GMOクリック証券FXのロスカットルールとは?損失を防ぐにはどんなことが必要?

FXは確実に利益を出せるものではありません。利益が出ることもあれば、損益を出すことも普通にあります。
しかし、このような投資はいつ大きなマイナスになるか分かりません。
それを未然に防ぐためにあるのが『ロスカット』と呼ばれるシステムです。
そこで今回は、ロスカットについて詳しく解説していきます。

GMOクリック証券のFXネオ、特徴やメリット、申込み方法は?

FX取引のロスカットとは

FXはにはリスクコントロールに適した『ロスカット』と呼ばれるシステムがあります。
FXではこのシステムによって安定した取引ができます。
では、ロスカットについて簡単に解説します。

ロスカットとは、ある一定期間に応じて利用者の取引口座の時価評価を行い、その時点での評価損がどの程度のレベルにいるか調べます。
その結果、一定レベルに達した場合に限り保有されている未決済ポジションのすべてを決済するルール
可能な限り利用者の資産を保守するための仕組みです。

ロスカットと強制決済

ロスカットとは別に強制決済と呼ばれるシステムもあります。
これは、ニューヨーク時間の取引終了時点で利用者の時価評価総額が一定の証拠金維持率(100%)を下回ると自動的に保有中の通貨が決済されます
ですので、大きな損失にならないことが一番のメリットとなります。

ロスカットと追証(おいしょう)

FX取引を行う際には、X会社に預ける証拠金が取引による一定水準以上の損失が出た場合、FX会社から証拠金の追加入金を求められるケースがあります。これが『追証』です。
簡単に言ってしまえば、『今の証拠金だけだと取引ができないから期限内に追加入金してください』というイメージです。

追証はポジションの損失確定前の状態(含み損のこと)でも発生する可能性もあり、一度発生すると追加入金かポジション決済以外では解消されません
たとえポジションが含み損から含み益状態になったとしても解消されないので注意しましょう。
ロスカットと追証を混同して覚える人も多いのですが、実際はまったく違うのでここでしっかりと覚えておきましょう。

ロスカットは、システマティックにポジションの決済を行う制度として覚えてください。
一方の追証は、相場変動によって評価損失の拡大が起こってしまった際に、口座の時価評価総額が必要証拠金額を割り込んでしまった場合(証拠金維持率が100%を下回った場合)に、必要証拠金の不足分を追加入金する制度のことです。

GMOクリック証券FXのロスカットルールは?

では、GMOクリック証券におけるロスカットルールについて解説します。

FXネオのロスカットルール

FXネオにおける自動ロスカットの対象は、『証拠金維持率50%未満(※法人の場合は100%未満)』となっています。
発注中の全注文をキャンセルし、全建玉の反対売買を行うことになりますので注意しましょう。ロスカットアラートは時価評価総額が取引金額の4%に相当する日本円額を下回った場合(証拠金維持率が100%を下回った場合)となっています。

くりっく365のロスカットルール

くりっく365における自動ロスカットの対象は『証拠金維持率が50%を下回ったとき』となっています。こちらも、発注中の全注文をキャンセルし、すべての建玉を決済しなくてはいけません。ロスカットアラートは証拠金維持率が100%を下回ったときとなっています。

追加証拠金について

GMOクリック証券FXではロスカット制度に加えて追加証拠金制度を採用しています。
追証の判定タイミングはニューヨーククローズ(日本時間:午前7:00)で、証拠金維持率が100%を割り込んだときに発生するものです。
翌営業日の午前3時までに追加証拠金額の入金または充当できる建玉の決済が必要となります。

ロスカットで大切な証拠金維持率

ロスカットルールを理解する上で大切なのが、『証拠金維持率』です。

証拠金維持率とは、必要証拠金に対してどの程度余裕があるかを知るための目安のことを指します。この証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなるため、証拠金やロスカット発生のリスク指標になっています。

FXネオ取引の証拠金維持率の計算方法は以下のようになります。

『証拠金維持率=時価評価総額÷必要証拠金×100』

たとえば、口座に100万円(1ドル=100円と仮定)を入金し、10万通貨を保有した場合は以下のような計算になります。

『100万円÷40万円×100=250』

必要証拠金は『100円×10万通貨×4%=40万』と算出できます。
その結果、証拠金維持率は250%となるわけです。ぜひ覚えておきましょう。

GMOクリック証券のFX取引はロスカットと追証に注意しておこう

FXは稼ぎやすい副業として人気があります。
しかし、投資ととしてリスクがありますし、しっかりとした情報収集と予測を立てなくてはいけません。
そのリスクを抑えるためにロスカットルールを理解して、取引に活用してみましょう。

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