積み立て(つみたて)NISAの利回りはどれくらい?平均利回りや銘柄の選び方も紹介

資産形成のために、非課税枠のある積み立て(つみたて)NISAを利用してみたいと考えている方は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、積み立てNISAの利回りはどれくらいなのか、積み立てNISAの種類や選び方などについて解説します。

積み立て(つみたて)NISAについて詳しくはこちら

利回りとは?


利回りとは、投資した金額に対する利益の割合のことをいいます。1年間に得られる利益(年利回り)のことを利回りといい、利息だけではなく利回りには売却損益も含まれています。
利回りは、次の計算式で求めることができます。

(分配金+売却益)÷投資原本×100

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積み立てNISAの利回りはどれくらい?

実際の利回りは、日々変化しています。そのため、積み立てNISAの正確な利回りを断定するのは難しいのですが、積み立てNISAの平均的な利回りは国内株式であれば3~4%、先進国株式であれば5~6%を目安として考えると良いでしょう。

「4~6%しか利回りがないのか」と思われる方もいると思いますが、一般的な銀行の普通預金の金利は0.01%程度、10年の定期預金でも0.02%といった銀行もあります。
しかも銀行の定期預金の場合は課税対象になりますが、積み立てNISAの場合は年間40万円までが非課税です。

最長の20年間での運用することを考えると、一般的な定期預金をするよりも積み立てNISAを利用してうまく運用した方が、お金を増やせる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。

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投資信託積み立てNISAの種類


積み立てNISAにはいくつかの種類があります。それぞれの特徴やリスクなどを理解したうえで投資を行い、効果的な資産運用を目指しましょう。

インデックス型とアクティブ型とは?

投資信託にはインデックス型とアクティブ型と呼ばれているものがあります。

インデックス型

インデックス型は、市場の平均リターンを狙うもので、市場と同じ動きになるように投資を行います。大きなリターンを望むことはできませんが、安定した投資を行うので、大幅に損をしてしまうリスクもありません。
また、インデックス型はアクティブ型と比べて運用コストを抑えることができるため、比較的安定した資産運用を行うことができます。

アクティブ型

一方、アクティブ型は平均市場より高いリターンを狙って投資を行います。インデックス型と比較した場合、大きなリターンを望むことはできますが、その反面大幅に損をしてしまう可能性もあります。
また運用コストもインデックス型よりも高くなるため、うまく運用ができれば大幅に大きく資産を増やすことができますが、大きく値下がりしてしまった場合は、大幅に資産を減らしてしまうリスクがあります。

利回りの安定を重視するならインデックス型の比率を増やす

利回りの安定を重視するのであれば、インデックス型の比率を増やして運用することがおすすめです。
ただし、インデックス型はリスクが少ない分リターンも少ないのが特徴です。また、どこか1つの国に絞って投資をする場合、投資先の国で大きなアクシデントが起こってしまうと、大幅に値下がりすることも考えられます。
資産を減らしてしまうというリスクを下げたい方は、インデックス型の比率を増やし、値動きを調べたうえで比較的安定している銘柄への分散投資がおすすめです。

積み立てNISAの種類


積み立てNISAには、次のような種類があります。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 外国株式
  • 外国債券
  • 国内リート(国内不動産投資信託)
  • 海外リート(海外不動産投資信託)
  • これらの種類の中から特定の銘柄を選んで、投資を行います。

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    積み立てNISAの銘柄の選び方とは?


    国内株式への投資の場合、国内企業であれば株価の値動きなどがニュースになることも多いため、値動きの動向をつかみやすいでしょう。

    国内外の銘柄を組み合わせる

    しかし、国内株式に投資を集中させてしまうと、日本国内の株式が値下がりしてしまった場合、その分リスクが大きくなってしまいます。
    日本国内の株式が低迷していたとしても、海外の株式は好調なこともありますので、投資する場合は、国内のものだけではなく海外のものと組み合わせることで、利回りが下がってしまったときのリスクを分散させることができます。

    債券も保有してできるだけリスクを分散させる

    株式投資と債券投資を比較した場合、債券は償還期限(満期)まで保有していると額面金額が戻るため、海外株式よりも国内株式、株式よりも債券の方がリスクは低くなります。
    ただし、ここに投資すれば絶対に損をしないという保証はありませんので、利回りが悪くなってしまったときのリスクを分散しながら資産を増やせそうな銘柄を見極めて運用していくことが大切です。

    積み立てNISAの銘柄を選ぶときの注意点

    簡単に銘柄変更ができない

    積み立てNISAは、銘柄の変更に一定の条件があります。つまり、値動きが悪くなったからといって簡単に銘柄の変更を行うことができないということです。

    スイッチングもできない

    また、積み立てNISAの場合、iDeCoのようなスイッチングを行うことができません。スイッチングというのは、これまでに積み立ててきた資産の商品構成の変更を行うことです。

    iDeCoの場合、Aという銘柄の一部を売却し、その利益で新たにBという銘柄に投資することが可能です。スイッチングが可能であれば、Aの銘柄も利回りが悪くなり始めたときに、Aの一部を売却し、値上がりを始めたBの銘柄を購入するといったことができますが、積み立てNISAはスイッチングができないためこのような途中で資産の商品構成の変更を行うということができません。

    一般的に運用期間が長い方が資産を増やせる可能性が高くなります。資産が増えた分だけ、積み立てNISAを利用するメリットも大きくなりますので、最初の銘柄選びはとても重要になります。

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    積み立てNISAは証券会社と銀行のどちらで開設するのがお得?


    積み立てNISAは証券会社や金融機関などで始めることができるのですが、利用する証券会社や金融機関によって扱っている銘柄が異なります。特定の銘柄に投資したいという希望がある場合は、事前に扱っている銘柄を確認したうえで口座を開設するようにしましょう。

    また、最低積立金額も利用する証券会社や金融機関によって異なります。100円から積立が可能なところもありますが、最低積立金額が1万円というところもあります。
    最低積立金額が高くなってしまうと、積み立てNISAのハードルが高いと感じてしまうことがあります。

    積み立てNISAは基本的に毎月積み立てを行うので、利回りの良い商品を扱っていることももちろんですが、無理なく続けられる商品がある証券会社や金融機関で口座を開設するのがおすすめです。

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    積み立てNISAは短期間の値動きで一喜一憂しないことが大切


    積み立てNISAを利用して資産運用をする場合、短期間の値動きで一喜一憂しないことが大切です。
    特に投資が初めての方の場合、利回りが将来の資産額に大きな影響を及ぼすため、投資を始めると値動きが気になってしまうという方も多いでしょう。

    しかし、積み立てNISAは最長で20年利用することができます。一時期値段が下がってしまったからといって、必ずしも20年後の資産が少なくなってしまうわけではありません。
    もちろん、効率的に資産運用をするためには、値動きの確認をすることは大切ですが、短期間の値動きで一喜一憂せずに長いスパンで値動きを確認していくようにしましょう。

    定期預金よりも利回りの高い積み立てNISAを上手に活用しよう


    積み立てNISAの利回りについて解説してきました。積み立てNISAの平均的な利回りは、国内株式で3~4%、先進国株式で5~6%ほどが目安となります。
    積み立てNISAは定期預金よりも高い利回りで、かつ投資で得た利益に対して税金がかからないため、効率良く資産形成を行うことができます。
    教育資金、住宅の購入資金、老後資金などを目的に積み立てNISAを始める際は、利回りが悪くなってしまったからとあわてて売却や変更を行うのではなく、長期的なスパンで考えて検討することをおすすめします。

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