人事労務freee、従業員の年末調整で音声入力・読み上げに対応 視覚障害者、高齢者などをサポート

クラウド人事労務ソフト「人事労務freee」が、従業員による年末調整の情報確認・入力画面においてスクリーンリーダー(音声読み上げソフト)に対応しました。

freeeで進むアクセシビリティ対応

人事労務freeeの年末調整画面において、スクリーンリーダーを利用し入力・読み上げが行えるようになりました。
対応するスクリーンリーダーは「Windows NVDA」「iOS VoiceOver」「Android TalkBack」。音声で従業員情報・扶養親族・保険料控除・住宅ローン控除の確認・入力が可能であり、視覚障害者や高齢者など視覚的に操作が困難なユーザーの操作を補助します。

厚生労働省の「障害者雇用実態調査」によると、全国の雇用障害者のうち視覚障害者は3.6万人にのぼるといいます。また従業員数45.5名以上の事業主は、法定雇用率以上の割合で障害者を雇用する義務があります。
雇用障害者は、自身で記入が困難な場合は代筆してもらう機会が多く、代筆者の作業時間確保が必要になるほか、保険料や住宅ローンなど他人に見せ難い情報を伝えるという精神的苦痛が課題となっていました。

視覚障害者のうちスマートフォンの利用率は53%・タブレットは21%・パソコンは94%にものぼっており、freeeも各デバイスのアクセシビリティ(年齢や身体障害の有無に関係なく誰でも必要な情報に簡単にアクセスでき、利用可能なこと)対応を進めています。
今回の年末調整のスクリーンリーダー対応では、freeeで働く全盲のエンジニアが事前に操作確認を実施。使いやすさを追求し、スムーズに操作ができるか検証を重ねたといいます。

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