デジタル人民元の導入は1年以内か
中国系ブロックチェーンファンド「PoC」の責任者Edith Yeung氏は、中国人民銀行はこれまで5年間ほどの研究を重ねており、デジタル人民元に当たる「DCEP」の導入は、かなり慎重に調査した上でのプロジェクトであると言及した。
今回の発表についても、用意周到に用意したものであり、導入も6〜12ヶ月以内には行われるだろう、と見解を述べた。
Yeung氏によると、国内大手商業銀行およびAlipay・UnionPayなどの大手金融企業もDCEPの導入対象になるという。まずは商業セクターでDCEPの清算プロセスを行い、Alipayなどのキャッシュレスシステムを介して一般消費者への導入を行うと説明した。
官製デジタル通貨としての「DCEP」計画は、中国政府が10月28日に発表したもので、通貨の発行技術にはブロックチェーンが利用されている。