コイン・ATM・レーダー(Coin ATM Radar)が今週発表したデータによると、世界中のビットコインATMの数が5,000台を超えた。また、現状ではビットコイン(BTC)を売買できるATMは、90カ国で稼働しており合計5,006台のATMがある。
ビットコインATMの設置台トップの国は?
ビットコインATMの最大のプロバイダーは米国で、CoinATMRadarのデータによると、3,229か所にある。カナダは6年近く前にバンクーバーのダウンタウンに設置された世界初のATMも含めて、687か所で稼働しており世界で2番目に設置数だ。3位のオーストリアと4位のイギリスは、それぞれ266台と249台となっており、5位はスペインで89台となっている。
ビットコインATMのトップの生産者は世界中に1,576台を設置しているジェネラル・バイツ(General Bytes)。 ビットコインATMのインストール数の増加は、ビットコインの価格と強く相関しており、2018年1月以降に現在のATMの約60%が導入されている。このような成長の中で、ビットコインATMはいくつかの国では、具体的な規制が導入されていないにもかかわらず、監視下に置かれている。
勢いを増し広がるビットコインATM
また今月には、暗号資産(仮想通貨)プロバイダーのデジタルミント(DigitalMint)が多国籍コンビニエンスストアチェーンであるサークルK(Circle K)との提携を発表。そのうえで、パイロットプログラムとしてアリゾナ州とネバダ州において20のビットコインATMを追加した。
この提携よって消費者は、仮想通貨ATMを使用して、サークルK内でビットコインを購入することが可能となる。従来のATMと同様に、消費者は米ドルとビットコインを交換することができ、顧客は1日あたり最大2万ドル(約215万円)相当のビットコインを購入できる。
デジタルミントの共同創設者であるマーク・グレンズ(Marc Grens)氏は、「この提携は、世界中の新しい市場に対してビットコインへのアクセスを大幅に拡大することを意味する」とのコメントを発表。デジタルミントは2014年に設立されたシカゴを拠点とする仮想通貨プロバイダーで、すでに金融サービスセンターやコンビニエンスストア、食料品店、ガソリンスタンド、その他の小売店など、米国内の250以上の実店舗と提携している。
現状では、ビットコインATMは1日に6台近くの設置されている状態で、現在の成長率をふまえると、10月までに設置台数の合計がおよそ5,700になるという予想もある。
参考
・Coin ATM Radar
・DigitalMint Bitcoin ATM Launches Partnership with Circle K Stores
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