ビットコインの価格はいくら?推移や今後について予想

Bitcoin(ビットコイン)の価格は、2019年ごろから堅調に上昇し続けています。10月に始まった最新の強気相場では、約500%上昇したビットコイン価格は、3月に入り一時的に6万ドル強の史上最高値を記録しました。また2021年4月に入り、700万円を突破するなど勢いは止まりません。

今回は、ビットコインの価格がどのように推移してきたかを振り返り、今後はどのように推移していくのかを説明していきます。

ビットコインの最新価格

 

ビットコインの価格推移

ビットコインの価格推移

それではビットコインの価格推移について見ていきましょう。2019年から基本的には上昇しています。年度ごとに詳しく紹介します。

2019年

2019年1月1日に1BTC=399,578円で取引されていたビットコイン(BTC)の価格は、大きく上昇し始めます。

2019年6月まで上昇し、最高値は147万3564円までになりました。その後、7月から12月にかけて下落し、12月31日に1BTC = 761,264円となりました。2019年に価格に影響した仮想通貨、ビットコイン関連の重大ニュースは以下の通りです。

バイナンスのハッキング被害

仮想通貨取引所がハッキングされると、ビットコインや仮想通貨そのものの信頼に傷が入ります。バイナンスは世界でも最大級の取引所の1つなので、ハッキングのニュースは大きな影響を出しました。

ビットコインの価格は一時300万円近く暴落しました。バイナンスはこの事件のあと、さらにセキュリティを強化しています。そのあと、大きなセキュリティ問題は出していないので、信用を少しずつ回復しています。

Libra発表

フェイスブックの仮想通貨プロジェクトLibraが発表されました。

SECがテレグラムのトークン発行を差し止め

SEC(米証券取引委員会)は、メッセージアプリ大手テレグラムが開発した仮想通貨「TON」のトークン発行を差し止めました。

またフェイスブックやテレグラムのトークン発行は業界に大きな影響を出します。今後も資金力がある大企業がトークンを発行していくかは注目です。

2020年

2020年は、1BTC=761,264円で取引が開始されました。その後、2019年から続く下落のトレンドのまま、3月までは下落を続けました。2020年3月につけた最安値は、402,022円です。

4月以降は大きく上昇し、11月には200万円台を突破します。2020年代は200万円台を保ったまま終了しました。最終価格は2,121,606 円です。

新型コロナウィルスによる相場の下落

暗号資産、ブロックチェーンは、新型コロナウィルスの影響を大きく受け、2020年3月には40万円代まで価格を落としました。

イーサリアム2.0のローンチ

12月にイーサリアムのジェネシスブロックが始まりました。これにより、2020年はDefi銘柄が大きく人気を集めました。

セキュリティトークン市場が立ち上がる

2020年5月に国内では暗号資産という名称で統一されました。それと同時に、国内でもセキュリティトークンの扱いがスタートしています。

セキュリティトークンとは、トークンという形でデジタル化された証券のことです。一般には、ブロックチェーンで管理された、デジタル化された有価証券、ブロックチェーンなどの技術を使って発行された、有価証券の性質を持ったトークンと理解されています。

2021年

2021年に入ってもビットコイン価格の上昇トレンドは継続されます。

2月には480万円を突破し史上最高値を更新しました。3月以降も最高値を更新し続け、4月14日には、700万円を突破しました。

ビットコインの価格の今後はどうなる?

ビットコインの価格の今後はどうなる?
仮想通貨全体として、今後の値動きに注目の集まるビットコインですが今後の価格推移はどうなっていくのでしょうか。

ビットコインの今後の価格の予想をする上で、ファンダメンタルズ要因では以下の点が注目されています。

ビットコインの使用用途の拡大

ビットコインは、今後どのように使用されていくかは重要な要素です。

日本ではまだあまりビットコイン決済は普及されていませんが、アメリカをはじめとするIT先進国では、ビットコイン決済は至るところで見られます。ビットコイン専用のATMが街中で見かけられることもめずらしくありません。

ビットコインが我々の生活に近いところでの普及が広まると、需要が増加して価格が上昇していくことでしょう。

ビットコインの半減期

ビットコインはマイニングによって新規発行されています。マイニングをする人たちはマイナーと呼ばれますが、マイニングが成功すると、報酬としてビットコインをもらえます。

このマイナーに発行されるビットコインの数は、一定数のブロックが生成されるごとに半減する設定になっています。このマイナーへの付与されるビットコインが半減するタイミングのことを半減期と呼んでいます。

半減期が訪れると新規の通貨発行量が減少するため、ビットコインの希少性が高くなります。需要に対して供給量が多くなるので、価格が上昇するケースが多いです。

過去には3度ほど半減期がありましたが、いずれもビットコインの価格は大きく上がりました。

2020年5月に3回目の半減期を迎え当時のレートで1BTC=約90万円〜100万円で推移をしていましたが、2021年3月のレートは1BTC=約570万円〜610万円となっているためおよそ6倍にまで価格が上昇しています。

今のスピードでビットコインのマイニングが進んでいくと、次の半減期は2024年だと予想されています。ビットコインの価格を知る上で、この半減期にも注目しましょう。

大企業の参入

2021年のビットコインの上昇理由の大きな要因として、アメリカの電気自動車大手メーカーのテスラが、暗号資産のビットコインに15億ドル(約1580億円)を投資していたことがあります。

テスラのCEOであるイーロンマスクは、ビットコインをはじめとした仮想通貨への投資に積極的です。

テスラのように会社の多額の資金をビットコインとして保有する企業が他にも現れると、ビットコインへの信頼が高まり、価格は高騰していくでしょう。

ビットコインの価格は今後も目が離せない!

ビットコインの価格は今後も目が離せない!
今回は、ビットコインのこれまでの価格推移と今後の価格推移を左右する重要な要因について解説しました。

ビットコインは仮想通貨を代表する通貨なので、ビットコインの価格推移に注目すると仮想通貨業界全体の推移も分かるようになります。ビットコインが今後どのような用途で使われていき、どのように価値を発揮していくかを特に注目して価格推移の様子をうかがいましょう。

2021年4月時点で500万円から700万円の間をレンジで推移しています。しかしビットコインは長期的な目線で見れば、まだまだ上昇トレンドです。ビットコインの仕組みやビットコインの始め方を理解して、ビットコインを買ってみてはいかがでしょうか。

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