
FXにはさまざまな手法があります。
通貨によっては高金利のものもあり、これを利用して通貨ペア間の金利差で稼ぐ方法もあるのです。
今回は「スワップポイント」という言葉を解説しつつ、豪ドルの取引で稼ぐ方法を紹介します。
スワップポイントとは
スワップポイントとは、ポジションを持っているだけで毎日入ってくるお金のことです。通貨ペアの金利差によってその額は計算されます。
「ロング」を持っているとプラスのスワップポイント、「ショート」を持っているとマイナスのスワップポイントになる通貨ペアが多いです。
ただ、通貨ペアやFX業者によってはプラスマイナスが逆転していたり、どちらもマイナスというケースもあります。
スワップポイントは、ポジションを持っているだけという性質上、忙しくて取引する時間を取れない人にはとても向いています。
もちろん、忙しい社会人ではなくても人気の取引方法です。スワップポイント狙いのトレードをするには当然ながらスワップポイントが高い口座・通貨ペアを選ぶことが必要です。
高金利通貨として有名な豪ドル
スワップポイントが高額で有名な通貨は、「豪ドル」「南アフリカランド」「トルコリラ」の3つです。
その中でも豪ドルは優れていると言われています。豪ドルはとても安定した通貨なので、安全に資産運用したい場合に向いているのです。
スワップポイント自体は南アフリカランドやトルコリラを高く設定しているFX業者がほとんどですが、これらの通貨は安定感に欠けます。
マイナーな通貨ということで流動性に不安があるのです。
また、低金利では誰も買ってくれないからこそ高金利にしているという実態があるので、レート自体の下落が懸念され、スワップポイントを稼いだところですずめの涙でしかないということになりかねません。
実際に、トルコリラは金利が上昇しながらもレートは史上最低値を記録してしまい、スワップポイント生活を夢見た人が破産したという報告は多くあります。
対照的に豪ドルは、スワップポイントが高いにも関わらず安定感もあるのでスワップポイント初心者でも不安が少ないでしょう。
ただし、豪ドルはメジャー通貨ではなく新興国通貨ですし、2008年のリーマンショック時は流石の豪ドルも大幅下落し、スワップポイント狙いのトレーダーを多く蹴落としたので絶対に安全というわけではありません。
負けた時に備えて損切りは確実に行いましょう。
豪ドル/円の取引ができるFX会社は?
豪ドル/円の取引ができるFX会社は多くありますが、その中でもスワップポイント狙いの取引に向いた口座を紹介します。
LIGHT FX
LIGHT FXは取引ツールや機能がシンプルで初心者向けと言えます。また、業界最高水準のスワップポイントが最大の魅力。豪ドルのほかに、トルコリラ、メキシコペソ、南アフリカランドの高金利通貨を取り扱っています。
・手数料0円
・豪ドル/円スプレッド:0.4銭(7月上旬時点)
・豪ドル/円スワップポイント:買 30円、売 −30円(7月5日時点)
みんなのFX
みんなのFXもスワップポイントが高いことで有名です。また、1,000通貨という少額で取引できるのも珍しいでしょう。
自社で行っているセミナーがあり、初心者だけでなく、中級者や上級者からも人気を集めています。
・手数料0円
・豪ドル/円 スプレッド:0.4銭
・豪ドル/円スワップポイント:買 30円、売 −30円(7月5日時点)
FXブロードネット
FXブロードネットのメリットは自動売買ツール「トラッキングトレード」が利用できるということ。一度設定しておくだけで、寝ている間も24時間自動で取引してくれるので、常にパソコンの前にいられないという方でも利益を上げることが可能です。
・手数料 0円
・豪ドル/円 スプレッド:0.6銭
・豪ドル/円スワップポイント:買 26円、売 −33円(7月5日時点)
GMOクリック証券
FX業界で低水準のスプレッド・手数料が魅力のGMOクリック証券。また、FX取引高でも世界1位の実績を誇るため多くの投資家から支持されていると言えるでしょう。
・手数料0円
・豪ドル/円 スプレッド:0.7銭
・豪ドル/円スワップポイント:買 27円、売 −28円(7月5日時点)
アイネットFX
アイネットFXはスマホで気軽にFXができるほか、自動売買システム「ループ・イフダン」が人気です。また、アイネットFXにはデモトレードがあるので無料でFXの練習をすることもできます。
・手数料0円
・豪ドル/円スプレッド:1.5銭~4銭
・豪ドル/円スワップポイント :買 30円、売 −42円(7月5日時点)
豪ドル/円の取引ポイント
おすすめの「豪ドル/円」について取引のポイントをまとめました。
スワップポイントの高いFX口座を選ぶ
豪ドル/円の取引で稼ぐためにまず必要なのは、スワップポイントの高い口座の選択です。
上の口座比較を見ると大したことがないように思えるかもしれませんが、スワップポイントは毎日入るものなので「塵も積もれば山となる」です。
スワップポイント狙いのトレードは、年単位で行われることが多いので1円でも高い口座を選びましょう。
ただ、選ぶのは簡単ではありません。スワップポイントはFX業者が独自に設定しており、日によって変わります。
もちろん、1日や2日で大きく変わることはありませんが、気が付いたら大きく変わっているという可能性も考えられます。
定期的に下調べをして、その都度適切な口座を選ぶよう心掛けましょう。豪ドル/円のスワップポイント狙いだからといって完全に放置するのは望ましくありません。
手数料やスプレッドは極端に高額な場合を除いて、あまり気にしない方がいいでしょう。長期間の取引では大きな値動きになるので、その分お金の増減も大きいですし、何度も取引するわけではないので1回ごとの参加費は負担になりにくいです。
間違えてショートで入らないよう気をつける
もう一つ重要なのは、間違えてショートで入らないことです。
スワップポイントは持っているだけでお金が入るという言葉だけが一人歩きしてしまっているので間違えやすいですが、それは適切ではありません。
豪ドル/円は、ロングで入った場合のみプラスのスワップポイントが発生します。今のところ逆転する見込みはありません。
ユーロ/ドルなどの通貨の場合はショートでスワップポイントが貯まるので、どの通貨ペアを選ぶにしても事前に確認しましょう。
注意点としては、必ず損切りを設定しておくことです。先に挙げたように比較的安定感のある豪ドルも暴落するときはあります。
その時に備えて損切り設定をしておくことが大切。必ず余剰資金で行い失っても良い金額だけにしましょう。
レバレッジは低めに設定
また、長期間の投資をするため、レバレッジを低く設定することが有効です。
低レバレッジで低いロット数なら安全ですし、レートが落ちても損切りラインまで届きにくくなります。
そして、スワップポイント狙いの投資を成功させるにはオーストラリアおよび関連国家の政治的知識があると良いでしょう。
いわゆるファンダメンタルズ分析です。
闇雲に取引するのではなく、豪ドルが今後上がる見込みがあるのかどうかを調べた上で行うことが必要です。
例えば、オーストラリアは資源国家で主に中国へ輸出しています。このため、中国のメーカーが好調な時に輸出が盛んになるのでチャンスと考えるなど複雑な思考が求められます。
このように、オーストラリアのことを考えるだけでオーストラリア以外のことも考えることになります。ここまでしても負ける時はあるのです。
他にもチャートパターンを見て取引する作戦があります。代表的なのはレンジブレイクです。
スワップポイント狙いであれば、月足や週足など長期間足のチャートから分析するのが望ましいでしょう。
オーストラリアの政治的知識を勉強しつつチャートパターンでチャンスを探すのは簡単ではありませんが、上手くいけばスワップポイントが入る上に、上昇トレンドに乗ることも可能になります。
スワップポイントは確定申告の対象
最後に、豪ドル/円を決済せずにポジションを持ち続けている場合、12月31日までのスワップポイントは確定申告の対象になるので注意です。
レートの上下による損益自体は決済するまで確定申告の対象にはなりませんが、放置していると忘れやすいので気を付けましょう。
FXは豪ドルのスワップポイントで稼ぐ
スワップポイントは必ずしももらえるばかりではありませんが、うまく運用できれば長期的目線で利益を上げることができます。忙しくて頻繁に売買を行うことが難しいという方は豪ドルのような高金利の通貨に注目し、スワップポイントで稼ぐことに挑戦してみてはいかがでしょうか。