海外で使えるスマホ・QRコード決済は?

お財布やクレジットカードを出さなくても、スマホだけで支払いができるスマホ・QRコード決済が注目を集めています。
コンビニやドラッグストアで気軽に使えて、ポイントが貯まったり、キャンペーンクーポンを使うことでお得にお買い物ができるのも魅力です。
日本では利用者が急激に増えているスマホ決済ですが、旅行によく行く人は、海外旅行でも使うことができれば便利ですよね。
海外でスマホ決済が使えれば、たくさん現金を持ち歩かなくて済みますし、クレジットカードを出さずにお買い物ができて安心です。
そこで、海外でも使えるスマホ・QRコード決済をひと通り紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

スマホ決済は簡単・早い!メリットや使い方、おすすめアプリ、使えるお店は?

海外旅行での決済・支払い方法といえば

海外旅行での支払い方法はいろいろな方法があります。
現金払いのほかにキャッシュレスの支払い方法がいくつかありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。

現金(外貨)

海外での支払い方法として最も基本的なのは、日本円を現地通貨に両替して使う方法です。
クレジットカードなどの決済方法が使えない場所でも、現金なら使えますので、海外旅行に行く時は最低限の現金を用意しておくことは大切です。

ただし、あまり大きな金額を持ち歩くと紛失したり盗難のリスクがあります。
海外で現金を持ち歩くのは最小限にして、キャッシュレスの支払い方法と併用するようにしましょう。

クレジットカード

クレジットカードは後払い方式の支払い方法としては国際的に広く普及している決済手段です。
カードで決済した代金を翌月一括やリボ払いなど、事前に決めた時期に後払いで支払うのが特徴です。

国際的にポピュラーな支払い方法のため、海外旅行ではよく使われる決済方法ですが、入会時に審査があるのが人によってはデメリットになるでしょう。

デビットカード

デビッドカードとは、クレジットカードと同じような16ケタのカード番号が発行されますが、後払いではなく銀行口座の預金と紐付けられているのが特徴です。

デビットカードで決済すると預金口座から決済代金が即時引き落とされるため、審査なしで発行できるのがメリットです。

プリペイドカード

プリペイドカードは、事前にお金をカードに入金しておき、入金した残額の範囲内で使える支払い方法です。
プリペイドカードのデメリットは使える場所が限られていることです。

今話題のスマホ・QRコード決済とは

スマホ・QRコード決済とは、現金を使わずスマホを使って支払いをする決済方法です。
大きく分けると「QRコード・バーコード決済」と「NFC(非接触型IC)決済」の2種類があります。
スマホ決済は、お店のレジで現金を出さずにスマホひとつで支払いできるのがメリットです。
スマホ決済をすることでポイント還元があったり、キャンペーンクーポンが使えますので、現金よりお得にお買い物ができるようになります。

海外で使えるスマホ・コード決済も

海外で使えるキャッシュレスの支払い方法にはスマホ決済もあります。
海外ではスマホに表示したバーコードを読み取るタイプはあまり普及していませんので、非接触型の決済方法を使うことになります。

海外で使える支払い方法を準備しておけば、キャッシュレスで海外旅行を楽しむことができるでしょう。

LINE Pay(ラインペイ)

日本のスマホユーザーの多くが使っているLINEのスマホ決済がLINE Payです。
LINE Payにはアプリを使ったスマホ決済と、JCBのカードを発行するLINE Payカードの2種類があります。

スマホ決済は国内限定ですが、LINE PayカードはJCBのカード番号が発行されますので、海外でもLINE Pay残高を使って買い物ができます。

使い方は?

LINE Payカードを海外で使うには、事前準備として日本にいるときにプラスチックカードの発行を申し込んでおきます。
LINE PayカードはJCBカードになっていますので、プラスチックカードを持っておけば、JCB加盟店でクレジットカードと同じような使い方ができます。
LINEアプリから申し込めば自宅にLINE Payカードが送られてきますので、それを海外に持って行って使うことになります。
海外で支払いをするときに、お店の人に「支払いはJCBで」と伝えて、LINE Payカードを渡すと決済してくれます。

LINE Pay(ラインペイ)について詳しくはこちら

Apple Pay(アップルペイ)

Apple PayはiOS端末向けの非接触タイプのスマホ決済サービスです。
Apple Payでは事前にクレジットカードを登録しておくことで、iPhoneを使ったタッチ決済でカード払いができるようになります。
Mastercardのコンタクトレス機能が付いているクレジットカードなら、Apple Payに追加することで海外でも利用できます。
海外旅行で頻繁にクレジットカードを出したり使ったりするのは不安ですが、iPhoneをかざせばカード払いができるというのは安心感があります。
iPhone端末を使っているならApple Payがおすすめです。

使い方は?

海外でも使い方は国内と同じで、レジの端末にiPhoneをかざすだけで決済できます。
店員さんへの支払い方法の伝え方ですが、海外では「コンタクトレス」という言い方をします。
またはiPhoneを見せながらサービス名の「Apple Pay」と伝えてもよいでしょう。

Apple Pay(アップルペイ)について詳しくはこちら

Google Pay(グーグルペイ)

Google Payは、Googleが提供しているAndroid端末向けの非接触決済サービスです。
サービス内容はApple Payとよく似ており、クレジットカードを登録しておサイフケータイ対応のAndroid端末でタッチ決済をすれば、登録したクレジットカードで支払いができるというものです。

使い方は?

Google Payは非接触式の決済方法で、QUICPayというサービスを使います。
事前にクレジットカードを登録しておき、QUICPay対応のお店で、「支払いはQUICPayで」と伝えてレジの端末にスマホをかざすだけで決済完了となります。

ただし、現状ではQUICPayは日本国内限定のため、海外では使うことができません。

Google Pay(グーグルペイ)について詳しくはこちら

モバイルVisa payWave

モバイルVisa payWaveとは、Visa payWaveと呼ばれるタッチ決済ができるVISAカードをスマホのNFC機能で利用できるようにしたものです。
Visa payWaveは日本国内で人気のSUICAやEdyと同じような感覚で、海外で支払いができるVISAカードです。
モバイルVisa payWaveのアプリをインストールして設定しておけば、VISAのクレジットカードと同じようにスマホで決済でき、お店にカード番号を伝える必要がないため安全です。

使い方は?

モバイルVisa payWaveは、Visa payWaveに対応しているお店で使えます。
お会計のときにモバイルVisa payWaveのアプリを立ち上げて、店員さんには「Visa payWaveで支払う」と伝えて、スマホを端末にタッチすると決済完了です。

支付宝(Alipay/アリペイ)

アリペイは、中国のネット通販で有名なアリババグループが提供している決済サービスです。
中国ではトップシェアの決済サービスで、全世界で5億人以上が使っています。

使い方は?

アリペイの支払い方法は2種類あります。
アプリでQRコードを表示して店員さんに読み取ってもらう方法と、お店に設置されているQRコードをスマホのカメラで読み取る方法です。
お店のQRコードを読み取る場合は、コードを読み取った後に自分で支払い金額をスマホに入力する必要があります。
どちらの方法が使えるかはそのお店によって変わります。

支付宝(Alipay/アリペイ)について詳しくはこちら

微信支付(WeChat Pay/ウィーチャットペイ)

ウィーチャットペイは、中国の人気メッセージアプリ「WeChat」の中のスマホ決済です。
中国でのLINEのようなもので、LINEの中にLINE Payがあるのと同じように、WeChatの中にはWeChat Payがあります。

使い方は?

ウィーチャットペイの使い方はアリペイと同じです。
スマホでウィーチャットアプリを立ち上げてコードを表示させて店員さんに読み取ってもらうか、またはお店のQRコードをスマホのカメラで読み取って決済を行います。

海外旅行もスマホ・コード決済で楽々

スマホ決済は日本のコンビニやドラッグストアだけでなく、海外でも使うことができます。
海外で高額の現金を持ち歩くのは不安ですので、安全に支払いできるスマホ決済のメリットが活きてくるでしょう。

お店の支払いがスピーディになるだけでなく、両替の手間もなくなり、クレジットカード番号がもれる心配もなくなります。
海外旅行でも大活躍してくれるスマホ決済を、今のうちから使いこなしておくのもよいのではないでしょうか。

おすすめの記事