カルダノ専用ウォレット「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」の特徴やメリットとは?

日本円や米ドルのように、法定通貨ならば貨幣や紙幣を財布にまとめておくことが出来ます。
しかし、仮想通貨には実態がないため、財布の代わりとなるウォレットという特別なソフトで管理することになります。

ウォレットにはさまざまな種類があり、100を超える銘柄を一括して保管できるウォレットもあれば、特定の仮想通貨の保管だけを目的としたウォレットも存在します。
今回は、カルダノという仮想通貨だけを専門に保管するウォレット「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」について紹介します。

ADAに特化したウォレット「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」とは

ヨロイウォレットとは、などと同様に、スマートコントラクトを導入した仮想通貨カルダノを専門としたウォレットです。
カルダノ財団やIOHKと共にカルダノプロジェクトを推進しているEMURGO(エマーゴ)という企業が、ヨロイウォレットの開発・運営を行っています。

ヨロイウォレットは2018年10月、インターネットブラウザのグーグルクロームの拡張機能としてリリースされました。英語以外にも日本語・中国語・韓国語・ロシア語などに対応しています。
またエマーゴは公式ツイッターにて、ヨロイウォレットが完全にオープンソースにしたことを発表しています。

仮想通貨を預けるウォレットで最も厄介な問題はセキュリティです。外部からのハッキングも不安要素ですが、始めからウォレット内部にウィルスやマルウェアが仕込まれているという危険性も残されています。
オープンソースというのは、実際にウォレットで使われているコードを公開することでウィルスやマルウェアを仕込んでいないということを証明する意味があります。

メリット

ヨロイウォレットの何より大きなメリットは、カルダノの公式ウォレットということです。
仮想通貨がアップデートやハードフォークを行うと、場合によってはウォレットの対応が遅れることもあります。公式ウォレットであれば、このような事態に陥っても迅速に対応してくれる可能性があります。
加えてヨロイウォレットはオープンソースであるため、内部にウィルスやマルウェアといった悪意のあるコードが仕込まれている危険性がありません。

また、ヨロイウォレットではブロックチェーンをダウンロードする必要がないため、すぐに取引や送金に取り掛かれることもメリットです。

なお、カルダノにはダイダロスというウォレットもありますが、こちらはカルダノ以外にもやを取り扱ったり、カルダノ所有者によるブロック生成などの機能が追加予定です。
カルダノ専用のウォレット機能に特化したものがヨロイウォレット、カルダノ以外の仮想通貨の保管やウォレット以上の機能を持たせようとしているものがダイダロスとなります。

デメリット

ヨロイウォレットのデメリットは、カルダノしか保管できないことです。
カルダノ自体も時価総額ランキングでは上位に位置する人気のある仮想通貨ですが、2018年11月現在では取引の軸などに使うことはできません。カルダノの保管用だと割り切って使うことになります。

「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」の今後の予定

ヨロイウォレットのホームページで公開されているロードマップによると、2018年第4四半期の間に対応言語を増やすことや、iOSやアンドロイドのスマートフォン用のモバイルアプリの開発が予定されています。

「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」をダウンロードしよう!

ヨロイウォレットは以下のURL先からダウンロードが可能となっています。
Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)公式サイト

カルダノを安全に管理するなら「Yoroi Wallet(ヨロイウォレット)」

カルダノは高度なスマートコントラクトを導入していることもあり、2018年11月でも高い時価総額を誇る仮想通貨です。ヨロイウォレットはそんなカルダノの保管や送金に特化したウォレットになっています。

オープンソースなのでウィルスやマルウェアを仕込まれている危険性もありません。
また、公式ウォレットですのでアップデート後にも迅速な対応が期待できます。カルダノの長期保管を考えている人にとっては最適なウォレットのひとつとなるでしょう。

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