
今年2019年は8月以降、ビットコイン(BTC)ロンガーにとっては厳しい相場が続いています。これまで2019年前半の上げ幅を後半の下落で吸収してしまい、価格は「往って来い」になっています。ここからBTCはどう動くのか?底値は取ったのか?気になるところです。
BTC/USD 4時間足
出典:Tradingview (12月7日現在)
11月はほぼ下げ相場で、11月25日には直近最安値の6,500ドルに到達。その後はやや反発する動きを見せ、12月7日にようやくレジスタンスラインを越えた形です。11月25日の安値からは1,000ドルの上げ幅で現在価格は7,500ドル近辺で推移しています。
同様の4時間足チャートにフィボナッチリトレースメントを引いてみると、23.6%の7,400ドルで切り返しています。
このラインは10月25日に起きたBTC急騰前の価格帯で、5月上げの中央値でもある重要なライン。まだまだ上値は重いですが、まずはここを明確に上抜け次の節目である38.2%の7,900ドル台に到達してくると、直近の下落リスクが回避されると考えます。
BTC/USD 日足チャート
2019年のBTCチャートを振り返ってみると、1月までの低迷する相場を経て2月に動き始め、4月から上昇トレンド開始、6月に直近高値19,666ドル(ここが年初来高値になるかな?)を達成しています。
2月につけた年初来安値からのフィボナッチリトレースメントでは、現在価格が重要数値の61.8%の7,200ドルを越えた地点にあり、反転が期待される値位置です。
12月のビットコイン(BTC)相場に期待
現在のBTC価格はまだ下げ止まりを確信出来る位置ではありません。しかしようやく悲観ムードが納まり、徐々に買い向かう動きが見えます。
他市場を見てみると、1年前の今頃は株式相場が低迷し、寂しい年末となりましたが今年はNYダウも史上高値を更新し続け、日経平均株価も年初来高値をつけて明るいムード。
クリプト市場もこれら伝統的な市場との関連性も増している事から、出来高を伴った明るい相場になって欲しい所です。ここからの12月相場に期待しましょう。
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