
ビットコイン(BTC)は今後主流の資産となり、金(ゴールド)を含む伝統的な資産との強い相関関係に進化しようとしています。仮想通貨メディアのNewsBTCがウォールストリート・ジャーナル(WSJ)の報道を引用して伝えました。ビットコインはデジタルゴールドそのものになりうるか否かという論議に一石を投じる記事の概要をお伝えしましょう。
米国の株式市場の乱高下から伝統的市場を不安視する投資家増大
WSJは伝統的市場との相関関係強化の裏にある要因として、機関投資家による資金調達、ベンチャーキャピタル(VC)投資の増大、高まる主流化などがあると伝えています。にもかかわらずWSJは、ビットコインが株式市場あるいは金属市場のような主流の投資ビークルよりなおはるかにボラティリティが大きく、リスクも高いと述べています。
ビットコインは安全な避難先であるセーフ・ヘブン投資になりうるかどうかについて、仮想通貨コミュニティーで話し合いが行われました。その中で米国の株式市場がますます乱高下していることから、投資家の間で伝統的な市場を不安に思う人が増えていることが指摘されました。
歴史的に、金やその他の貴金属は、最も人気のある安全な投資先であります。投資家や金融機関は、株式市場でのポジションをヘッジするほかに、金やその他貴金属を好んで購入します。同様に、多くの仮想通貨投資家は、ビットコイン(BTC)が最終的にゴールドに取って代わって、デジタル・セーフ・ヘブン投資の役割を果たすGold 2.0になることをますます期待するようになっています。
ゴールドと連動するビットコイン(BTC)、相関関係指数は+0.84に
ビットコインは、実際のところこれまで金融危機を乗り切ったことはありませんが、統計数字によると、ビットコインは最近、ある種のデジタルゴールドになる方向に向かっています。
WSJによると、相関関係を完全一致の+1と完全に真逆の-1からの尺度で測ると、ビットコインは2018年12月末の5日間に、ゴールドとの間で+0.84の相関関係で取引されました。この数字にはExcalibur Pro Inc.の研究データが引用されました。ちなみにビットコイン先物を取引しているCBOEのボラティリティ指数(VIX)に対するゴールドとの相関関係指数は、+0.77でした。
ビットコイン(BTC)が主流になったのは機関投資家の投資やVC投資の流入
ビットコインがますます主流の特質を備えていることは、仮想通貨産業に参入する機関投資家の資金拠出やベンチャーキャピタル(VC)投資の流れが加速していることでも分かります。最近では、カストディサービスに投資するフィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)、OTC取引を通じたビットコインETF信託のグレースケール・インベストメンツ(Grayscle Investments)なども、その動きの一端です。
グレースケールETFは、2013年の運用資産350万ドルから、17年末には35億ドルまで伸びました。ちなみに18年の下げ相場に直面して、同社の運用資産は約9億ドルとなっています。
一方、仮想通貨業界のベンチャーキャピタル(VC)投資もまた、主流投資として加速しています。WSJによると、ブロックチェーンと仮想通貨へのVC投資は13年に僅か9,600万ドルだったものが、16年には5億ドル、17年末には20億ドルに急増しました。
2019年を通じて仮想通貨市場で機関投資家に依存して参入を目指する企業は、ますます多くの新商品をリリースします。ビットコインのステータスは、金を含む主流の投資ビークルとセーフ・ヘブンとしての投資という両面から、ますます際立つことが予測されています。
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参考
・NewsBTC