投資を始めることにしたけど実際どうすれば良いか分からないという方のために、この記事では少額投資非課税制度、つみたてNISAを対象にした楽天証券での投資方法について解説します。
これからつみたてNISAで投資信託を始める方はぜひ参考にしてください。
楽天証券のつみたてNISAの買い方は?
資産の運用方法に迷っている方はつみたてNISAがおすすめです。その理由は金融庁指定の低コスト・長期安定運用等の基準を満たした商品だけが揃っているからです。
楽天証券で口座を開設すれば、すぐにつみたてNISAを始めることができます。個別株や米国ファンドなどはアプリで買うこともできますが、つみたてNISAの場合は1度設定してしまえばあとは定期的に自動で積み立てをすることが可能です。
積み立てする投資信託の選び方
つみたてNISAで投資を始めたいけど、数多くある投資信託の中からどうやって買えば良いか分からない、という方は多いはず。そんな不安にお答えするために、まずは楽天証券での投資信託の選び方を紹介します。
楽天証券にログインして「新規につみたてNISAで注文」を選択すると、ファンドを個別に選ぶ、ファンド一覧から選ぶ、パッケージから選ぶ、の3タイプの検索方法が出てきます。
ファンドを個別に選ぶ
こちらはファンドを個別に選択する方法です。すでに購入したいファンドが決まっている方、もしくは分配金の受取方法のみ決めている方はこちらの方法で購入しましょう。
他にもeMAXISSlim(イーマクシススリム)や三菱UFJ(ユーエフジェイ)国際など、ある程度銘柄のブランドや委託会社が決まっている方も、個別に検索すれば基準価額や純資産が一覧で比較できるので便利です。
検索結果の比較表には買付ランキングも併記されているので、銘柄の絞り込みにも役立ちます。
ファンド一覧から選ぶ
こちらはファンド一覧から選ぶ方法です。こちらは自分で選定条件を検討しながらファンドを選ぶことができます。
検索条件にはキーワードやファンドタイプのほか、投資地域や運用年数、さらには100円投資の項目などが設けられています。特に買いたい銘柄はないけど、どんなファンドがあるか見てみたいという方にもおすすめできる選択方法です。
パッケージから選ぶ
この方法は、どんなファンドを選んで良いか分からないという方におすすめです。
具体的に投資商品が決まっていなくても自分の投資スタイルに合わせて堅実派か積極派かバランス派から選択して投資商品を買うことができます。
パッケージされたファンドは全世界株式や新興国、米国を中心としたものまで多岐にわたります。
なお、自分の大切な資産の運用方法を把握するためにも、どのファンドにどの程度分散投資されているのか、パッケージの中身を必ず確認してください。
積み立てのタイミング
つみたてNISAでの投資信託の選び方を確認したところで、次に積み立てのタイミングについてみていきましょう。楽天証券では毎月/毎日のどちらかから積立方法を選択できます。
毎月
毎月積み立ては積み立て投資で一般的な購入方法です。楽天証券では1度つみたてNISAを設定してしまえば自動引き落としで手間がかかりません。
また、楽天証券では毎月積立を設定した場合支払い方法を楽天カードクレジットカード決済にすることが可能です。これにより楽天ポイントが一気に貯まりやすくなるというメリットがあります。
さらに楽天証券の最低積立金額は100円からですので、なるべく低コストで投資を始めたいという方は年間1,200円でつみたてNISAを利用することが可能です。
ただし毎月積み立てでカード決済を選択した場合、必然的に毎月1日に投資信託を自動購入、カードの引き落としは同月27日に固定されるため注意しましょう。
毎日
毎日積み立てを行う場合は株式市場の営業日が対象となります。最低積立金額は100円ですので、1週間約500円、月約2,000円、年間約24,000円で投資を始めることができます。ただし祝祭日は休業となりますので週・月・年ともに変動があります。
リスク分散を目的として毎日積み立てを検討している方もいらっしゃるかと思います。しかし長期投資を前提とした場合、積み立て頻度よりも期間の方が重要となります。
よってリスク分散の観点からは毎月積み立てと毎日積み立ての投資タイミングに大きな違いはありません。
購入日と引き落とし日にこだわりがなければ、楽天ポイントを貯めやすい毎月積み立てを選びましょう。
楽天証券のつみたてNISAの買い方でおすすめなのは?
投資信託の選び方は人によってさまざまです。まずは気になった銘柄を調べてみて、自分の運用方針にあっていれば買付を行うという選び方が無難です。
積み立てする投資信託の選び方
楽天証券では買付金額・積立設定件数・残高でのランキングも公表しており、ファンドを選ぶにあたって選定基準を示してくれています。
他にも投資地域やファンドの運用実績・純資産から選ぶという方法もあります。自分の投資方針に合った条件で絞り込みを行う方法が近道です。とは言え何を選んで良いか分からない、という方はまずは買付ランキングをチェックし、興味があるファンドを調べてみましょう。
近年特に注目されているのは米国株式です。世界的に有名なGAFAMも全てアメリカ企業です。全世界株式ファンドを選択したとしてもその多くは米国株が占めており投資地域からアメリカを外すという選択肢は特別な理由がない限りほとんどありません。
投資ファンドを探すのも投資生活の楽しみの1つです。自分の投資方針やリスク許容度と照らし合わせて、長期で付き合えるファンドを探してみてください。
積み立てのタイミング
長期投資を前提とした場合、積み立てのタイミングは早いに越したことはありません。短期的に見れば相場の暴落や暴騰による資産の変動は大きく感じられますが、必要なのは出口戦略です。
長期投資がトータルでプラスになるとすれば、暴落も一種の買い時として捉えることができます。思い立ったが吉日、まずは楽天証券で口座を開き、つみたてNISAを始めてみましょう。
楽天証券のつみたてNISAの買い方を変更するには?
楽天証券のつみたてNISAの買い方を変更する方法をそれぞれ紹介します。
運用商品を変更する方法
運用商品を変更する方法は以下の通りです。
- 楽天証券にログインして「つみたてNISA」を選択
- 新規で購入したい商品を選ぶ
- 非課税枠の範囲内であれば新規購入が可能
(すでに非課税枠を使いきっている場合は既定の積立設定を解除) - 積立金額を入力
- 分配金コースと口座区分を選択
- 目論見書を確認
- 設定内容を確認
- 設定完了
つみたてNISAは長期投資が前提となっており、基本的に銘柄の入れ替えはあまり想定されていません。銘柄を変更する際は新規購入の取り扱いになり、非課税枠の範囲内で改めて設定を行う必要があります。
したがって銘柄の入れ替え等を行う場合、非課税枠の未使用額分を新たに購入することになります。購入済みの投資信託を売っても非課税枠は戻らず、新規に投資信託を購入すればその購入金額分の投資枠は消費されます。
制度上特に問題はありませんが、長期投資をするならば短期の乱高下に動揺せず腰を据えて取り組むことをおすすめします。
銀行口座引き落としからクレジットカード決済への変更方法
銀行口座引き落としからクレジットカード決済への変更方法は以下の通りです。
- 楽天証券にログインして保有商品一覧を選択
- 保有銘柄をクリックし積立注文を選ぶ
- 引き落とし方法と積立指定日を選択する
- 積立金額を入力する
- その他必要事項を選択し目論見書を確認する
- 設定内容を確認し設定完了
つみたてNISAの毎月積み立てを開始していて支払い方法を銀行口座引き落としにしている方は、ポイント獲得を目的にカード決済へ変更することをおすすめします。
カード決済への変更は楽天証券のサイト上ですぐに行うことができますので、上記手順を参考に手続きを進めてください。
金融機関の変更方法
金融機関の変更方法は以下の通りです。
- すでにつみたてNISAを購入している金融機関から「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を取得する
- 楽天証券でつみたてNISA口座の申込書類を請求し、「勘定廃止通知書」または「非課税口座廃止通知書」を同封して返送する
- 楽天証券でつみたてNISAの口座が開設され手続き完了
金融機関の変更はタイミングによって時間を要する場合があります。該当する年度に1度でもつみたてNISAの非課税枠を使用すると、その年の10月以降にしか変更手続きを行うことができません。詳しくはつみたてNISAを購入している金融機関の案内をチェックしてみましょう。
NISA口座区分の変更方法
NISAからつみたてNISAに変えるというような、NISA口座区分の変更方法は以下の通りです。
- 楽天証券にログインし、「NISA:少額投資非課税制度」を選択
- つみたてNISAを選択し区分変更を申し込む
- 申し込み書類を返送する
- 区分変更の手続きが完了
NISAとつみたてNISAの区分変更は年ごとに可能です。楽天証券でNISAからつみたてNISAに変更する場合は、サイト上で手続きを行うことができます。
申請後、楽天証券から申し込み書類が届きますので必要事項を記入して返送すれば区分変更の手続きは完了です。
つみたてNISAの買い方を変更すると非課税枠はどうなる?
楽天証券においてクレジットカード決済以外の支払い方法でつみたてNISAを始めている方が対象となりますが、設定変更のタイミングによってはこれまでの積み立て実績が途切れる場合があります。
長期投資が基本のつみたてNISAにも関わらず、継続的な投資が中断するのは大きなマイナスにつながります。
これを回避するためには、現在設定中の積み立て注文が決済される日を確認の上、設定日に注意する必要があります。以下を参考に、設定時期について確認してください。
積み立て注文が月内12日以前に行われる場合
注文が行われた後に既定の積み立て注文を解除し、新たにクレジットカード決済の設定を行ってください。
積み立て注文が月内12日以後に行われる場合
12日までに既定の積み立て注文が行われるように指定日を変更し、注文が行われた後にクレジットカード決済の積み立て設定を行ってください。
楽天証券のつみたてNISAの買い方をマスターしよう
この記事では、楽天証券でのつみたてNISAの買い方について解説しました。
つみたてNISAを始めるには、楽天証券の口座に加えつみたてNISA用の口座を開設する必要があります。楽天証券では総合取引口座と同時開設が可能ですので、まだ楽天証券に口座をお持ちでない方はまとめて口座開設の手続きを行いましょう。
この記事を参考に、ぜひ楽天証券でつみたてNISAを始めてみてください。