仮想通貨向け決済処理プロバイダーのシンプレックス(Simplex)が日本円とカナダドルを追加

仮想通貨向けの決済処理プロバイダーのシンプレックス(Simplex)が日本円(JPY)・カナダドル(CAD)サポート開始したことが明らかになった。仮想通貨関連のニュースサイトであるザ・ブロック(THE BLOCK)が12月9日報じた。これにより日本円やカナダドルのクレジットカードでも仮想通貨が購入できるようになる。

今後数週間中にトップの取引所でサービス展開

シンプレックスのニムロッド・レハビ(Nimrod Lehavi)創業者兼CEOは、ザ・ブロックに対して「私たちは仮想通貨を自分たちで直接取り扱ってはいない。しかしパートナーが法定通貨をやりとりできるようにする」と話した。

また同氏は、「すべてのパートナーが、すべての通貨のサポートを加えるわけではない。しかし私たちは通貨を増やすことに高い需要があり、今後数週間中にトップの取引所でサービスを展開する」と同氏は述べている。ただし具体的な取引所の名前は明らかにされていない。

シンプレックスは、すでに米ドル(USD)・ユーロ(EUR)・英ポンド(GBP)の法定通貨をサポートしている。これらに対してレハビ氏は、「カナダドルと日本円は、私たちが追加する最初の2つの通貨だ。すぐにさらに多くの通貨が追加されるだろう」とも話した。

カナダドルと日本円を追加についてレハビ氏は、「日本とカナダは仮想通貨のトップマーケットのひとつであり、世界のクレジットカード利用のトップ10のひとつ」だと述べている。また「ロシアルーブルやトルコリラも’すぐに追加する。2020年に他の需要の高い通貨を調査する」とも語った。

世界で120のパートナーと提携

シンプレックスは、ゼロ詐欺の保証を備えた詐欺の無い支払い処理プラットフォームを提供すると主張している。レハビ氏は、「すべてのトランザクションは、リアルタイムでシンプレックスの不正防止人工知能(AI)で分析され、処理されれば保証される」と説明した。

シンプレックスは現在、バイナンス(Binance)・フォビ(Huobi)・ポロニエックス(Poloniex)・オーケーコイン(OKCoin)・クーコイン(KuCoin)など世界で120のパートナーと提携している。

参考
Binance’s fiat gateway partner Simplex adds support for two new currencies – JPY and CAD

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文:かにたま

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