仮想通貨取引所は未成年でも利用できるのか、という疑問を抱いている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、どのようにすれば仮想通貨取引所は未成年でも利用できるのかについて説明します。
仮想通貨取引所は未成年でも登録できる
投資に興味を持った学生の方は「未成年でも仮想通貨を買うことはできるの？」という疑問を持つかもしれません。
結論から言ってしまうと、未成年でも仮想通貨取引所を利用することができ、仮想通貨を購入することができます。
ほとんどの仮想通貨取引所には年齢制限なく、親の同意書さえあれば未成年でも仮想通貨取引所に口座開設することができるのです。
金融庁認可の仮想通貨取引所で始めよう
未成年が安心して仮想通貨取引を始めるなら金融庁が認可した国内の仮想通貨取引所がおすすめです。
仮想通貨に関する新しい制度の一環として、利用者保護やマネー・ロンダリング対策のために2017年4月に資金決済法が改正されました。
これにより、仮想通貨取引所は仮想通貨交換業を行う事業者として、金融庁、財務局から「金融庁認可」を受けることが必須となったのです。
「金融庁認可」を受けるためには、
①利用者保護措置
②利用者の資産の分別管理
③システムリスク管理
などの内容が審査され、十分な体制が整備されていると認められる必要があります。
利用者が安心して仮想通貨取引所を利用できるように導入された制度なので、金融庁認可の仮想通貨取引所に登録・口座開設すれば、未成年でも安心して取引できるでしょう。
未成年が仮想通貨取引をするメリットとは
未成年が仮想通貨取引をするメリットは、仮想通貨であれば少額から投資を始められること、また若い内から経済的・国際的な知識が得られることにより、投資の勉強になることなどが挙げられます。
少額から始められる
仮想通貨取引は、株式やFXなどの投資と比較すると少額から始められるので、資産が少ない未成年でも投資が始めやすくなっています。
例えば株式投資の場合、銘柄によっては投資するための最低資産が100万円以上になってしまい、未成年にはハードルが高くなってしまいますが、仮想通貨の場合数千円あれば取引を行うことができます。
投資の勉強になる
仮想通貨取引を始めることによって、日本のみならず、世界中の仮想通貨に関する情報から経済的、国際的な情報などを自ら収集する機会が増えます。
これらの機会の増加により、未成年の頃から経済を含む、世界の動向をチェックし、学習する習慣を身につけることができ、他の同世代の人と比較しても将来的に有利です。
未来への先行投資として、仮想通貨取引を検討してみてもいいかもしれません。
未成年が仮想通貨取引所で口座開設する方法
未成年が仮想通貨取引所で口座開設するには、具体的にどのようにすればいいのか、以下において説明していきます。
親の同意が必要
仮想通貨取引を始めるためには、親の同意を得て同意書を書いてもらう必要があり、もし親の同意が得られない場合には取引を始めることができません。
スムーズに同意をもらうための対策としては、仮想通貨取引について事前に勉強し、やりたい気持ちや熱意を必死に伝える努力をすることなどがあります。
その上で、うまく同意が得られない場合、取引は小遣いやバイト代の範囲内で行うこと、利益や損益の報告をするなどの条件を付けて交渉してみるのも1つの方法です。
メールアドレス登録
仮想通貨取引所で口座開設するには、メールアドレスの登録が必要になりますが、この際には携帯キャリアのメールアドレスではなく、Yahoo!メールやGメールなどのフリーメールで登録した方がいいでしょう。
携帯キャリアのメールアドレスの場合、迷惑メールフィルタに引っかかる可能性があり、後に不都合が発生してしまうかも知れないので注意が必要になります。
個人情報の入力
メールアドレスの登録が終了すれば、次に、個人情報の入力をしなければならず、その具体的な内容は、個人の氏名、年齢、生年月日、住所、電話番号、銀行口座の情報などがあります。
個人情報の入力の際には、入力ミスがないように注意して、入力作業を行いましょう。
本人確認書類・親権者同意書のアップロード
メールアドレス登録、個人情報の入力が終了したら、本人確認書類、親権者同意書のアップロードを行う必要があります。
この際にも、アップロードする書類の確認を再度行い、ミスがないようにするのが大切です。
ハガキを受け取る
今まで説明してきた作業がすべて終了すれば、郵送されてきたはがきを受け取り、記載されている本人確認コードを会員用画面のアカウントの本人確認のページに入力することで口座開設が完了します。
未成年におすすめの仮想通貨取引所ランキング
ここからは、未成年や初心者におすすめの仮想通貨取引所を紹介します。
bitpoint（ビットポイント）
BITPoint（ビットポイント）には「BITPoint Lite」という仮想通貨取引所アプリがあります。ユーザーインタフェースが優れているので、トレードを簡単に行える点が特徴です。
メリットとしては、以下のようなものがあ挙げられます。
- 取引量の多い通貨を扱うことで、流動性の高い取引を提供しているので、取引の成立がさせやすい
- 仮想通貨初心者でも操作が簡単なので、急な価格変動時や空き時間でもすぐに売買をする事ができ利便性が高い
- 独自のウォレットの仕組み「ウォームウォレット」を構築し、高いセキュリティを実現している
DMM Bitcoin
DMMBitcoinは、動画販売やFXなど幅広い分野で事業展開している国内大手のインターネット企業であるDMMグループが運営している仮想通貨取引所です。
DMM Bitcoinは、トレード画面が見やすく、機能も使い勝手が良く、いつでもどこでもスマホから本格的な取引ができる点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあります。
- ビットコインを含め、7種類もの仮想通貨取引が可能になっていること
- 入出金手数料や取引手数料などのさまざまな手数料が無料であること
- メールやLINEを利用して、土日祝も含めた365日対応サポート体制が受けられること
GMOコイン
GMOコインとは、GMOインターネット(東証一部上場) グループ傘下であるGMOコインが運営する仮想通貨取引所です。
GMOコインは、トレード画面の見やすさや、使いやすさが好評で、スマホからスピーディかつ本格的に取引を行える点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあります。
- GMOインターネット(東証一部上場)グループで蓄積された金融サービス提供のノウハウを基に、堅牢なセキュリティと管理体制の整備が可能なので、安心して仮想通貨の取引かできる
- 仮想通貨の価格変動を活かして収益を狙えるレバレッジ取引も利用できる
- 販売所と取引所、両方の機能がある
- 仮想通貨FXでは、アルトコインのレバレッジ取引も可能で最大倍率は4倍
Coincheck（コインチェック）
Coincheck（コインチェック）は、取引画面が見やすく、機能も豊富で、スマホを利用すれば、初心者でも野外から簡単にトレードできる点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあります。
- 全10種類もの仮想通貨を取り扱っている
- 公共料金（電気料金）のビットコイン支払いに対応している
- 店舗でのビットコイン決済の導入にも対応している
bitbank（ビットバンク）
bitbank（ビットバンク）は、アプリでも豊富なテクニカル分析を利用してトレードできる点が特徴になっています。
メリットとしては、以下のようなものがあります。
- 入出金手数料や口座開設費用、口座維持費用が無料である
- 豊富なテクニカル分析を備えたTradingViewが利用できることから、高いレベルでのトレードができる
- オフラインのコールドウォレットやマルチシグにより高いセキュリティを実現している
未成年も仮想通貨取引所で口座開設してみよう
今回の記事ポイントは
- 仮想通貨取引所は未成年でも登録できるが、親の同意が必要であること
- 未成年でも安心して取引所を利用するために、金融庁認可の仮想通貨取引所に登録して、取引することが重要であること
- 未成年が仮想通貨取引をするメリットとしては、
①仮想通貨取引は株式やFXなどの投資と比較して少額から始められ、
②仮想通貨取引を始めることによって、日本のみならず世界中の仮想通貨に関する情報から経済的、国際的な情報などを自ら収集する機会が増え投資の勉強になる、
などがあること
この記事をご覧の未成年の方は、上記のポイントに注目して、仮想通貨取引所の利用を検討してみてはいかがでしょうか。
