リップル社員、仮想通貨投資とXRPの価格展望を語る
リップル社の従業員の一人Josh Lin氏は、2020年末までに仮想通貨XRPは100ドルを超えることは難しいとする見解を示した。Quoraで行われたユーザーの質問へ返答した。
XRPが100ドルに達すると、単一時価総額で10兆ドルに達する計算であり、現在のビットコイン単一時価総額が約1,650億ドル、市場全体が約2,270億ドルの中で、XRP単独で到達するのは現実的に不可能であるとした。
XRPの単価が見た目上で安いことから、時価総額への知識に乏しい投資家などから、安い価格にあると見られることがあり、それらの意見に対する見解でもあると推察できる。
仮に2020年末にXRPがこの状態になるとすれば、世界の人が利用する仮想通貨(デジタル通貨)はXRPのみの状態になる程の状況を示していると指摘。
「歴史的に見て、新たなテクノロジーが成熟するにつれて、全てのユースケースのための一つの技術的デザインが、限られたユースケースに対応した複数のデザインに分岐する動きが歴史的に見られているためだ」と語り、今後多くの技術的な派生が起こり得ると論じた。
そのように語るLin氏は、一つの通貨にフルベットする投資方法に反対する人物でもある。
仮想通貨に投資したい人物は、リサーチをした上で、XRPだけでなく最低五つの通貨に同額ずつ強気に投資をすべきだと説明。バスケットを作成し、ガチホすることを勧めた。
決して、同氏がXRPに弱気になっているわけではないが、価格は長期的に良い傾向を示すと考えており、このような投資方法のほうが、仮想通貨市場全体の発展の恩恵を受けやすい投資リターンを作れると指摘した。XRPについては、爆発することを信じているが、5年から10年という期間を踏まえた長期投資を勧めている。