
チャートや価格変動のチェックをするに当たり、取引ツールは大切です。
仮想通貨取引所アプリはどれを選んだらいいのか、という疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
そこで、この記事では、それらの疑問を解決できるように、おすすめの仮想通貨取引所アプリとは、どのようなものがあるのかについて、説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
仮想通貨関連アプリは種類さまざま
近年の仮想通貨バブルなどから世間において仮想通貨の認知度が上がり、それに伴いさまざまな仮想通貨アプリが登場してきました。
仮想通貨に関連するアプリは、大まかに分けると以下のようなタイプがあります。
- 取引所の専用アプリ
- ウォレットアプリ
- チャートアプリ
- 情報収集アプリ
- ポートフォリオ管理アプリ
- セキュリティ対策アプリ
など
これらのアプリは具体的にどのようなものなのかについて、以下において説明していきます。
仮想通貨取引所の専用アプリ
「仮想通貨取引所の専用アプリ」とは、パソコンを利用しなくても、スマートフォンの専用のアプリを利用することによって、仮想通貨の取引ができるものです。
「仮想通貨取引所の専用アプリ」の具体的な例としては、「bitFlyer」(ビットフライヤー)、「GMOコイン」、「Coincheck」(コインチェック)などがあります。
ウォレットアプリ
「ウォレットアプリ」とは、スマートフォンの専用のアプリから、仮想通貨の保管や、他のウォレットへの送金などができる仮想通貨の財布の機能を持つアプリのことです。
ウォレットは2つのタイプに分類されており、インターネットに接続可能な環境で上記の機能を利用することができるものが、「ホットウォレット」、インターネットに接続されていない状態のウォレットのことを「コールドウォレット」、などと分類しています。
「ウォレットアプリ」の具体的な例としては、「Ginco」(ギンコ) 「NEM Wallet」などです。
チャートアプリ
「チャートアプリ」とは、スマートフォンの専用のアプリで、デイトレーダやスイングトレーダなどが仮想通貨の取引を行う際に利用するアプリのことです。
「チャートアプリ」の利用用途としては、MACDやボリンジャーバンドなどのテクニカル指標を活用して仮想通貨の売買のタイミングなどを分析します。
「チャートアプリ」の具体的な例としては、「Trading View」や「bitbank.cc」などです。
情報収集アプリ
「情報収集アプリ」とは、スマートフォンの専用のアプリで、仮想通貨に関連する情報の収集を行う際に利用するアプリのことです。
仮想通貨投資や、世の中の動向をチェックするには、情報の収集が必要になり、「情報収集アプリ」を活用すれば、効率的に情報を集めることができます。
「情報収集アプリ」の具体的な例としては、「コイン相場」や「MYCOIN」などです。
ポートフォリオ管理アプリ
「ポートフォリオ管理アプリ」とは、スマートフォンの専用のアプリで、自身が保有している複数の仮想通貨をまとめて管理することができるアプリのことです。
複数の仮想通貨をバラバラに管理しているととても不便なので、複数の仮想通貨に投資する場合に利用されます。
「ポートフォリオ管理アプリ」の具体的な例としては、「Blockfolio」や「Cryptofolio」などです。
セキュリティ対策アプリ
「セキュリティ対策アプリ」とは、スマートフォンの専用のアプリで、自身が保有している仮想通貨をコンピューターウイルスなどから保護してくれるアプリのことです。
実際にウイルスをスマートフォンに仕込み、ウォレットに不正アクセスを行い、資産を盗んでいくような被害の発生もあり、仮想通貨を安全に管理するには、「セキュリティ対策アプリ」の導入が重要になってきます。
「セキュリティ対策アプリ」の具体的な例としては、「Avast」や「ノートン」などです。
仮想通貨取引所を選ぶならアプリがあるところ
仮想通貨取引所の選び方が分からない初心者は、日本国内の取引所を選ぶのがおすすめで、さらに、専用アプリがあり、取引ツールが揃っていると取引しやすいです。
また、それだけでなく以下のような要素があるとさらに利便性が高くなります。
取扱通貨の種類が多い
取り扱っている通貨の種類が多いほど、さまざま取引が可能なので、多様なトレードを実現することができます。
取引量が多い
取引所での取引量が多いと、利用者が買いたいときに通貨を買うことができ、売りたいときに売ることができるので、非常に利便性が高いです。
手数料(スプレッド)の安さ
手数料(スプレッド)が安い取引所の場合、その手数料が安い分だけ利用者の利益の額が増えることになるので、効率的に資産を増やしたい場合に利便性が高いです。
仮想通貨取引所アプリおすすめランキング
おすすめの仮想通貨取引所アプリとしては、以下のようなものがあります。
GMOコインの「ビットレ君」
「ビットレ君」とは、GMOインターネット(東証一部上場) グループ傘下であるGMOコインが運営する公式の仮想通貨FXアプリのことです。
「ビットレ君」の具体的な機能としては、以下のものが挙げられます。
- ビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、リップル、5種類の仮想通貨FXの注文が可能である
- スマホから秒単位でできる「スピード注文」があること
- 必要十分な情報量のチャート画面で屋外でもしっかりと値動きを確認できる
「ビットレ君」は、トレード画面の見やすさや、使いやすさが好評で、スマホからスピーディかつ本格的に取引を行える点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあります。
- GMOインターネット(東証一部上場)グループで蓄積された金融サービス提供のノウハウを基に、堅牢なセキュリティと管理体制の整備が可能なので、安心して仮想通貨の取引かできること
- 仮想通貨の価格変動を活かして収益を狙えるレバレッジ取引も利用できるという点があること
- 販売所では、手軽に仮想通貨を購入でき、仮想通貨FXでは、アルトコインのレバレッジ取引も可能、また、取引所では最大レバレッジ4倍の取引ができること
注文方法
注文方法には、
- 成行注文
- 指値注文
- OCO
- IFD
- IFDOCO
- スピード注文
があります。
成行注文
成行注文とは、売買値段を指定せずに注文する方法のことで、基本的に素早く注文を実現したい場合や、急な価格変動中に損切りをする時に使用することが多いです。
指値注文
通常注文とは、売買したい金額を入力して注文し、設定金額に達すると自動で設定金額での取引が実現できる方法です。
OCO
OCOとは、One Cancels the Other orderの略で、2つの注文を同時に出してどちらかの注文が約定すればもう一つの注文が自動的にキャンセルされる取引方法のことで、初めての売買ではなく、すでにポジションを持っている場合に使用されます。
IFD
IFD とは、If doneの略で、2つの注文を同時に出し、最初の注文が実現された場合、2つ目の約定が自動的に行われる注文方法のことで、新規注文する場合のみ選ぶことができます。
IFDOCO
IFDOCOとは、IFDとOCOを組み合わせた注文方法のことで、指値注文すると共に、利確や損切りの注文も出したいという時に使われます。
スピード注文
スピード注文とは、1タップすることで、即時発注ができる注文方法のことで、新規注文からすでにポジションを持っている場合でも利用可能です。
DMM Bitcoin
DMM Bitcoin は、動画販売やFXなど幅広い分野で事業展開している国内大手のインターネット企業であるDMM.comが運営している仮想通貨取引所のことです。
DMM Bitcoinの具体的な機能としては、以下のものが挙げられます。
- スマートフォン版取引システムアプリ(iOS、Androidに対応したネイティブアプリで、機能性もPC版取引システムに匹敵する機能をアプリに搭載されているので、チャートを見ながらの「ワンタッチ」発注も可能になっている)
- PC版取引システム(取引に必要な機能・情報が集約され、レイアウト変更も自由自在で、オリジナル仕様にカスタムでき、チャート機能が充実しており、チャートから注文も可能になっている)
DMM Bitcoinは、トレード画面が見やすく、機能も使い勝手がよく、スマホから素早く、本格的に取引を行える点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあるようです。
- ビットコインを含め、7種類もの仮想通貨取引が可能になっていること
- 入出金手数料や、取引手数料などのさまざまな手数料が無料であること
- メールやLINEを利用して、土日祝も含めた365日対応サポート体制が受けられること
DMM Bitcoinの使い方としては、以下のようになります。
取引方法切り替えタブ
取引方法切り替えタブを使うと、レバレッジと現物取引の切り替えを行うためのタブで、レバレッジ取引をしたい場合は、「レバレッジ」をクリックし、現物取引をしたい場合は、「現物」をクリックすることで切り替えを行うことができます。
銘柄ごとのチャート、取引情報
銘柄ごとのチャート、取引情報では、各銘柄のチャートや取引価格の確認を行うことができます。
これを利用して、自身が売買したい銘柄の値動きをチェックして、売買の意思決定に役立てるのに利用するようです。
注文方法
DMM Bitcoinの注方法は以下のようなものがあります。
ストリーミング注文
ストリーミング注文とは、今まさに取引画面に表示されている価格で売買できる注文方法のことです。
よく似た方法として成行注文がありますが、成行注文の場合発注してからそのデータが業者に届くまでの時間に価格が変動することがあり、意図した価格とは違う価格で約定する場合があります。
しかし、ストリーミング注文の場合は、タイムラグの影響を受けることなく、画面に表示されている価格での売買の実現が可能です。
指値注文
通常注文とは、売買したい金額を入力して注文し、設定金額に達すると自動で設定金額での取引が実現できる注文方法です。
逆指値注文
逆指値とは、指定した価格より高くなったら買い、指定した価格よりも低くなった売りの注文を入れる手法で、指値注文とは反対の注文方法になります。
OCO
OCOとは、One Cancels the Other orderの略で、2つの注文を同時に出してどちらかの注文が約定すればもう一つの注文が自動的にキャンセルされる取引方法のことで、初めての売買ではなく、すでにポジションを持っている場合に使用されます。
Coincheck(コインチェック)
Coincheck(コインチェック)は、コインチェック株式会社が運営している仮想通貨取引所のことです。
Coincheck(コインチェック)の具体的な機能としては、以下のものが挙げられます。
現物取引およびレバレッジ取引が可能であること
野外でもアプリを利用して簡単にチャートの確認や取引ができる。
ほとんどの通貨をコールドウォレット(オフライン)で管理できる
Coincheck(コインチェック)は、取引画面が見やすく、機能も豊富で、スマホを利用すれば、初心者でも野外から簡単にトレードできる点が特徴になっています。
また、メリットとしては、以下のようなものがあるようです。
- 全12種類もの仮想通貨の取り扱いをしていること
- 公共料金(電気料金)のビットコイン支払いに対応していること
- 店舗でのビットコイン決済の導入にも対応していること
注文方法
Coincheck(コインチェック)の注文方法としては、以下のようになります。
成行注文
成行注文とは、売買値段を指定せずに注文する方法のことで、基本的に素早く注文を実現したい場合や、急な価格変動中に損切りをする時に使用することが多いです。
指値注文
通常注文とは、売買したい金額を入力して注文し、設定金額に達すると自動で設定金額での取引が実現できる方法です。
逆指値注文
逆指値とは、指定した価格より高くなったら買い、指定した価格よりも低くなった売りの注文を入れる手法で、指値注文とは反対の注文方法になります。
現物取引
取引所に預けてある金額を使用して、その限度内の金額の範囲内で、仮想通貨の売買を行う取引方法のことです。
レバレッジ取引(FX)
取引所に預けてある金額を証拠金としてそれ以上の金額を動かすことができる取引方法のことです。
レバレッジ取引(FX)により、元手金額の5倍の金額までの大きな取引ができます。
BITPoint(ビットポイント)の「BITPoint Lite」
BITPoint(ビットポイント)の「BITPoint Lite」は、株式会社ビットポイントジャパンが運営する仮想通貨取引所アプリのことです。
BITPoint(ビットポイント)の「BITPoint Lite」の具体的な機能としては、以下のものが挙げられます。
- スマホでビットコイン、ビットコインキャッシュ、イーサリアム、ライトコイン、リップルなどの仮想通貨の売買が簡単にできること
- 野外でもアプリを利用して簡単にチャートの確認や取引ができる。
- 保有している仮想通貨・日本円の状況が「資産サマリー」という機能の円グラフで確認する事ができること
BITPoint(ビットポイント)の「BITPoint Lite」は、ユーザーインタフェースが優れているので、トレードを簡単に行える点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあるようです。
- 取引量の多い通貨を扱うことで、流動性の高い取引を提供しているので、取引の成立がさせやすいこと
- 仮想通貨初心者でも操作が簡単なので、急な価格変動時や空き時間でもすぐに売買することができるので利便性が高い
- 独自のウォレットの仕組み「ウォームウォレット」を構築し、高いセキュリティを実現していること
注文方法
BITPoint(ビットポイント)の「BITPoint Lite」の注文方法としては、以下のようになります。
成行注文
成行注文とは、売買値段を指定せずに注文する方法のことで、基本的に素早く注文を実現したい場合や、急な価格変動中に損切りをする時に使用することが多いです。
なお、「BITPoint Lite」のアプリでは成行でしか注文できないので、注意が必要です。
bitbank(ビットバンク)
bitbank(ビットバンク)とは、ビットバンク株式会社が運営する仮想通貨取引所のことです。
bitbank(ビットバンク)の具体的な機能としては、以下のものが挙げられます。
- スマホで6種類の仮想通貨の売買がいつでも簡単にできること
- アプリに搭載された豊富な取引機能を利用し、野外でも簡単にチャートの確認や取引ができること
- 100を超えるテクニカル分析を使えるTradingViewが利用できること
bitbank(ビットバンク)は、アプリでも豊富なテクニカル分析を利用してトレードできる点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあるようです。
- 入出金手数料や、口座開設費用、口座維持費用が無料であること
- 豊富なテクニカル分析を備えたTradingViewが利用できることから、高いレベルでのトレードができること
- オフラインのコールドウォレットやマルチシグにより高いセキュリティを実現していること
注文方法
bitbank(ビットバンク)の注文方法としては、以下のようになります。
成行注文
成行注文とは、売買値段を指定せずに注文する方法のことで、基本的に素早く注文を実現したい場合や、急な価格変動中に損切りをする時に使用することが多いです。
指値注文
通常注文とは、売買したい金額を入力して注文し、設定金額に達すると自動で設定金額での取引が実現できる方法です。
仮想通貨取引所アプリおすすめを参考にしよう
今回の記事ポイントは
- 仮想通貨アプリには、取引所の専用アプリや、ウォレットアプリ、チャートアプリ、情報収集アプリ、ポートフォリオ管理アプリ、セキュリティ対策アプリなどがあること
- 仮想通貨取引所を選ぶ基準としては、①アプリがあり、②取扱通貨の種類が多く、③取引量が多く、④手数料(スプレッド)が安いこと
- おすすめの仮想通貨取引所アプリとしては①GMOコインの「ビットレ君」、②DMM Bitcoin、③ Coincheck(コインチェック)、④BITPoint(ビットポイント)、⑤bitbank(ビットバンク)などがあること
この記事をご覧の皆さんは、上記のポイントに注意して、仮想通貨取引所の検討をすると良いのではないでしょうか。