

電子マネーのひとつとして浸透しているSuicaには、多くの使い道があります。
日常生活でSuicaを本当に使いこなすためにも、電車やバスといった交通機関、その他買い物の場面での使い方をチェックしておきましょう。
Suica(スイカ)の使い方 ~電車やバスなどの交通機関~
Suicaは電車、バス、新幹線などの各種交通機関の支払いに利用できます。
使い方は基本的に簡単なものとなっているので、以下を参考に利用時の流れを把握してみましょう。
改札は「タッチ&ゴー」でスムーズに
JRなどの電車を利用する際には、Suicaがあれば自動改札にタッチするだけで運賃の支払いを行うことができます。
「タッチ&ゴー」と呼ばれるこのスムーズなシステムこそ、Suicaの特徴だといえるでしょう。
定期券の区間内、もしくは支払いに十分な金額がSuicaにチャージされていれば、立ち止まることなく改札を通り抜けることが可能です。
残高がチャージされていれば、乗り越し精算も自動で行ってくれるので、より交通機関の利用が手軽なものとなるでしょう。
Suicaは在来線と新幹線の乗り換え時にも、改札で自動精算をしてくれます。
使い方は新幹線のきっぷを入れてから、SuicaをタッチするだけでOK。
新幹線の利用が多い場合には、Suicaと組み合わせて使う方法をチェックしておくことがおすすめです。
普通列車グリーン車も簡単に利用可能
普通列車に連結されているグリーン車である「普通列車グリーン車」のチケットも、Suicaから購入することができます。
Suicaのエリア内にある券売機で「Suicaグリーン券」を購入するか、スマホのモバイルSuicaで新規購入を行うことが基本的な使い方です。
モバイルSuicaで購入する手順は、以下のようになっています。
①モバイルSuicaの「チケット購入」から「Suicaグリーン券」を選択
②「1.新規購入」をタップ
③乗車駅と降車駅を選択
④購入内容を確認して「1.購入する」をタップ
⑤Suicaグリーン券の購入を完了させる
グリーン券の購入後はグリーン車に乗車し、座席の上に設置されている「グリーン券情報読み取り部」にSuicaカードかモバイルSuicaをタッチします。
読み取り部が「空席」から「着席」に変わったら、乗車に必要な手続きは完了です。
バスの乗車時も支払い可能
交通系ICカードに対応しているバスの乗車時にも、Suicaを使うことができます。
前のり・後のりのどちらでも、Suicaをバスの読み取り部にタッチするだけでOK。
運賃はチャージされている分から差し引かれますが、不足する場合はバス車内でもチャージが可能です。
Suica(スイカ)を改札で使うときの注意点
Suicaを改札で使う際には、複数枚のカードを重ねないようにする必要があります。
同時にタッチすることはできず、2枚のカードを1度の入場時に連続で利用することも不可能です。
読み取りに失敗すると改札が閉まり、再度正しい状態でタッチすることを求められます。
乗車時はSuicaカードを独立させて、確実に読み取れるように注意しておきましょう。
Suica(スイカ)の使い方 ~買い物の支払い~
Suicaは実店舗での普段の買い物に決済方法としても利用できます。
チャージした金額をそのまま支払いに利用できるので、財布を忘れたり現金が足りなかったりした場合にも安心です。
もちろんすべてをSuicaでの支払いに移行して、完全なキャッシュレス決済を生活に導入することもできます。
チャージは駅の券売機だけでなく、コンビニなどでも気軽に実行できるので、残高不足に悩む心配も少ないです。
チャージ上限額は20,000円となっているので、必要に応じてチャージを実行し、普段の買い物に利用していきましょう。
コンビニやスーパーなどの買い物で利用可能
Suicaはコンビニやスーパーで利用できるので、日用品やちょっとした買い物の決済方法として適しています。
例えば以下のような店舗がSuicaでの支払いに対応しています。
KIOSK、NewDays、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソンなど
イオン、イトーヨーカドー、OK、ダイエー、ドンキホーテ、サミットなど
これらのお店では買い物の精算時にSuicaで支払うことを伝えるだけで、電子マネー機能による購入が実行できます。
あとはSuicaを対応端末にタッチすれば支払いが完了するため、スピーディにレジを終わらせることができるでしょう。
コンビニやスーパーの他にも、グルメ系、タクシー、ドラッグストア、家電量販店、宿泊施設などの支払いにも利用可能です。
Suicaの電子マネーは交通関係に縛られず、さらに利用できる範囲を拡大しているので、自分の生活圏で使える店舗を調べてみましょう。
自動販売機でも利用できる
acureなどの飲料自動販売機も、Suicaのタッチだけで購入することができます。
手順は購入したい商品を選択して、読み取り機にSuicaカードかモバイルSuicaをタッチする2ステップだけで完了です。
駅内はもちろん街中にもSuica対応の自動販売機が増えているので、小銭がなくてもSuicaの電子マネー機能を使っての支払いが行えます。
Suica(スイカ)でポイントを貯めよう!使えば使うほどお得に
SuicaはJRE POINT WEBサイトに情報を登録することで、対応店舗での利用時に専用の「JRE POINT」を貯められるようになります。
使えば使うほどポイントを貯めることができ、その後のお得な利用につなげることが可能です。
交通機関や買い物など、日常的な利用に使えるSuicaは、コツコツとポイントを貯めるのに向いています。
Suicaを作っただけではポイントを貯めることができないため、必ず以下の手順で登録をしておきましょう。
①JRE POINT WEBサイトのトップページから「新規登録」を選択
②入力項目を埋めて「次へ」
③内容を確認して仮登録を行う
④送信されるメールに記載されているURLから本登録へ
⑤仮登録で設定したメールアドレスとパスワードを入力してログイン
⑥第2パスワードの設定
⑦登録するポイントサービスを選択する
→「Suicaカードで新規登録する」か「Suica付きビューカードで新規登録する」から選ぶ
⑧実際に利用するSuicaの種類を選択
⑨必要事項を入力して登録
⑩登録完了を確認
Suica(スイカ)ポイントの貯め方・貯まる場所
JRE POINTは専用のマークがある店舗で利用するたびに、ポイントを獲得することができます。
ポイントは100円か200円ごとに1ポイントの取得となり、買い物の翌日にSuicaに付与されます。
NewDays、KIOSKなどのコンビニ、acure(自動販売機)、その他イトーヨーカドー、デニーズ、紀伊国屋書店、ANAなどがJRE POINTの対象店舗です。
JRE POINTはJR東日本の在来線の乗車時にも、Suicaの利用額に応じたポイントを獲得できます。
Suicaカードの場合は200円ごとに1ポイント、モバイルSuicaの場合は50円ごとに1ポイントが貯められるのです。
通常の乗車時だけでなく、Suicaグリーン券やモバイルSuica定期券の購入でもポイントは貯まります。
貯まったポイントはSuica(スイカ)へのチャージやグリーン券の交換に使える
獲得したJRE POINTは、Suicaへのチャージに利用できます。
SuicaカードとモバイルSuicaの両方にチャージでき、そのあとはSuicaの支払いが行える場所で自由に利用が可能です。
さらにJRE POINTを使って、Suicaグリーン券の交換も申し込めます。
申し込みはJRE POINT WEBサイトから行われ、その後は自動券売機かiPhoneなどのモバイルSuica端末で受け取ることが可能です。
使い道を自由に選ぶことができるので、ポイント獲得後の利用方法も考えておきましょう。
Suica(スイカ)付きクレジットカードもおすすめ
Suica機能が付帯するクレジットカードならJRE POINTはより貯まりやすくなるので、Suicaユーザーにはセットで利用することをおすすめします。
Suica(スイカ)の使い方は多種多様!ライフスタイルに合わせて使いこなそう
Suicaの使い方は非常に幅広いものになっているので、ひとつあれば交通機関の移動から買い物まですべてを済ませることができます。
この機会に自分の生活環境でSuicaをどれくらい利用できるのか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
使った分だけポイントが貯められるので、Suicaをきっかけにお得な体験ができることも。
Suicaとポイントサービスを結びつけて、さらに生活に役立つスタイルを確立していきましょう。