仮想通貨市場は軟調な様相、しばし下限でレンジ相場?下値ラインと戻りラインを探る展開か?

先週のコラム更新通り、基本的な見方は変わりありません。仮想通貨市場は軟調なままです。イーサリアム(ETH)はついに1万円を割れる場面、ビットコイン(BTC)も40万円を割り込み、徐々に30万円台に定着を見せ始めております。上がったところは売りが降ってくる状態です。

先週のコラム:ビットコイン(BTC)相場、戻りは限定的か?(12月5日公開)

仮想通貨関連の気になるトピックス

マイニング事業者の撤退が相次いでおりますが、損益分岐点が徐々にさがっているため、少しはマイニングの損益分岐点も良くなってきております。しかし、それでも利益確定の売りが入ってくるため、悪循環です。

ビットコインETF(承認可否)もまたまた延期となり、2019年2月末とのこと。またこれも伸びる可能性もありますので、市場参加者は嫌気が指しているでしょう。

買い材料が今のところありませんので、短期の戻り売りを目指していきたいと思います。

ビットコイン(BTC)日足チャート分析

ビットコイン(BTC)日足チャート分析_BITPoint出典:BITPoint

ビットコイン(BTC)の日足チャートです。
ボトム圏内でローソク足の実体が短くなっております。

投資家に迷いが生じている証拠でしょう。買いから入るプレイヤーも売りから入るプレイヤーも短期的なトレードに終えてしまうため、玉のぶつかり合いが繰り返されているのかもしれません。出来高が大きい割には、値が動かないのはそういった理由もあるかもしれません。

個人的には、順張りトレードしかやりませんので、戻り売りを検討しております。

日足レベルで40~50万円のレンジを完全に脱したかは定かではありませんが、日足レベルではレジスタンスポイントは41万円にちょっとしたラインが引けます。

このポイントを意識して1時間足をみていきましょう。

1時間足では下降トレンドラインを抜けてくる

出典:BITPoint

1時間足ですと、少し戻しそうな形状です。

下降トレンドラインを右側に抜けてきておりまして、385,000円を超えてきますと、390,000円のレジスタンスラインを伺う展開でしょう。

その上には、タイトにレジスランスラインがところどころ引けますので、本日〜明日のキーポイントとなるプライスとなりそうです。

一目均衡表の雲と絡めるなら、39万円前後がワークしやすそうです。

また直近41万円が際立った高値のため、もしここまで上値が伸びた場合、ファーストタッチはおおよそ下落すると思われます。そのタイミングを狙って短期的にショートも面白いかもしれません。

1時間足ですので、この戦略が使えるのは今晩からせいぜい金曜日ぐらいでしょうか?

いずれにしても戻りを試す展開からの日足ベースでショート戦略を取りたいと思います。

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