クラウドファンディング「CAMPFIRE」に掲載されているプロジェクト「PrinCube」の支援額・支援者数と、3月単月における「CAMPFIRE」全体の流通額が、国内購入型クラウドファンディングサービス史上最高記録を更新しました。
新型コロナ感染拡大で事業者利用が増加
「PrinCube」は、好みのデザインをフルカラーで紙・布・プラスチックなどの素材に印刷できる小型モバイルカラープリンターです。
2019年、アメリカのクラウドファンディング大手「Indiegogo」において約5億円を調達しており、2020年2月からは「CAMPFIRE」でもプロジェクトを開始。
募集期間は約2ヶ月でありながら、支援者2万人より3億円以上の資金調達に成功しました。
なお、この支援金額・支援者数は国内購入型クラウドファンディング史上最高記録を更新しています。
また、「CAMPFIRE」における3月単月の流通額は10億円超(昨年対比270%)で、「PrinCube」と同じく国内購入型クラウドファンディングサービス史上最高記録となりました。
特に「ガジェット・プロダクト」カテゴリーの流通額において、2020年1〜3月期が昨年対比280%と大幅に増加したとのこと。
「PrinCube」をはじめ海外プロジェクトオーナーの国内展開におけるサポート体制の強化、渋谷PARCOの「BOOSTER STUDIO」にて実店舗を通じたマーケティング機会の提供、プロジェクトオーナー自身の広告タグ設置など、柔軟な広告運用体制の構築などの施策が功を奏したといいます。
また「CAMPFIRE」では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた事業者のクラウドファンディング利用が増加してきています。
2月28日(金)からは、サービス手数料通常12%を0%とする「新型コロナウイルスサポートプログラム」を開始。
本プログラムの申請数は約560件、プロジェクト公開数は120件、集まった支援総額は1.7億円を超えています。
なお、本プログラムの申請期間は3月31日(火)までとしていましたが、4月30日(木)11:59まで延長することが発表されています。