イーサリアムzkEVM最大手のzkSync(ジーケーシンク)は日本時間16時よりZKトークンの発行を開始した。初値ではバイビット(Bybit)で0.35ドルを推移し、1アカウントにおける最大エアドロップは554万円という高額エアドロップとなった。

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ZKトークンの発行開始

資金調達額4.58億ドル、日本円にして721億円の巨大プロジェクトであるジーケーシンク(zkSync)は、ネットワークを分散するためのガバナンストークンであるZKトークンをユーザーにエアドロップ、日本時間2024年6月17日の16:00より発行(Claim)が開始した。

ユーザーのベースとなる最大アロケーション(対象)は10万 $ZK となっており、バイビット上場時には0.3524ドルを推移。結果的に10万 $ZKのエアドロップを獲得できたユーザーは35,240ドル、日本円にして約554万円を手にしたことになる。直近の同様のエアドロップにスタークネット(Starknet)の$STRKがあるが、条件が厳しかったのに対して今回のジーケーシンクは大口のいわゆる「鯨」を優遇するのではなく、小口ユーザーも10万$ZKの割当が行われているため広く分散していると言えるだろう。

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ZKエアドロップの対象と条件

スタークネットの対象ユーザーは106万アカウントだったのに対し、今回のジーケーシンクは69万アカウントとなっており、非常に少ないことがわかります。またエアドロップ発表時には全体で682万アカウントが存在していることから、エアドロップ対象はわずか10%であるということになるのです。

その中でも10万$ZKを対象となったのは約4000アカウント、ギットハブ(Github)やコミュニティなどの貢献で10万$ZK以上の割当があるのが155アカウントであるということは、上位0.6%が割り当てということになるでしょう。同様の巨大プロジェクトであるレイヤーゼロ(LayerZero)も対象者は50万から100万ユーザーになるとされており、対象ユーザーは全体の8~9%となる可能性が高いでしょう。

6月は仮想通貨エアドロップのTGE(トークン発行)が今年に入って最も多く、市場に大きな変化をもたらすことになると考えられるでしょう。

 

コラム:仮想通貨(暗号資産)のエアドロップは詐欺や悪?ICOと比較して評価してみた

 

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