キャッシュレスのメリット・デメリット、現金と比較して解説

20%還元で話題になったPayPay(ペイペイ)や、WAON(ワオン)やSuica(スイカ)などの電子マネーなど、キャッシュレス決済のサービスが話題になっています。
そこで、この記事ではキャッシュレスのメリットやデメリットを、現金払いと比較しながら整理してまとめました。

キャッシュレスとはどんなものか、どんな種類があるのかといった基本的なことから解説します。

話題のキャッシュレス決済!メリットやおすすめのサービス、種類、特徴、使えるお店は?

キャッシュレスとは


キャッシュレスとは、現金を使わずに支払いをする方法のことで、現金いらずの決済をキャッシュレス決済と呼びます。
キャッシュレスはまったく新しいジャンルではなく、以前から使われていたクレジットカードやデビットカードもキャッシュレス決済です。

最近になってスマホアプリを使って支払いをするスマホ決済・QRコード決済が注目を集めており、急激にキャッシュレス化が広がっています。
経済産業省がキャッシュレス化を進めていることも後押しとなって、これまで現金払い以外に興味がなかった人もキャッシュレスを利用する人が増加傾向にあります。

キャッシュレスの種類

キャッシュレスの種類は主に、クレジットカードやデビットカード、電子マネーです。
また、アマゾンや楽天市場などネットショッピングのオンライン決済も一般的になっていますし、携帯電話と合算で支払いをするキャリア決済もよく使われるようになっています。

こういった従来からあるキャッシュレスに加えて、最近急激に利用者が増えているのがスマホ・QRコード決済です。スマホだけで決済できる手軽さとお得なキャンペーンで大きな話題になっています。

キャッシュレスのメリットを現金と比較


世の中で大きな話題となっているキャッシュレス決済ですが、まだ現金払い主流です。
現金と比べてキャッシュレスのメリットは以下のようなところです。

  1. 財布がいらない
  2. 決済が簡単になる・決済が早い
  3. お得なポイント還元がある
  4. お金の管理が簡単になる
  5. セキュリティ面も安心感がある

財布がいらない

キャッシュレスのメリットはカード1枚、またはスマホひとつあれば支払いができますので、お財布がいらなくなるのがメリットです。
小銭をたくさん持ち歩いたり、財布が分厚くなったりするのを防ぐことができます。

また、海外旅行に行くときは高額の現金を持ち歩くのは心配ですが、キャッシュレスなら最小限で済み、両替の手間も不要です。

決済が簡単・早い

非接触型のタッチ決済やスマホアプリの支払いは、お店の端末にかざすだけで支払いできますので、決済が簡単で早いのもメリットです。

現金の場合はお財布からお金を取り出して店員に渡し、店員からお釣りを受け取って財布に入れるという一連の動作が必要ですが、キャッシュレスならそれがかざすだけで完了します。
ちょっとした違いのようですが、実際に使ってみるとその便利さに驚く人が多いでしょう。

ポイント還元がお得

キャッシュレスで支払いをするとポイント還元があるのもメリットです。
現金払いに不都合は感じないけど、ポイント還元目当てでキャッシュレスを使う人も多くいます。

お買い物した金額に応じて一定割合のポイントがもらえたり、割引されるクーポンが配布されることも。
現在は世の中でキャッシュレスが大きく注目されていますので、今後もしばらくは大きなキャンペーンやクーポンの配布が頻繁に行われるでしょう。

お金の管理がしやすい

キャッシュレスは現金払いよりもお金の管理がしやすいのもメリットです。
利用履歴がしっかりと残りますので、いつ何にいくら使ったかを毎回記録しなくても履歴を見れば一目瞭然。
現金払いの場合は自分でレシート保管して記録しておかなくてはなりません。

家計簿をつけるのもラクに記録・管理ができます。

セキュリティーや補償で安心・安全

さらに、セキュリティー面でも安全で、万一の場合は補償制度があるため安心して利用できるのもよいところです。

昔からクレジットカードは盗難紛失に関する24時間のコールセンターがあったり、不正利用の補償もしっかりしています。
それと同じように、新しいスマホ決済でも不正利用の補償があり、たとえばLINE Payの場合はスマホ紛失やパスワード漏洩に関連する不正利用に対して、最大10万円の補償が可能です。

現金の場合は、財布を落としたり盗まれたりしたらなかなか取り戻すことはできなくなります。
決済業者のセキュリティーに守られているというのもキャッシュレス決済のメリットです。

キャッシュレスのデメリットを現金と比較


メリットの多いキャッシュレスですが、いくつか注意点もあります。
キャッシュレスのデメリットもしっかりと確認して、状況に応じて現金と使い分けるようにすることが大切です。

お金を払っている実感がない

キャッシュレスサービスでは手軽に支払いができることから実感がなく、人によってはお金を払っている感覚が麻痺してしまう心配もあります。

特にクレジットカードや携帯電話キャリア決済は現金を持っていなくても買い物ができますので、使い過ぎに注意することが大切です。
キャッシュレスのサービスでは一日あたり使える金額を自分で決めて制限できる機能もありますので、そういったものを活用しながら浪費しないように注意しましょう。

現金のみ対応のお店もある

現在経済産業省がキャッシュレス比率を上げるために施策をしていますが、まだキャッシュレス決済が浸透していない場所もあります。
大手コンビニやドラッグストア、家電量販店、飲食店のチェーン店はキャッシュレスに対応していますが、小規模のお店では使えないことも

また、キャッシュレス決済はサービスの種類が増えていますので、お店によって使えるものとそうでないものがあります。
現金ならどのお店でも使えますが、キャッシュレスの場合、使いたいサービスが使えるとは限らないという点に注意が必要です。

停電・充電切れの場合は何もできない

スマホ決済の場合は支払い時にアプリを立ち上げる必要がありますので、スマホが動作していないと決済できないというデメリットがあります。

現金なら現金の現物があれば支払いできますが、スマホ決済は端末が動作する必要があるのです。
たとえばスマホが故障したり紛失した場合や、充電切れになると残高が残っていても使うことができませんので注意が必要。
普段は便利でお得なスマホ決済を使いつつ、災害時などに備えて最低限の現金の準備はしておくようにしましょう。

キャッシュレス決済はメリット・デメリットを理解して使いこなそう


キャッシュレス決済を活用すれば、支払いが便利で素早くなり、なおかつ決済ごとにポイントが貯まるというメリットがあります。
決済履歴がスマホに残り、必要なときに簡単に確認できるのも便利です。
しかし、便利すぎてつい使いすぎてしまわないように注意が必要です。

メリットだけではなくデメリットも理解して、より安心してキャッシュレスを活用しましょう。

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