ビューカードは必要に応じて手続きが必要な場合があります。手続きを忘れてしまうと定期券情報が失われるなど、面倒なことになってしまいがちです。
ビューカードの盗難や紛失に遭った際もすぐに手続きを行わないと大変なことになってしまう可能性があります。
今回は定期券情報の移行などビューカードに関するさまざまな手続き方法について解説していきます。

ビューカードとは

ビューカードとはJR東日本グループが発行するクレジットカードです。Suicaの機能も搭載されているためビューカード一つで交通機関の利用ができるほか、クレジットカードとスイカに対応している店舗や交通機関で利用できます。
利用すればするほどJRE POINTやマイルを貯められるほか、貯めたポイントを使ってSuicaにチャージすることも可能です。電車などの交通機関での利用だけでなく、追加でETCカードも発行することで高速道路の通行料もビューカードで支払えるようになり、ポイントも貯まるようになります。

ビューカードについて詳しくはこちら

ビューカードの各種手続き方法

カード更新は自動的に行われる

ビューカードを含むクレジットカードは有効期限が設定されています。有効期限が過ぎたクレジットカードは使用できなくなりますが、ビューカードでは有効期限が切れる前に自動的に新しいビューカードが郵送されてきます。
そのため新しいカードを受け取る手続きが必要ありません。

カード更新・切り替え時の各種手続き


カード更新時に新しいカードを受け取る手続きは必要ありませんが、カード更新に関する別の手続きが必要になることがあります。
以下の機能を利用している場合は手続きが必要です。

・ビューカードを定期券として使っている
・ビューカードのSuicaにチャージしている

これらの手続きの際、旧カードが必要になるので手続きが完了するまでは処分しないようにしてください。
もし知らずに古いカードにハサミを入れたり捨ててしまった場合は、コールセンターまで問い合わせてください。

定期券情報の移し替え

定期券情報は自動的に新しいビューカードに移り変わりません。定期券情報を新しいビューカードに移し替えるには、JR東日本の多機能券売機(黒色の券売機)を使用します。

定期券情報を移し替える手順は以下の通りです。

  1. いきなりビューカード挿入すせずにパネル右上の「定期券」を選択します。
  2. 「発行替え」を選択します。
  3. 「古いカードから新しいカード引継ぎ」を選択します(一番下の項目です)
  4. 今まで使っていた古いビューカードを挿入します。
  5. その後、新しいビューカードを挿入します。
  6. しばらくく待つと2つのビューカードが返却されるので、忘れないように受け取って引き継ぎが完了し、以降は新しいカードを定期券として使えるようになります。
    手続き自体は簡単ですが、手続き完了後2枚ともビューカードを受け取ることを忘れないようにしてください。

出典:ビューカード ホームページ カード更新・切り替え時のSuica情報の移し替え・残額の払い戻しなどのお手続き https://www.jreast.co.jp/card/guide/update.html

Suica残高の移し替え

Suica残高の移し替えも古いビューカードと新しいビューカードを持って多機能券売機(黒色の券売機)を使用します。
ただしSuica機能のみで定期券機能がないビューカードは移し替えができないのでその場合はSuica残高の払い戻し作業が必要になります。
払い戻したい場合は後ほど紹介する、「Suica残高の払い戻し」を参考にしてください。

気になるSuica残高の移し替え方法ですが、先ほど紹介した「定期券情報の移し替え」のやり方と全く同じです。
この手続きを行うと定期券情報とともにSuica残高の移し替えも完了するので、わざわざ2回に分けて手続きする必要はありません。

Suica残高の払い戻し

Suica残高を払い戻したい場合は古いビューカードのみで手続きできます。
手続きを行う端末は券売機ではなくJR東日本の各駅に設置されているATM「VIEWALTTE」で払い戻し手続きを行います。
Suica残高の払い戻しの流れは以下の通りです。

  1. パネル左上の「クレジットカードによるチャージ」などが書かれた大きな項目を選択します。
  2. パネル左下の「Suicaチャージ残高の払い戻し」を選択します。
  3. 古いビューカードを挿入します。
  4. ビューカードを設定している4桁の暗証番号を入力します。
  5. 暗証番号が認証されるとSuica残高が表示されます。問題なければ確認ボタンを押して払い戻しを行います。

払い戻しを行った段階でSuicaとして使えなくなるので、しばらくは古いビューカードを使い続ける場合は払い戻しを後回しにしましょう。

ビューカードの変更は新規申し込みが必要

ビューカードはクレジットカードブランドの一つであり、ルミネカードやJRECARDなどさまざまなビューカードが存在します。
特典の違いなどで今使っているビューカードを他のビューカードに変更したいということもあるでしょう。
この場合は変更手続きではなく新規申し込みが必要になります。同じビューカードブランドと言ってもカード自体は別物ですので、ビューカードごとに申し込みしなければなりません。
見方を変えると複数のビューカードを持つ事が可能ですが、年会費もビューカードの数だけかかってくるので、申し込む数は注意しましょう。

紛失・盗難時はコールセンターに連絡して停止手続きを行う

紛失・盗難にあった際は気付き次第すぐに電話で連絡を入れるようにしましょう。
365日24時間対応しているので、深夜帯に帰宅した後でビューカードがないことに気づいた場合でもすぐに対応してもらえます。

ビューカード紛失・盗難デスク

03-6685-4800
24時間対応・年中無休

ビューカードでJRE POINT(ポイント)を貯めよう





カード更新時など、必要な手続きがある場合は速やかに済ませよう!

定期券情報やSuica残高の移し替えなど、必要な手続きが発生した場合はできる限り早く行いましょう。
有効期限新しいビューカードでもSuicaなどを使うことができますが、古いビューカードのSuica残高・定期券情報は使えないので注意が必要です。
手続き自体は数分で完了するので、駅に寄った際は忘れないように手続きをするようにしましょう。
また盗難紛失にあったときはすぐにビューカード紛失・盗難デスクまで問い合わせるようにしてください。

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