
昨年から続いた仮想通貨の弱気相場がいよいよ転換か?
本コラムでは、2月のビットコイン(BTC)相場を考察します。
2017年にバブルを経験したビットコイン相場、その調整が2018年に来たとすると、2019年はサイクル的にもそろそろ反転してもおかしくありません。しかしこれからは、急騰や急落など激しい動きよりも、徐々にトレンドを形成していく落ち着いた動きを予想しています。
仮想通貨の時価総額推移【2019年2月】
2018年1月の91兆円から、12月の11兆円を経て、今月は14兆円まで回復(前月:13兆円)時価総額的には2017年後半のバブルの前の水準ですが、ここからゆっくり増加していくのではと期待しています。
ドミナンス(占有率)の推移
これまでの経験からすると、ビットコインのドミナンス(占有率)が減少するほど全体相場が上がります。現在のビットコインドミナンスは先月に比べて約0.6%ほど減少。
主な仮想通貨ドミナンス(2月23日現在)
- Bitcoin(ビットコイン):51.88%
- Ethereum(イーサリアム):11.54%
- XRP(リップル):9.91%
- Bitcoin Cash(ビットコインキャッシュ):1.88%
- Litecoin(ライトコイン):2.21%
このグラフを見ると、ビットコインドミナンスが80%以上を占めていた2017年前半までの相場には、そう簡単には戻らないだろうと思いますし、2017年後半のドミナンス低下の時期は価格の上昇を伴いました。
ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【2019年2月23日】
出典:bitbank(ビットバンク)
テクニカル分析:90日、200日移動平均線
2018年11月から2019年1月まで「割ってはいけない」200日線(200SMA)にサポートされ1BTC=30万円台で推移していましたが、2月に入り反転、ついにこのラインから抜け出しました。1BTC=43.5万円(2/23現在)
関連:ビットコイン(BTC)は200日線を割ってはいけない、その理由とは?
相場にまつわる「3」に注目
ちなみにテクニカル分析の世界では「3」という数字が重要で、酒田五法=三山、三川、三空、三兵、三法、ダウ理論:3つの波動、エリオット波動=三段上げ、上昇三波動など、国内外問わず、3にまつわるルールが多く存在します。日柄調整やトレンド転換のタイミングも、3分、3時間、3日~3ヶ月など「3」に注目しています。今回の3ヶ月にわたる弱気相場が2月に転換するのはタイミング的にも合うのです。
ビットコイン(BTC/JPY)週足チャート【ボリンジャーバンド】
テクニカル分析:ボリンジャーバンド、±2σ、3σ
- バンドの向き:下向き
- ミドルバンド(20SMA):下向き
- 上バンド(+2、+3σ):形状が丸くなり収束
- 下バンド(-2、-3σ):形状が丸くなり収束(先月は下向き)
- 価格:-2σから離れ、ミドルバンドに接近中
先月に比べるとバンド幅が上下とも丸く、狭くなり、中心線に近づいています。価格もミドルバンドに接近していることから、1BTC=47万円あたりが次なるターゲットとなります。
ビットコイン(BTC/JPY)日足チャート【フィボナッチリトレースメント】
2018年11月急落時からの戻りの目安をフィボナッチリトレースメントで確認すると、最初の節目の23.6%ラインから強く上昇し、現在は38.2%を目指している状況です。このラインが1BTC=470,397円、ここを抜けるとさらに強気になると思われます。ちなみに半値戻し(50%)の価格は52万円、数値的に注目されるのは61.8%=57万円のラインです。
それぞれのデータから読み取れること
2月の相場を動かした要因にアルトコインの上昇があります。ビットコイン相場もこの3ヶ月間でしっかり底値を固めたと考えると、ここが長く続くトレンドの始まりかもしれません。時価総額のデータを見ても、全体相場のボリュームが回復することが、それぞれの銘柄にとってもプラスになると思います。
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