ソフトバンク子会社、ハンドルがない自動運転バスを公道で走行 国内初

ソフトバンクの子会社であるSBドライブが7月3日(水)〜5日(金)の期間、東京・港区のイタリア街で自動運転バス「NAVYA ARMA(ナビヤ アルマ)」の実証実験を行なっています。

国内の公道で初となる自動運転車の走行

「NAVYA ARMA」はフランススタートアップ企業であるNAVYAが手がけた、ハンドルがない自動運転バスです。GPSなどで自車位置を測定すると3D LiDAR(レーザースキャナー)などで障害物を検知し、あらかじめ設定したルートを低速で走行します。走行速度や車両に設置されたセンサーによる障害物の検知範囲などは、SBドライブが走行環境に合わせて設定します。

SBドライブは「NAVYA ARMA」の公道での走行実証を目的に同車両を改造し、国土交通省関東運輸局長から道路運送車両の保安基準55条による基準緩和認定を受け、車両の新規登録(ナンバーの取得)を行いました。これに伴い、7月3日(水)〜5日(金)の期間中は東京・港区のイタリア街において、改造した「NAVYA ARMA」を走行する実証実験が実施されています。

実証実験では国土交通省や警察庁、SBドライブの共同研究先である東京大学の生産技術研究所「中野公彦研究室」をはじめとする関係者と検討・協議の上、訓練を受けた運転手と運転手を補助する保安要員が乗車。緊急時は手動運転に切り替えることができるようになっており、不測の事態に備えます。
なお自動運転を前提に設計された車両が一般車両の進入を制限することなく公道を走行することは、今回の実証実験が国内初となります。

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