仮想通貨の種類一覧!おすすめ銘柄は?

仮想通貨はマイナーなものも含めると、実に1,500種類以上も存在します。仮想通貨に投資することにあたって仮想通貨ごとの特徴もしっかり調べておく必要がありますが、仮想通貨のことを調べて投資するに値するかどうかを判断するには、仮想通貨の基本も調べておかなければどのような特徴を持つ仮想通貨に期待すればいいのかわかりません。

そこで、こちらでは仮想通貨の基本的なことを解説した後、メジャーな仮想通貨の特徴などを11種類紹介していきます。

仮想通貨とは

仮想通貨は、日本円などの法定通貨と異なり、管理する団体が存在しないため不正な取引が発生しないようブロックチェーンという技術が使われています。
このブロックチェーンに電子署名などの暗号化技術を用いることで、誰でも取引をリアルタイムで自由に見ることができ且つ不正な取引が行われないように仕組みが作られています。

また、発行上限が定められているため銀行や政府が勝手に発行枚数を増やすことができない作りで、発行枚数増加によるインフレーションが起きないようになっていることも、法定通貨との大きな違いです。

そして仮想通貨は電子マネーとは違い、法律で通貨の一種であることを定められているほか、先ほども紹介したように政府など管理者が存在しないという特徴を持っています。

日本における仮想通貨の定義

日本では仮想通貨は実体こそ存在しないものの、日本国内で有効な通貨の一つとして法律で定義されています。
具体的な定義については「資金決済に関する法律」で定められており、不特定多数の者に対して代金の支払いに使用することができ、なおかつ日本円などの法定通貨と交換することができる通貨とされています。

上記以外にも、デジタルデータとして仮想通貨が記録されて自由に移動ができ、なおかつプリペイドカードなどの法定通貨建ての資産ではないということも定められています。

仮想通貨の種類おすすめ一覧

世間一般でいう仮想通貨は基本的にビットコインのことを指していることがよくあります。ビットコイン以外の仮想通貨のことを「アルトコイン」といい、その種類数は1500種類を優に超えています。

そのためすべてを紹介する事はできませんが、ビットコインを含むメジャーな仮想通貨について紹介していきます。

ビットコイン(Bitcoin/BTC)

最も有名な仮想通貨はビットコインです。ビットコインは発行上限が2100万枚で、仮想通貨の中では少ない部類に入ります。

また、ビットコインは仮想通貨の中で最も流動性が高い通貨であるため、投資する際も安定した取引をすることができるほか、DMMなどのインターネットサービスやコジマやビックカメラなどの家電量販店での支払いに使うことができるという実用的なメリットもあります。

ビットコイン(BTC)とは?取引所・買い方から価格相場やチャートの見方まで紹介

ビットコインキャッシュ(BitcoinCash/BCH)

ビットコインキャッシュはビットコインをハードフォークさせた仮想通貨です。発行上限や名前などが似ていたりしますが、ビットコインとは全く別のものとなっています。

ビットコインの送金にかかる時間は混雑していないときで30分程度というのが一般的ですが、さらに高速で送金できる仮想通貨がビットコインキャッシュです。

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?ビットコインとの違いやハードフォーク、現在のチャートと今後の価格予想も

イーサリアム(Ethereum/ETH)

イーサリアムは、ビットコインの次に時価総額が高くて有名な仮想通貨です。ビットコインと大きく異なるところは、ビットコインは決済手段の一つとして開発されたのに対して、イーサリアムは分散型アプリケーション(DApps)のプラットフォームを構築するために開発されたという点です。

イーサリアムを使えば新しい仮想通貨を発行することができ、誰でも簡単に仮想通貨発行者になることができます。

イーサリアム(ETH)とは?将来性、価格、取引所、ウォレット、買い方、今後の相場予想を紹介

イーサリアムクラシック(EthereumClassic/ETC)

イーサリアムクラシックは、イーサリアムのハードフォークによってできた仮想通貨です。イーサリアムと全く同じ機能を持っているため、イーサリアムと同様にDAppsの開発に利用することができますが、一枚あたりの価格がイーサリアムよりも安価になっています。

仮想通貨イーサリアムクラシック(Ethereum Classic/ETC)の特徴、将来性、価格、取り扱い取引所は?評価やよくある質問も紹介!

リップル(Ripple/XRP)

リップルは、法定通貨の国際送金にかかる日数や送金手数料の高さの問題を解決できるブリッジ通貨として誕生しました。
正しくは、「XRP」という通貨ですが、リップルの愛称で親しまれています。
仮想通貨は基本的に管理する団体がいないことが普通ですが、XRPは例外でRipple.Inc(リップル社)というリップルを管理する組織が存在します。

すでに一部の銀行などでは取り入れられており、実際に国際送金に使われた事例も発表されています。

リップル(XRP)とは?購入方法やウォレットを紹介!現在のチャートと今後の価格予想も

ライトコイン(LiteCoin/LTC)

ライトコインは、以前からビットコインで問題視されていたスケーラビリティの問題を解決するために開発が進められている仮想通貨です。
スケーラビリティの問題をいち早く解決していたこともあり、取引が承認されるところはビットコインよりも数倍早く、着金も早いという特徴があります。

また、ビットコインが高価な金(きん)だとすると、ライトコインは金より安価な銀という立ち位置であり、ビットコインと似た性質を持ちながらビットコインよりもはるかに安く購入できるというメリットがあります。

仮想通貨ライトコイン(Litecoin/LTC)。特徴、将来性、価格、取り扱い取引所は?評価やよくある質問も紹介!

ネム(NEM/XEM)

ネムは仮想通貨コミュニティで誕生しました。国や政府などの既存の組織の枠組みを離れた新たな経済圏を作り出すことを目指すという目標を掲げられて作られており、独特な機能も有しています。

仮想通貨をマイニングする際、基本的には作業量が多い(コンピューターリソースをより多くマイニングに割いている)方により多くの報酬を支払うということが普通ですが、ネムの場合は「ハーベスト」といい、資金力を持つマイナーに報酬が集中しないようにネムの保有量と保有期間に合わせて報酬額を決める仕組みを提供しています。

仮想通貨ネム(NEM/XEM)の将来性は?特徴、価格、取引所、買い方など徹底解説

モナコイン(MonaCoin/MONA)

モナコインは日本で有名な掲示板の一つ「2ちゃんねる」発祥の仮想通貨です。登場した当時は2ちゃんねるなどのコミュニティで使われていましたが、現在ではモナコインでの支払いに対応した店舗が増えてきていたりするなど、コミュニティの枠組みを超えた実需が増加しつつある仮想通貨でもあります。

仮想通貨モナコイン(Monacoin/MONA)の特徴、将来性、価格、取り扱い取引所は?評価やよくある質問も紹介!

リスク(Lisk/LSK)

リスクとは、イーサリアムと同じように分散型アプリケーション(DApps)のプラットフォームで使用することができる仮想通貨として開発されました。イーサリアムとは異なり、開発にはWebで最も使われているプログラミング言語にあるJavascriptが使われています。

そのため、イーサリアムなどの他のDAppsよりも開発敷居が低く、参入しやすいという特徴があります。

仮想通貨リスク(Lisk/LSK)の特徴、将来性、価格、取り扱い取引所は?評価やよくある質問も紹介!

ファクトム(Factom/FCT)

厳密には「ファクトム」とはプラットフォーム名であり、正式な通貨名称は「Factoid」なのですが、一般的にはファクトムとして流通しています。
ファクトムは、重要な書類データをブロックチェーンを用いて安全に管理するために開発されたプラットフォームで利用される仮想通貨です。
非常に強固なセキュリティを誇るブロックチェーンを利用することで、機密情報の流出を防ぐ目的を持って開発が進められています。

仮想通貨ファクトム(Factom/FCT)の特徴、将来性、価格、取り扱い取引所は?評価やよくある質問も紹介!

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仮想通貨は詐欺コインに注意!

この記事で紹介した仮想通貨は、すべて金融庁の承認を受けている取引所で扱っているものなので詐欺コインではありませんが、国内の取引所に上場していない仮想通貨の中には詐欺コインと言われるものもあり、価値が全くと言っていいほど存在しない通貨や、ビットコインを集めるためだけに作られた悪質な仮想通貨も存在します。

そのような仮想通貨に関わらないようにするためにはしっかり情報を精査する必要があります。初心者にはなかなかハードルが高いかもしれませんが、先ほども言った通り、少なくとも国内の取引所に上場している仮想通貨は安心して取引できますので、まずはこれらの銘柄に投資することから始めてみると良いでしょう。

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