- 米CMEの情報筋、BTCのオプション取引が間も無くか
- The Blockの独占報道によると、米大手デリバティブ取引所CMEはBTCのオプション取引の提供に向けて準備を行なっている。年内ローンチする可能性もあるという。
米CMEの情報筋、BTCのオプション取引が間も無くか
仮想通貨メディアTheBlockの独自報道によると、米大手デリバティブ取引所CMEはビットコイン(BTC)のオプション取引の提供に向けて準備を整えている。
この事情を知る情報筋の話では、CMEは複数の流動性供給会社(専業マーケットメイカー)にビットコインオプションの詳細を共有しており、年内にも新たな取引商品をローンチする可能性があるという。
CMEは2017年12月18日よりCFTCの規制下でビットコイン先物を提供している。ビットコインが強気相場を入りした19年5月には、先物出来高が取引開始以来の最高値を記録するなど、同取引所におけるビットコイン関連商品の出来高は増加傾向にあった。
仮想通貨市場のオプション取引は、LedgerXやJEX(先日バイナンスに買収された)など複数の提供元がある一方、仮想通貨オプション取引市場の巨大シェアをDeribitが有している(90%以上)。この支配率は、仮想通貨デリバティブ市場において圧倒的な数字であるが、CMEなどの伝統的取引所なども仮想通貨オプション取引市場に参入することで、市場が過熱する可能性がある。
先月には、Deribit協力のもとOTC取引用に設計されたデリバティブ取引の新たなトーレディングプラットフォーム「Paradigm」なども公開されている。