Suica(スイカ)定期券について徹底解説!購入、継続、払い戻し、紛失時はどうする?

交通系電子マネーSuica(スイカ)は、特定の区間内を定額で利用できる定期券としても利用できます。
通勤・通学に使っているという方は多いのではないでしょうか。
よりスムーズに利用するためにも、こちらでSuica定期券の購入方法や払い戻す方法をチェックしておきましょう。

Suica(スイカ)について詳しくはこちら

Suica(スイカ)定期券の購入方法

Suica定期券は、いくつかの方法から購入することが可能です。
カード型、モバイルSuica、Suica定期券機能付きビューカードなど、それぞれの種類ごとに流れを紹介します。
ちなみにSuica定期券は使用を開始する日の14日前から購入できるので、ある程度の余裕を持って準備を進めておけます。

カード型のSuica(スイカ)定期券の購入方法

カード型のSuicaは、JR東日本の駅にある「指定席券売機」「多機能券売機」「みどりの窓口」で購入ができます。
各種券売機での購入に必要な基本的な流れは、下記のようになるのでチェックしておきましょう。

①券売機の画面から「定期券」をタッチ
②「新規」から定期券の種類を選択
→「通勤定期券」「グリーン定期券」「新幹線通勤定期券(FREX)」が選択肢になります。
③乗車駅名と降車駅名を選択して経路を入力
④定期券の種類を選択
→新しくSuicaを作るか、磁気定期券からの移行、既に持っているSuicaを定期に変えるの3パターンがあります。
⑤定期券の有効期間と、使用を開始する日を決定
⑥支払い方法を選択
→現金かビューカードから選べます。(指定席券売機の利用時は現金のみ)
⑦Suica定期券を受け取って完了

購入時にはデポジットとして500円が必要となるため、事前に準備をしておきましょう。

購入の流れがわからなくなった場合は、みどりの窓口で対応してもらうことがおすすめです。
係員にSuicaの定期券を作成する旨を伝えて、購入申込書に必要事項を記入します。
定期代金を支払うことで、その場でSuica定期券を受け取ることが可能です。
通学用の定期券が必要な場合は、学生証などの証明書が必要となります。

モバイルSuica(スイカ)の定期券の購入方法

スマホのモバイルSuicaで定期券を購入する場合、以下のような流れになります。

①モバイルSuicaの「チケット購入」から「定期券」を選択
②「新規購入」から定期券の種類を選択
③乗車駅、降車駅、経路を検索して決定
④使用開始日と利用期間を選択
⑤内容を確認して購入する
→支払いはモバイルSuicaに登録されている定期券のみとなります。

使っているスマホがiPhoneの場合は、Apple Payから以下のように購入します。

①アプリを立ち上げて「チケット購入・Suica管理」を選択
②「定期券」をタップ
③新規購入、継続購入、区間変更、定期券の種類変更から選択
④画面の内容に沿って入力を行う
⑤定期券の購入を決定する

いずれの場合も自分の好きなタイミングで定期券の購入が行えるので、必要に応じてモバイルSuicaから作業を進めましょう。

Suica(スイカ)定期券機能付きビューカードの購入方法

クレジットカード機能とSuica定期券をまとめてひとつのカードにできるのが、「Suica定期券機能付きビューカード」です。
オートチャージにも対応しているので、定期区間外で降車しても簡単に精算できるのがメリット。JRE POINTは、オートチャージ時に通常の3倍で貯まるため、Suicaを日常的に利用する場合にはビューカードと合わせて使うのがおすすめです。

Suica定期券機能付きビューカードの購入は、駅の多機能券売機から以下の流れで実行できます。

①画面の「定期券」から「新規」を選択
②定期券の種類を選択
③乗車駅、降車駅、経路を入力して確認
④「お手持ちのSuicaを利用する」を選択してSuica定期券機能付きビューカードを挿入
⑤有効期間と使用開始日を選択
⑥支払い方法を確認
→現金か現在挿入しているビューカードで決済可能
⑦ビューカードに定期券情報が書き込まれて完了

定期券機能に対応しているビューカードは、以下の5種類となっています。

定期券機能が利用できるビューカード

「ビュー・スイカ」カード
・「ビュー・スイカ」リボカード
ビューゴールドプラスカード
ルミネカード
JRE CARD(Suica定期券付)

定期券を目的にビューカードを作る場合は、種類に注意しておきましょう。

ビューカードについて詳しくはこちら

Suica(スイカ)定期券の継続・更新方法

購入したSuica定期券には有効期限があるので、継続利用する場合には更新する必要があります。
期限が切れると電車の利用時にチャージ金額を使うことになるため、早めの対応が望ましいです。
基本的にはSuica定期券の購入方法とほとんど変わらないので、合わせて確認しておきましょう。

カード型のSuica(スイカ)定期券の継続・更新方法

カード型Suicaの継続更新は、指定席券売機と多機能券売機によって以下の流れで進められます。

①画面から「定期券」をタッチ
②「継続」を選択
③有効期間と使用開始日を改めて設定
④支払い方法を選択
⑤継続購入を完了させる

購入方法とほとんど同じなので、期限切れに備えて券売機の設置場所を覚えておきましょう。

モバイルSuica(スイカ)の定期券の継続・更新方法

モバイルSuica定期券も、簡単に下記の流れで更新できます。

①モバイルSuicaアプリの「チケット購入」から「定期券」を選択
②モバイルSuica定期券をタップ
③内容を確認して「継続購入」を選択

iPhoneのApple Payで利用しているSuicaの場合、先に紹介した方法と同じ流れで継続購入ができます。
また、Walletアプリからも継続更新が可能なので、以下を合わせてチェックしておきましょう。

①Walletアプリの「i」マークをタップ
②「定期券を更新」をタップ
③期間を確認してTouch IDかFace IDを入力して実行

スマホからいつでも実行できるので、継続が必要なタイミングで更新をしておくことがおすすめです。

Suica(スイカ)定期券の各手続きについて

Suica定期券を利用するのなら、払い戻し方法と紛失時の対応方法をチェックしておくことも重要です。
スムーズに手続きを進められるように、購入や継続と一緒に流れを知っておきましょう。

Suica(スイカ)定期券の払い戻し方法

払い戻しは基本的に、JR東日本の駅のみどりの窓口にて行えます。JR東日本以外の駅やバス営業所ではできませんので注意してください。
カード型Suica定期券やSuica定期券機能付きビューカードを利用している場合には、みどりの窓口で払い戻しを申請しましょう。

不要になったSuica定期券は、払い戻しを行うことでデポジットで預けた500円を返金してもらうことが可能です。(手数料として220円が差し引かれます。)
定期券の有効期限を過ぎている場合はチャージ金額から手数料分の220円を引き、それにプラスしてデポジット分の500円が払い戻される形になります。
なお、残金が220円以下の場合はデポジット分のみの返金となります。

このとき、定期券機能だけをなくして通常のSuicaとしてその後も利用することが可能です。

モバイルSuicaの場合

①モバイルSuicaアプリの一覧から払い戻すSuicaを選ぶ
②「チケット購入・Suica管理」をタップ
③「定期券」をタップして確認画面で「モバイルSuica定期券」を選択
④定期券購入・変更・払戻画面で「払戻」を選択して完了

手続きが完了すると、クレジットカードか銀行に返金が行われます。(手数料として220円が発生します)

Suica(スイカ)定期券を紛失したら再発行申請

Suica定期券を紛失した場合は最寄りの駅やバス営業所で再発行の手続きを行いましょう。
再発行時には氏名、生年月日、性別、電話番号などの情報が必要です。
また、Suicaカード裏面にある番号がわかるとカードの確実な特定が可能なので、事前に控えておくとスムーズに再発行が進められます。
特定が完了すると停止処理が行われ、翌日以降に再発行されたカードを受け取ることが可能です。
停止処理された段階で残っていたチャージ金額と定期券機能は、再発行されたSuica定期券に引き継がれます。再発行手数料の520円と、新たなデポジット料金となる500円を支払って、再発行されたSuica定期券を受け取りましょう。
受け取り時には免許証などの公的証明書と、電話番号が必要となります。申請してから14日以内に受け取りを行わないと再度申し込みが必要となるので気を付けてください。

Suica(スイカ)定期券の購入・継続は簡単!手続き方法は要チェック

Suicaを定期券として利用することで、より交通機関が使いやすくなります。
普段から電車やバスを使っているのなら、この機会にSuica定期券の購入を行ってみてはいかがでしょうか。
その後の継続も簡単なので、一度Suica定期券を作ってしまえば生活の一部として使い続けることが可能です。
万が一に備えた手続きも併せて確認し、日常にSuica定期券を取り入れてみることをおすすめします。

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