」と「イーサリアム」に注目

コンセンシス(ConsenSys)は、主要市場がどこにあるのかを理解するためデータを収集し今回のレポートにまとめている。

同レポートでは、「日本や韓国のようなアジアの国々は、『ブロックチェーン』と『イーサリアム』の両方における関心で世界をリードしており、ブロックチェーンエコシステムの最前線の人口を増やしている。他国では、アメリカやイギリスなどの国々において依然として強力に『ビットコイン』の優位性が保たれているが、その点ではブラジルが一番である」と分析。

ビットコインとブロックチェーンは、暗号資産に関する情報を最初に調べようとする時に検索されるキーワードで、この2つの用語には本質的な違いがあるものの、暗号資産に関連する用語の検索の上下は、一般的に市場の動向と関連していると考えらている。

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参考
ConsenSys

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