ドイツ銀行がJPモルガンのブロックチェーンを使った決済サービス「銀行間情報ネットワーク(IIN)」に参加した。フィナンシャル・タイムズが15日に報じた。IINはクロスボーダー(国をまたいだ)送金分野でリップル社やSWIFTとライバルになると見られている。 ...

【墨汁速報】米CMEビットコイン先物のオプション詳細を暫定的に公開 投資戦略はより複雑化

ビットコイン先物を提供するCMEは9月末に発表していた「ビットコイン先物のオプション」の詳細を発表。来年の2020年第1四半期にローンチ予定であり、CMEのビットコイン先物とビットコインオプションを駆使することで、より複雑なトレード戦略を可能とする。

CMEビットコインオプションの詳細

CMEのローンチ予定であるビットコインオプションは、ビットコインのオプションではなく「ビットコイン先物のオプション」というところに注意が必要だ。取引期間は米国中部標準時間の日曜日17:00pmから金曜日16:00pmまでとなり、ビットコイン先物と同様に1コントラクト5BTCとなる。

CMEビットコインオプションでの取引単位通常は25ドルとなっており、現在準備段階であるため5ドルに減らされる可能性もある。取引期間はビットコイン先物と同様になるため、四半期と四半期以外の限月で毎月最後の金曜日が決済日となる。

CMEコントラクトの詳細

出典:CME

増えるビットコイン先物の需要

CMEのビットコイン先物は2017年12月に上場され、ローンチ発表からビットコイン価格は230万円までの高騰を記録した。またCMEビットコイン先物の出来高は2019年5月にローンチ時からの約2200%の増加を記録し、その需要の高騰が伺えるだろう。

この圧倒的な需要からCMEはビットコイン先物の取引制限を5000BTCから2倍となる1万BTCへの引き上げをCFTCへ提出し、10月から適応されている。

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出典:TradingView

先物の次はビットコインオプション競争へ

CMEのビットコイン先物のオプションは2019年9月21日に発表されたが、約1ヶ月後となる10月24日にビットコイン現物で決済されるビットコイン先物を提供するBakktが、同様のビットコイン先物のオプションをローンチと発表したのは記憶に新しい。

Bakktのビットコインオプションは12月9日にローンチ予定となっており、CMEのビットコインオプションよりアナウンスは遅かったものの年内にローンチする予定となっている。今後米政府により適切に規制されたビットコイン先物やオプションコントラクトの選択肢が充実することで、機関投資家や大口トレーダーの需要を満たし、ビットコイン価格へ大きな影響を与えていくことになるだろう。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

参考
Options on Bitcoin Futures Coming Q1 2020

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