急騰後レンジ相場を続けるBTCと今後の展望

ビットコイン(BTC)市場で起きた突発的な約30万幅の急変動は記憶に新しいと思いますが、本稿ではこれからの値動きについて考察していこうと思います。

10月25日から26日にかけて急騰したBTCは、現在触りづらいレンジで推移。まずは、一度下抜けしたディセンディングトライアングルから見ていこうと思います。

急騰によって大局のディセンディングトライアングルを上抜けし、現在リターンムーブでの底固めをしている段階に見えます。これが上目線で捉えることができるチャートです。

次にこちらの画像を見てください。

大局のペナントを下抜けした際のリターンムーブとしても見ることができます。筆者はこちらをメインで考えています。下目線というほどではないですが、積極的なロングポジションは取りづらい状況と言えます。

明確に下降トレンドを否定するためには、10000ドル(約108.8万円)を抜け、更に11000ドル(約119.7万円)付近まではローソク足の実体で上昇する必要があります。

現状では、ディセンディングトライアングルの上限ラインを割り込んではいないので、そこまで市場に売り込まれてはいませんが、徐々にショートカバー(ショートの精算での上昇)でしか上昇できない値動きに変化しつつあります。

つまり新規のロングポジションが入っているのではなく、ショートポジションの決済でしか上昇しなくなってきてる可能性があるという事を示しています。

値動き的には、9月の中頃から月末にかけての値動きをイメージしてもらうと分かりやすいと思います。(現在と9月のチャートを対比)

9月台の値動き

10月30日現在

ここから先、著者個人としては、吹き売りとショートカバーの初動へツッコミロングしか取ることはできないでしょう。直近のレジサポラインは9000ドル(約98万円)のサポートと9500ドル(103.4万円)のレジスタンスに挟まれている状態なのでどちらかに抜けるまで難易度の高い変動が続くと考えられます。

現状、積極的にロングポジションは取ることは難しい状況ではあると考えてはいますが、9500ドル(約98万円)を明確に抜けるケースが確認された場合は、半減期も近いことも理由に、ある程度上目線として市場もみる見方ができるかもしれません。

現在の市場状況から、このチャネルムーブは頭に入れておいたほうが良いと思います。9000ドル(約98万円)~9500ドル(約103.4万円)を抜けるまで自信がない方は触らなくても良いかと思います。

資産を増やす為、守るためにも慎重にトレードしていきましょう。

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