Uber Eats配達員の給料はいくら?仕組みや時給について紹介

Uber Eatsの配達員を始める方の中には、「給料の仕組みはどうなっているの?」「実際に稼げるの?」と気になる方もいるはず。

Uber Eatsの配達員の給料の仕組みを知れば、高収入を得ることができるのです。

今回は、実際にUber Eatsの配達員を経験したことがある高梨ことりさんのお話を元に、Uber Eatsの配達員の給料の仕組み・時給について紹介します。  

【今回お話を伺った方】

高梨ことり さん
2019年12月よりUber Eatsの配達員を開始。これまでに2,000回以上配達を経験。

Uber Eatsの配達員は給料制ではなく報酬制

Uber Eatsの配達員は給料制ではなく報酬制

Uber Eatsの配達員の収入は「給料制」ではなく「報酬制」のため、配達した分だけ報酬を得ることができます。

アルバイトの場合は店舗と直接雇用契約を結んでおり、毎月決まった給料が支給されます。

一方で、Uber Eatsの配達員は個人事業主として扱われ、Uber Japanと直接雇用契約ではなく「業務委任契約」を結び、働いた分の報酬が得られる仕組みなのです。

たくさん配達した分だけ報酬をもらえますが、逆に配達しなければ1円も報酬はもらえません。

Uber Eatsの配達員の給料の仕組みは?

Uber Eatsの配達員の給料の仕組みは?

2021年5月、Uber Eatsでは配達員の新たな報酬システムを導入しました。

新報酬システムでは、次の計算方法により報酬を算出します。

配送料(基本料金+配達調整金額)+インセンティブーサービス手数料+チップ=1件あたりの報酬

なお、インセンティブには次のようなものがあります。

  • ブースト
  • クエスト
  • ピーク料金
  • 基本料金

    新報酬システム導入後の基本料金は、次の3つにより決定します。

  • 受取料金
  • 受け渡し料金
  • 距離料金
  • ただし、基本料金の具体的な金額についてはUber側で公開していません。

    高梨ことりさんによると、新報酬システム導入後、実際に東京23区内を配達した場合の基本料金の平均額は次の通りです。

    エリア 1件あたりの基本料金
    東京23区内 安い時:300〜400円台
    高い時:500〜900円台

    時期・時間帯・案件により、料金にばらつきがあります。

    ブースト

    ブーストは、注文の多い場所や時間帯において、配送料を一定の倍率で増額する仕組みのことです。

    基本料金に加えて1.1〜1.5倍のブーストが上乗せされ、ブーストの倍率は時期・時間帯・エリアによって変動します。

    高梨ことりさんによると、東京23区の場合、ブーストの倍率と平均額は次の通りです。

    エリア ブーストの倍率 ブーストの平均額
    東京23区エリア 1.2倍 10円〜30円台
    渋谷エリア 1.5倍 60円〜100円台
    新宿エリア 1.3倍

    クエスト

    クエストとは、ある一定の条件を達成すると獲得できる追加報酬です。 

    例えば、「月〜木曜日まで50件以上配達したら3,000円」といったものが存在し、条件を達成すると3,000円の追加報酬を得られるのです。

    また、通常のクエスト以外にも雨の日に発生する「雨の日クエスト」も存在し、例えば「雨の日に5回配達すると1,200円」といったものがあります。

    ピーク料金

    ピーク料金は、注文件数が多いエリアで発生する制度で、配達を完了すると追加報酬を得ることができます。

    対象となるエリアは、アプリ上の地図が赤色やオレンジ色で塗りつぶされ、追加で得られる報酬の金額も表示されます。

    高梨ことりさんによると、ランチタイム・ディナータイムの時間帯で発生率が高いのが特徴で、東京23区の場合、ピーク料金の平均金額は100円台〜300円台だそうです。

    ピーク料金が発生しているエリア・時間帯で配達すれば、通常の配達よりも稼ぐことができるでしょう。

    チップ

    チップは、通常の配送料とは別に注文者からもらえるサービス料であり、基本的に注文者からアプリ内で受け取ります。

    個人差がありますが、相場は10円台〜700円台で、多い時は1,000円台になることもあります。

    高梨ことりさんは今までチップを受け取ったことがあり、「実際にチップをもらうと嬉しいし、配達のモチベーションが上がる」と述べています。

    サービス手数料

    サービス手数料は、プロモーションが適用される前の小計の10%が算出される手数料です。

    例えば、小計が350円の場合は手数料は35円となります。

    ただし、レストランの配達員が配達を行う場合は、サービス料は発生しません。

    報酬の支払い

    Uber Eatsで配達した報酬は、翌週の水曜日に振り込まれます。

    Uberのルール上、支払いは週に1回と決められているようです。

    ただし、口座登録している金融機関によっては、入金が遅れる場合もあります。

    Uber Eats配達員の時給は?実際いくら稼げるの?

    Uber Eats配達員の時給は?実際いくら稼げるの?

    高梨ことりさんによると、Uber Eatsの配達員は2021年9月現在も日給1万円以上は稼ぐことができ、コツを掴めば日給2〜3万円稼げることもあるそうです。

    ここからは、Uber Eatsの配達員の平均時給や稼ぎやすい時間帯などについて解説します。

    平均時給

    Uber Eatsは1件ごとの報酬制ですが、時給に換算するとどのくらいの金額を稼げるのでしょうか。

    高梨ことりさんによると、Uber Eatsの報酬額を時給換算した場合、東京・名古屋・大阪で比較すると、次のようになります。

    エリア 金額
    東京 1,400円〜1,800円台
    名古屋 800円〜1,500円台
    大阪 1,100円〜1,500円台

    平均時給は時期・時間帯・配達エリアによって異なります。

    都市ごとに差はありますが、稼ぎやすい時間帯を狙えば時給1,000円越えることは可能です。

    稼ぎやすい時間帯・日

    高梨ことりさんのこれまでの経験上、土・日の昼のピークタイムと夜のディナータイムが稼ぎやすい傾向にあるとのことです。

    また、お盆休み・ゴールデンウィーク・年末年始などの大型連休も狙い目です。

    休日は会社や学校が休みというのもあり、家にいる時間が多くなる分、自然にデリバリー需要が高くなるのです。

    高梨ことりさんは平日、休日どちらも配達したことがありますが、休日のほうが立て続けに配達リクエストの通知が鳴る確率が高く感じたと言います。

    また、新報酬システムが導入された後は、1件あたりの報酬も平日と比べて休日のほうが高くなっているそうです。

    稼ぎやすい時期

    高梨ことりさんによると、雨の日が多い梅雨の時期・夏・冬が1年の中でも稼ぎやすく、逆に秋と春は稼ぎにくい時期とのことです。

    梅雨の時期・夏・冬は人の外出が少なく、デリバリー需要が高い一方で、秋・春は外出する機会が多いため、自然にデリバリー需要が少なくなります。

    また、秋・春は1時間半以上配達リクエストの通知が鳴らないこともあり、インセンティブが安かったり付かないこともあるようです。

    稼ぎやすいエリア

    高梨ことりさんによると、基本的に都心部に近いほど稼ぎやすい傾向にあると言います。

    都心部は人が多く、加盟店が密集しいるため、その分配達の依頼も多くなるのです。

    また、ピーク料金やブーストの発生率も高いのも特徴です。

    実際に東京23区で配達した場合、特に次のエリアで稼ぎやすくなっているそうです。

  • 渋谷エリア(渋谷・原宿・恵比寿・広尾)
  • 六本木エリア(六本木・表参道・麻布十番・青山一丁目周辺)
  • 新宿エリア(新宿駅・新大久保駅・高田馬場・四ツ谷駅周辺)
  • Uber Eatsの配達員を始めるなら給料の仕組みを理解しよう

    Uber Eatsの配達員を始めるなら給料の仕組みを理解しよう

    Uber Eatsの配達員は直接雇用の関係ではないため、固定給料制ではなく成果報酬型を採用しています。

    報酬の仕組みと支払いは次の通りです。

  • 「配送料(基本料金+配達調整金額)+インセンティブーサービス手数料+チップ」で報酬額が決定
  • 報酬の振込は毎週水曜日
  • Uber Eatsの配達員は、2021年9月現在もまだまだ稼げる副業です。頑張りと工夫次第で高収入を得られる可能性があります。

    副業を探しているという方は、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

    Uber Eatsについて詳しい記事はこちら

    【今回お話を伺った方】

    高梨ことり さん
    2019年12月よりUber Eatsの配達員を開始。これまでに2,000回以上配達を経験。

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