積み立て(つみたて)NISAのインデックスファンドとは?おすすめの銘柄・証券会社も紹介!

長期的な資産運用の方法として、2018年から始まった積み立て(つみたて)NISA制度を利用して投資を始める人が増えてきました。しかし、積み立てNISAを始めたいと考えている投資初心者にとって積み立てNISA口座で買付する商品を何にするかは悩みの種ですよね。さまざまな商品があるので、「自分には何が適しているのか」「そもそも投資信託っていろいろな種類があるけど」等、迷ってしまう方は多いです。この記事では積み立てNISAの中でもインデックスファンドの商品について説明します。

積み立て(つみたて)NISAについて詳しくはこちら

積み立て(つみたて)NISAとは


「積み立てNISA」は「まとまったお金はないけれど、コツコツ投資をして将来に備えたい」という人にぴったりの投資制度で、20年間にも及ぶ長期間にわたり非課税積立投資ができます。非課税投資のメリットとは非課税投資枠から得た利益・分配金にかかる税金が免除されるということで、投資で得た利益をそのまま手にすることができます。積み立てNISAは非課税投資枠が年間40万円で、投資期間が最長20年なので、累計800万円分非課税投資に当てることができます。

積み立て(つみたて)NISAのインデックスファンドとアクティブファンドとは?


積み立てNISAで投資できる投資信託には大きく分けて次ののふたつが挙げられます。

・インデックスファンド(インデックス投資)
・アクティブファンド(アクティブ投資)

インデックスファンドは、さまざまな指数に連動することを目指して設計されている投資信託です。指数は皆さんがよく耳にしたことがある「日経平均」や「TOPIX」、アメリカの株式市場の指数「S&P500」などがあります。
アクティブファンドはインデックスファンドの指数を上回るパフォーマンスを目指して設計されている投資信託です。

インデックスファンドは、何の指数を目指して設計されているかによってパフォーマンスは異なりますが、一般的にアクティブファンドと比べるとリスク(リターンの振れ幅の大きさ)はおさえられているといえます。

積み立て(つみたて)NISAの基本用語

ここまでで登場した重要語句について紹介します。投資を始めたばかりの初心者の方は記事を読み進めながら投資に関わる言葉を少しずつ覚えていきましょう。

日経平均

日経平均とはソフトバンク、トヨタなどといった、日本を代表する225社の株価を平均した値です。

TOPIX

東証株価指数(Tokyo Stock Price Index)のことで、東京証券取引所の東証一部上場の全銘柄(約2,000銘柄以上)の時価総額(株価×発行済み株式数)の変化を指数化したものです。

S&P500

ニューヨーク証券取引所、NSDAQに上場している大型株から選ばれた500銘柄で構成されている指数です。

積み立て(つみたて)NISAのインデックス(国内株型)ファンドおすすめ銘柄を紹介


ここでは、積み立てNISAの国内株式型でインデックスファンドの銘柄のおすすめを紹介します。

ニッセイTOPIXインデックスファンド

「ニッセイTOPIXインデックスファンド」はTOPIXをベンチマークにした投資信託です。時価総額は240億円以上あり、ボリュームも安定しています。東証株価指数(TOPIX)(配当込み)と連動する投資成果を目指すファンドです。東証一部上場の約2000銘柄以上のすべてに分散投資することができ、個人ではこの数の分散投資を実現するのは不可能に近いとされていますが、同じ効果が期待できる投資信託です。ベンチマークとの乖離もなく、東証一部上場企業に満遍なく投資したい人で、「日本の市場にこれからも期待する。」という人にはピッタリと言えます。

One-たわらノーロード 日経225

「One-たわらノーロード 日経225」は日経平均をベンチマークにした投資信託です。原則として日経平均株価(日経225)採用銘柄の中から200銘柄以上に等株数投資をしています。純資産総額は170億円を超えており、こちらも安定しているといえます。トヨタやソフトバンク、ファーストリテイリングなど日本を代表する日経平均構成銘柄に投資したいならこちらがおすすめです。

積み立て(つみたて)NISAのインデックス(外国株式型)ファンドおすすめ銘柄を紹介


ここでは、積み立てNISAの外国株式型でインデックスファンドの銘柄のおすすめを紹介します。

ニッセイ外国株式インデックスファンド

「ニッセイ外国株式インデックスファンド」は、日本を除く22か国の外国株式約1300銘柄に分散投資できる商品です。Apple、MS、Amazon、FBなどの世界でも有名な優良企業に投資できる点が特徴です。このようなグローバル企業は日本の株式式市場には上場していませんので、投資信託以外の選択肢で気軽に投資をするのは難しいです。この投資信託は純資産総額が1100億円(2020年1月時点)を超えており、途中償還(運用が取りやめになってしまう)可能性もほとんどないと言えるでしょう。

eMAXISSlim米国株式(S&P500)

「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」は、米国のS&P500という米国を代表する大型株500銘柄に分散投資できる投資信託です。S&P500は前述のとおり、アメリカ市場の経済指数でニューヨーク証券取引所、NSDAQに上場している大型株から選ばれた500銘柄で構成されています。今後もアメリカの強い経済に期待するのであればこの銘柄がおすすめです。この投資信託の純資産総額は490億円を超えており(2020年1月時点)、堅調な米国経済を背景にここもと1年前後は高いパフォーマンスを維持しています。米国の強い経済に投資したいのであれば、米国市場株式の8割余りに投資できるこの銘柄を選択すると良いでしょう。

積み立て(つみたて)NISAの口座開設におすすめの証券会社(金融機関)

積み立てNISAを始める際には金融機関への専用口座開設が必要です。積み立てNISAのサービスを受けられる金融機関はたくさんあるので、取扱商品数、ポイント還元、使いやすさ(投資ツールなどのサービス)という観点からおすすめの証券会社を紹介していきます。
自分の中で気になる証券会社をいくつかピックアップして比較しながら決めていきましょう。

楽天証券


楽天カードを保有している人や買い物をよくするという人におすすめしたいのは、楽天証券です。楽天証券のつみたてNISAの取扱商品数は152本、最低積立金額は100円です(2020年1月時点)。
楽天ポイントにおけるポイント還元は証券会社の中でNo. 1です。多くのネット証券が「投資信託の保有残高」に対してポイント付与しますが、楽天証券はそれに加えて楽天カードのクレジット決済に設定すると、「投資信託の購入金額」に対してもポイントを付与してくれます。保有しても買っても貯まるシステムは楽天証券以外にはありません。
楽天銀行口座を保有している人や普段楽天で買い物をすることが多い人、楽天カードを保有している人に向いています。

マネックス証券


マネックス証券の魅力は積み立てNISA以外のツールの豊富さと使いやすさです。取扱商品数は149本、最低積立金額は100円ですが、積み立てNISA以外でも、証券投資に興味が湧いたら投資信託の銘柄選びサポートアプリ「answer」や、投資家の長期資産運用をサポートする「MONEX VISION β」、積み立てNISAとiDeCo、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているかアドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」といったツールを利用することができ、投資全般に興味がある人に向いています。

SBI証券


さまざまな買い物や施設の利用で貯まるTポイントを有効活用したい人におすすめなのが、SBI証券です。積み立てNISAを開設できる金融機関の中では取扱商品数が最も多く(2020年1月時点)SBI証券の積み立てNISAの取扱商品数は153本、最低積立金額は100円、ポイント還元も充実しています。スマホアプリ「かんたん積立アプリ」は、積み立てNISAに対応しているのも嬉しいですね。積み立て期間も「毎月積立」だけでなく、「毎週積立」「毎日積立」も選べるので、きめ細かい時間分散投資ができることもメリットのひとつです。

松井証券


積み立てNISAに関わらずこれから株主優待などさまざまな投資をしていきたい人におすすめなのが松井証券です。つみたてNISA対象の投資信託は150本程度と種類が豊富で、100円から投資信託の買付ができます。利用料無料で使える「投信工房」はロボアドバイザーが投資信託のポートフォリオの提案から運用をサポートしてくれる便利ツールです。そのほかにも、情報収集ツールが豊富で投資初心者にとっても投資を始めやすい環境が整っています。

積み立て(つみたて)NISA初心者はインデックスファンドがおすすめ!


インデックスファンドのメリットの一つは、有名な指数をベンチマークにした商品に投資することで、経済成長や株式市場の成長に遅れを取りづらいということです。「どんなものを選んでいいかわからない。」という人はまずインデックスファンドから検討してはいかがですか。

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