オンライン決済プラットフォームの種類とメリットを徹底解説

最近、「キャッシュレス社会の到来」「〇〇ペイのキャンペーンで期間内の還元率アップ!」という言葉をよく耳にするようになってきました。

世界中でキャッシュレスは進んでおり、2018年にスウェーデンではスマホ決済「Swish」の利用率が現金を上回ったそうです。

これからさらに浸透していくと予想されるキャッシュレスですが、それに伴いオンライン決済にも注目が集まるようになりました。

今回は、事業者にも消費者にもメリットの大きいオンライン決済について詳しく解説していきます。

オンライン決済とは?メリット、代行サービスの種類を比較

オンライン決済プラットフォームとは

オンライン決済プラットフォームとは、インターネット上でECサイトを運営したりする人が利用できるサービスです。

オンライン上での決済方法は、クレジットカード決済や銀行決済など様々な方法があります。運営する事業者がそれらのカード毎や銀行毎に一つ一つと契約して、手数料を支払っていたりすると手間が大きいです。

オンライン決済プラットフォームを導入することで、手続きを一本化できたり、手数料などのコストを抑えることができます。

このように、オンライン決済プラットフォームは大変便利なサービスなので、新たにネットショップを始めようとする事業者から大きな注目を集めているのです。

オンライン決済を導入するメリットは?

オンライン決済が導入すれば、消費者・事業者の双方にメリットがあります。
それぞれ解説していきます。

消費者のメリット

支払い方法の選択肢が増える

消費者にとって、支払いの選択肢が増えるのは大きなメリットと言えます。
そもそも、消費者と一口に言っても年齢層や性別は様々です。

消費者はそれぞれ自分にとって慣れていて、よく使う支払い方法を選びたいはず。
例えば、普段クレジットカードで支払うことがほとんどでポイントを貯めたい人が、銀行の口座振替しかできないのであれば、購買意欲に影響します。

このように消費者心理的にも自分で支払い方法を選べるというのは、大きな意味を持つのです。

早い・簡単・便利

何より、消費者にとって手間が大きく省けることがメリットと言えるでしょう。
例えば、ほとんどのサービスでは一度プラットフォーム上でクレジットカード情報や銀行口座の情報を登録してしまえば、それ以降は入力の必要がありません。

オンライン上の決済で、パスワードやIDの入力のみになれば消費者はとても楽に買い物ができるようになります。

また、使用方法もシンプルなものが多く、事前に説明をしっかり読まなければ使えないということもないので安心です。

履歴が残る

消費者にとって、購入した履歴が残るというのも便利な機能の一つです。オンラインの画面上で履歴の一覧を見れば、今月いくらショッピングをしたのかということも分かるので、家計の管理にも役立ちます。

また、買い物を経費にしたい場合についても履歴を残しておけると都合が良いですよね。

事業者のメリット

集客効果

事業者にとって魅力的なメリットは、集客効果と言えるでしょう。集客に成功すればもちろん売上に直結する可能性が高いです。

なぜ集客に効果的かというとオンライン決済プラットフォームがあることで、より顧客のニーズを満たすことができるからです。

例えば、クレジットカードを持たない若年層をターゲットにする時に、コンビニ決済ができるプラットフォームを用意しておくと、ユーザーは購買できるサイトに集まるようになります。

また、海外のユーザーをターゲットにしたい時は、世界中で馴染みのある人が多いPayPalを導入しておけば、ユーザーにとっては安心して快適なショッピングが可能です。

その他にも、Yahoo!ウォレットやリクルートかんたん支払いなどのプラットフォームであれば、元々のYahoo JapanやPontaカードユーザーにアプローチすることができ、集客が見込めます。

代金の未回収リスクが減る

オンライン決済を導入することで、代金の未回収リスクを減らすことも可能です。
今までであれば、購入した後に代金を銀行振込や代金引換といった支払い方法が主流でした。

しかし銀行振込の場合、ユーザーが期日までに振り込むのを忘れてしまったり、そもそもアクシデントがあり支払うことができなくなる可能性がありました。
そうなると事業者は代金の回収が不安定になり、管理や催促の手間も掛かります。

オンライン決済であれば、ユーザーは商品購入と同時に支払いの手続きを完了させなければなりません。よって、購入したのに事業者のもとに代金が入ってこないというリスクを大きく減らすことが可能です。

業務の効率化

オンライン決済プラットフォームでは、管理者は顧客情報、決済情報、振込情報などあらゆるデータを画面上で確認することができます。

これまで自身でエクセルを使って管理する作業をしていたのであれば、業務を大幅に軽減できるはずです。

中小企業や個人でもオンライン決済プラットフォームを利用できる

オンライン決済プラットフォームは手数料なども明確で安く、導入の手間もほとんど掛からないので、比較的小規模な中小企業や個人でも簡単に使うことができます。

割けるリソースの少ない小規模なビジネスでこそ、個々のカード会社と契約する手間を省けるなど、業務が効率化できるのでおすすめです。

おすすめのオンライン決済プラットフォーム

オンライン決済プラットフォームはいくつか種類があるので、それぞれ紹介していきます。

PayPal(ペイパル)

世界で2億5,000万人以上のユーザーが使用しているサービスです。
そのため、海外ユーザーにアプローチするときには必須と言えます。

ユーザーにとって、クレジットカードと銀行口座決済の両方に対応していて利便性が高いので、集客効果も見込めるでしょう。

運営会社 PayPal Pte. Ltd.
支払い方法 ・クレジットカード決済
・銀行口座決済
導入費用 無料
月額利用料 無料
決済手数料 売上や決済金額によって変動(2.9%~6%)

Paidy(ペイディー)

DMM.comや楽天のラクマなどで採用されている比較的新しいサービスです。
ユーザーにとってはクレジットカード登録をする必要がなく、安心感があります。

クレジットカードを持たない若年層をターゲットとした店舗には最適と言えるでしょう。

運営会社 株式会社Paidy
支払い方法 月に1度コンビニやATM、口座振替
導入費用 無料
月額利用料 無料
決済手数料 3.5%

Yahoo!ウォレット

Yahoo! JAPANが運営しているため、Yahoo! JAPANの有料サービスを利用しているユーザーや、クレジットカードを登録しているユーザーにとっては、決済するハードルが非常に低くなります。集客についても効果が見込めるでしょう。

運営会社 Yahoo! JAPAN
支払い方法 クレジットカード決済
導入費用 無料
月額利用料 無料
決済手数料 3.6%(デジタルコンテンツは異なる場合あり。)

リクルートかんたん支払い

Ponta会員8,100万人にアプローチできるのが魅力のサービスです。そのため、新規顧客の獲得を見込むことができます。Pontaポイント決済・クレジットカード決済の2つから支払い方法を選べるため、ユーザーの利便性や満足度が向上するでしょう。

運営会社 リクルート
支払い方法 ・クレジットカード決済
・Pontaポイント決済
導入費用 無料
月額利用料 無料
決済手数料 物販:3.5%
デジタルコンテンツ:6.0%
※別途、商品代金総額(税抜)に1.0%~のPontaポイント加算負担が発生。

オンライン決済プラットフォームを導入しよう

オンライン決済プラットフォームのメリットや、代表的なサービスについて紹介してきました。今やオンライン決済は集客や業務効率化の面で欠かせないサービスです。
事業者・ユーザー双方の利用が今後も増えると考えられます。
いくつかのサービスがあるので、自分たちが使用したいものやターゲットとなるユーザーの利便性などを考慮して選び、利用してみてください。

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