仮想通貨取引所を手数料で比較!おすすめは?

国内海外問わず仮想通貨を取り扱っている取引所は非常に数多くあるほか、取引所によって取り扱っている仮想通貨の種類数や手数料も異なっています。

異なる要素のうちの手数料には複数種類があり、メイカー手数料やテイカー手数料など初心者には全くわからない用語が多数出てきます。

今回はより賢く仮想通貨を取引できるように、メイカー手数料などの取引する際の手数料について詳しく解説していきます。

仮想通貨・ビットコイン取引所おすすめランキング【最新比較】

仮想通貨取引所の手数料とは

仮想通貨の取引に発生する手数料は1種類だけではありません。手数料の種類を挙げると以下のようなものがあります。

  • メイカー手数料
  • テイカー手数料
  • レバレッジ手数料
  • ロスカット手数料

これらについて、それぞれどの取引のタイミングで発生する手数料なのか異なるので、詳しく見ていきましょう。

現物取引

レバレッジをかけないで現物取引ではメイカー手数料と定価手数料のどちらかが発生します。これは注文方法によって異なるのでそれぞれ解説します。

メイカー(Maker)手数料

メイカー手数料は指値注文が成立した際に発生する手数料です。定価手数料と比べると安く設定されてることが多く、0%に設定されていることも珍しくありません。

ただし一つ注意点があり、たとえ指値注文をした場合でも指値した結果が成行注文となってしまった場合、メイカー手数料ではなく後述するテイカー手数料が発生します。

なおメイカー手数料は指値注文が約定した際に発生するものですので、指値注文をしただけでは発生しません

テイカー(Taker)手数料

メイカー手数料は指値注文した際に発生することに対して、 テイカー手数料は成行注文を行った際に発生する手数料です。指値注文して成行注文を即約定するため、すぐにテイカー手数料が発生します。

仮想通貨FX

仮想通貨のFXを行う場合、現物取引の際に紹介したメイカー手数料とテイカー手数料のほかに、レバレッジ手数料やロスカット手数料が発生することがあります。

それとともに仮想通貨FXをする上で絶対に知っておきたいスプレッドについても解説していきます。

スプレッド

スプレッドは簡単にまとめるとと一番高く売ることができる価格から一番安く購入できる価格を引いた差額のことを言います。

例えば、ビットコインの一番安い売り注文が101万円で、一番高い買い注文が100万円だった場合のスプレッドは1万円になります。

ロスカットによる強制決済が発生する可能性があるFXで成行注文をしようと考えている方は絶対に覚えておきましょう。

レバレッジ手数料

別名ポジション管理料とも呼ばれるレバレッジ手数料は、レバレッジ取引して決済しないまま取引所ごとに設定された時間を迎える際にに発生する手数料です。

これはレバレッジ取引した仮想通貨を決済しない限り常に発生し続ける手数料であり、レバレッジ取引をする場合は必ずレバレッジ手数料について考えながら決済タイミングを決める必要があります。

ロスカット手数料

ロスカット手数料は価格の高騰や下落が原因でロスカットされた際に発生する手数料です。

ロスカットされるということはかなりの損失を負っていることになりますが、その損失に加えて手数料が発生しますので、絶対に避けておきたい手数料でもあります。

入出金

取引所によっては日本円や仮想通貨入出金する際に手数料が発生することがあります。

最後は入出金時の手数料について解説します。

入金手数料

入金手数料は主に日本円などの法定通貨を入金する際に発生します。仮想通貨の入金では発生することはほとんどありません。

具体的には銀行振込手数料やコンビニ入金手数料などに含まれていることが多いため、独立して入金手数料が設定されていることはあまりありません。

出金手数料

出金手数料は仮想通貨別の取引所やウォレットに送金する際や現金化して出金したい際に発生する手数料です。

出金手数料は数百円であることが多いですが、頻繁に出金を行う場合は手数料を合計すると結構な額になる可能性があるため、気をつけておきましょう。

手数料で比較!仮想通貨取引所ランキング

有名な国内取引所の手数料についてまとめてみましたので、まだ仮想通貨取引所の口座を開設していない場合は参考にしてみてください。
また、何か一つ取引所を利用している方もこれを機に利用する仮想通貨取引所の乗り換えを検討してみてもいいでしょう。

DMM Bitcoin

DMM Bitcoinはロスカット手数料がないため、万が一ロスカットが発生しても追証が発生するレベルの大損失さえ出さなければ、ロスカットによる確定損失しか生まれないようになっています。

運営会社 株式会社 DMM Bitcoin
取引手数料 無料
取扱通貨 7種類
最小取引量 0.001 BTC
レバレッジ 4倍で固定
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 無料
テイカー手数料 無料
レバレッジ手数料 0.04%/日
ロスカット手数料 なし
入金手数料 無料(銀行振込の場合は必要)
出金手数料 無料(一部のアルトコインは有料)

BITPoint(ビットポイント)

bitpointはとにかく無料です。MT4取引でなければレバレッジ取引でも手数料がかからないため非常におすすめです。

運営会社 株式会社ビットポイントジャパン
取引手数料 無料
取扱通貨 5種類
最小取引量 0.0001 BTC
レバレッジ 最大4倍
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 無料
テイカー手数料 無料
レバレッジ手数料 無料
MT4取引の場合は0.035%/日
ロスカット手数料 無料
入金手数料 無料
出金手数料 無料

GMOコイン

GMOコイン最大の特徴は、指値注文による取引を成立させると逆に手数料をもらうことができると言う点です。例えば100万円分の指値注文をした場合、100円を追加でもらうことができるということです。
指値注文を約定させ続ける限り手数料で損することはないということですので、基本的に指値注文で取引を行っている方にはとてもおすすめです。

運営会社 GMOコイン株式会社
取引手数料 無料
取扱通貨 5種類
最小取引量 0.0001 BTC
レバレッジ ビットコインは10倍、アルトコインは5倍
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 -0.01%
テイカー手数料 0.05%
レバレッジ手数料 0.04%/日
ロスカット手数料 なし
入金手数料 無料
出金手数料 無料

bitbank(ビットバンク)

bitbank(ビットバンク)もGMOコインと同様にメイカー手数料がマイナスになっています。しかし、こちらはGMOコインの5倍となっているため、手数料で少しでも稼ぎたい方にはこちらが向いています。
ただし、テイカー手数料が他の取引所と比べるとやや高いので、もしかしたら成り行き注文するかもしれないという方でマイナス手数料の取引所を利用したい場合であれば、bitbankではなくGMOコインがおすすめです。

運営会社 ビットバンク株式会社
取引手数料 無料
取扱通貨 6種類
最小取引量 0.0001 BTC
レバレッジ 最大20倍
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 -0.05%
テイカー手数料 0.15%
レバレッジ手数料 無料
ロスカット手数料 なし
入金手数料 無料
出金手数料 日本円:540円/756円(3万円以上)
仮想通貨:仮想通貨の種類による

Coincheck(コインチェック)

コインチェック

コインチェックは取引所ではビットコインしか取引することはできないものの、利用している投資家が非常に多いため板が動きやすく指値注文も通りやすいです。
また、成行注文も手数料が無料ですのでレバレッジ取引をしない場合は手数料を完全無料で利用することができます。

運営会社 コインチェック株式会社
取引手数料 無料
取扱通貨 9種類
最小取引量 0.001 BTC
レバレッジ 最大5倍
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 無料
テイカー手数料 無料
レバレッジ手数料 ロング:0.04%/日
ロスカット手数料 なし
入金手数料 銀行振込:使用する銀行による
コンビニ入金:756円/1000円(3万円以上)
クイック入金:756円/1000円(3~50万円)/入金額×0.108%+486円(50万円以上)
出金手数料 無料

Liquid by Quoine(リキッドバイコイン)

こちらの取引所はセキュリティが非常に高くてハッキングされたことが全くない取引所ですが、その代わりというべきかレバレッジ手数料がやや高めに設定されています。
現物取引は手数料無料ですので手数料を気にする必要はありませんが、レバレッジ取引をする場合には少々相性が悪い取引所となっています。
仮想通貨の出金は無料ですので、やはり現物取引を使用することに向いている取引所です。

運営会社 QUOINE株式会社
取引手数料 無料
取扱通貨 6種類
最小取引量 0.001 BTC
レバレッジ 2倍、4倍、5倍、10倍、25倍
スプレッド 仮想通貨により異なる
メイカー手数料 無料
テイカー手数料 無料
レバレッジ手数料 0.1%/日
ロスカット手数料 決済合計額×0.2%
入金手数料 無料
出金手数料 日本円:500円+銀行手数料
仮想通貨:無料

仮想通貨取引所は手数料が安いところを選ぼう

仮想通貨で少しでも利益を出しやすくしたいのであれば、とにかく手数料が安い取引所を利用することが必要不可欠です。
一度購入した後は当分先まで売却する予定がない場合、そこまで大きな影響はないかも知れませんが、塵も積もれば山となるということわざがあるように頻繁に取引を行う場合は手数料がかなりかかってしまいます。
ですので、利用する取引所にこだわりがないのであればとにかく手数料が安い取引所を利用するようにしましょう。

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