バイナンスがインドの仮想通貨取引所ワジールX(WazirX)を買収

世界最大手の仮想通貨取引所であるバイナンス(Binance)が11月21日、インドの仮想通貨取引所であるワジールX(WazirX)を買収したことをブログで発表した。加えて同ブログ内では、バイナンスがサービス提供しているバイナンス法定通貨ゲートウェイに25日からインドルピー(INR)が加わることも報告している。

インドは世界のブロックチェーン革命の中心に

バイナンスのジャオ・チャンポン(通称CZ)最高経営責任者(CEO)は、「インドの若い人たちは、新しい金融技術の採用や構築で優位に立っている。これによりインドは世界のブロックチェーン革命の中心となり、インド国内の大衆に仮想通貨の導入を促す重要な役割を果たすと私は信じている」とコメント。

同氏は、「ワジールXの買収は、インドの人々へ私たちのコミットメントと献身を示し、インドのブロックチェーンエコシステムを強化するとともにお金の自由を達成するための新たな一歩となった」とも語っている。

バイナンスのウェイ・ツォウ(Wei Zhou)最高財務責任者(CFO)は、「法定通貨から仮想通貨への橋渡しは、バイナンスの重要な使命である。ワジールXは、10億人以上の人々が住んでいる国で仮想通貨を購入するためのシンプルでまとまりのある方法を提供することでこれを助けるだろう」と述べた。

バイナンスと共有している使命へのもうひとつの歩み

ワジールXのニッサル・シェティ(Nischal Shetty)最高経営責任者(CEO)は、「仮想通貨の大規模な普及の次の段階は、世界中の発展途上国から生まれる。10億人以上の人口を抱えるインドは、大規模な仮想通貨の導入を準備している。バイナンスの買収によりインドだけでなく法定通貨の入り口を構築しなければならないすべての発展途上国が、対応する機会を得られる。この買収は、世界を分散化するというバイナンスと共有している使命のためのもうひとつの歩みだ」と語った。

ワジールXのシッダールタ・メノン(Siddharth Menon)最高執行責任者(COO)は、「法定通貨への橋渡しは、仮想通貨市場の規模と採用を決定する上で重要な役割を果たす。バイナンスは世界の主要トレーダーを全て擁しており、ワジールXは次世代のピアツーピア交換技術のための技術を試しテストしていた。私たちは法定通貨の橋渡しを解決することで世界中の大規模採用を促進する」と話している。

参考
Binance Acquires India’s Leading Digital Asset Platform WazirX to Launch Multiple Fiat-to-Crypto Gateways

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文:かにたま

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