
ポイントの入手先や利用方法の豊富さで人気の楽天カードですが、他のカードとの兼ね合いでうまく使いこなせずに解約を考える人もいるかもしれません。
そこでここでは楽天カードの解約手続きについて紹介していきたいと思います。
楽天カードはメリット豊富なクレジットカード
楽天グループが発行している楽天カードは、年会費永年無料でポイントが貯まりやすいと人気のクレジットカードです。
実店舗やオンラインショップでの買い物、公共料金の支払いなど、さまざまな支払いをこの楽天カードにすることで1.0%の還元率でポイントが貯まっていきます。
どこで利用しても1.0%貯まりますが、楽天が運営している「楽天市場」で支払いした場合は「スーパーポイントアッププログラム(SPU)」が適用され、ポイント還元率が最大16倍になるのでお得です。
すべての条件を満たすことは難しいですが、楽天市場での支払いを楽天カードを利用するだけでも3.0%の還元率になるので損はありません。
ちなみにスマホの楽天市場アプリから買い物を行うとさらに1%が加算されて合計4.0%の還元率となります。
また、同じ楽天グループである楽天銀行を支払い口座に指定したりETCカードや家族カードをうまく活用していけばさらに多くのポイントを得ることができるようになります。
楽天カードの解約方法
残念ながら楽天カードを解約することになってしまった方のために、以下で解約方法を説明します。
楽天カードの退会手続きは電話で行うことができます。解約手続きはオンラインではできませんので、専用の電話番号を確認しておきましょう。
解約したいカードを手元に用意してから電話をかけてください。
TEL: 0570-66-6910 (営業時間9:30~17:30)
TEL: 092-474-6287 (営業時間9:30~17:30)
これらのどちらかにかけば大丈夫です。
時期や時間帯によってはつながりにくいので注意が必要です。
例えば、支払日が近い「27日前後」や「月末」、「朝の営業開始直後」「会社の昼休み」などの時間帯はつながりにくいとされています。つながりにくい場合は少し時間をずらしてかけてみましょう。
楽天カード解約の具体的な手順
以前は自動音声案内のみで解約できていた時期もあったのですが、現在は電話をかけたのちにオペレーターにつながって解約手続きを行うことになります。
軽く理由を聞かれることはありますが、しつこく話をされることはありません。
①まず専用の電話番号に電話をかける
②つながると音声アナウンスが流れてガイダンスのメニューが順番に紹介されていく
③解約の場合は「3番(各種変更)」ののち「8番(カード解約手続き)」と進む
④オペレーターにつないでもらえるので、あとはオペレーターの案内に従って手続きを進めていく(カード情報が聞かれますので手元にカードを用意しておく)
⑤最後に「解約の確認」が行われて、解約手続きは終了
⑥手元にあるカードはハサミで切るなどして処分
他のカードとの関わり
本人会員カードを解約した場合、そのカードに紐づいている楽天ETCカードや家族カードなどは使用できなくなります。
ETCカードや家族カードを利用している場合には注意が必要です。
逆にETCカードや家族カードのみを解約することはできます。
その場合は同じ電話番号に連絡して手続きを進めていくことになります。
他の楽天カードに変更したい場合は?
一般の楽天カードを「楽天PINK(ピンク)カード」「楽天プレミアムカード」「楽天ANAマイレージクラブカード」「楽天Edy一体型」などに変更したい場合は解約手続きを行う必要はありません。
その場合は楽天会員サービスの「楽天e-NAVI」にログインして「各種申し込み」から変更手続きを行ってください。
楽天カード解約時の注意点は?
楽天カードを解約する前に確認しておきたいこともあります。
カード支払いが済んでいるか
カードの支払いがまだ残っている段階でカードを解約すると少し面倒です。
楽天カードの会員規約によれば「会員が退会する場合は支払日に関わらず支払い債務全額をただちに請求できる」と記載されています。
つまり、退会時には残高を一括で返済することになるので、そのあたりは先に計算しておく必要があるでしょう。
これはリボ払いなどにしていた分も同様です。できるだけ解約する際には支払い残高が残っていないようにしてください。
支払い先を変更できているか
楽天カードを利用して公共料金や携帯電話などの通信料を支払っていた場合は、その引き落とし先を変更する必要があります。
支払先を変更しないままカードを解約してしまうと、支払いが正常に行うことができずに「延滞」していることになってしまいます。
電気やガス、携帯電話などの支払いが延滞すると今後利用できなくなってしまうこともあるので、必ず支払い方法を変更しておきましょう。
楽天カードを解約したら貯めていたポイントはどうなる?
楽天カードを解約したとしても貯めていた楽天スーパーポイントが同時に消滅するというわけではありません。
楽天IDを削除しない限りは楽天スーパーポイントを利用することができます。
ただし、ポイントカードとしての機能をもったカードを解約した場合は楽天カード機能はなくなってしまいます。その場合は新たにポイントカードを作成するか、楽天スーパーポイント口座にカード番号を登録するという必要があります。
クレジットカードとしてのポイントは楽天スーパーポイントとして付与されるため、楽天スーパーポイント口座に貯まっていくことになります。
これは今後もらう予定のポイントに関しても同様で、カードを解約したとしてもポイントはポイント口座に貯まっていきます。
また、解約したことで条件を満たさなくなったキャンペーンポイントなどは付与されないことがあります。
楽天カードを解約したあともポイントは利用したいという方はポイントアプリを利用するのが良いでしょう。アプリならポイントを貯めたり使ったりすることが可能です。
楽天カードを解約しても楽天ID、楽天スーパーポイント口座がある限りは問題なくポイントは利用できるので、ぜひ有効活用してください。
楽天カード解約についてよくある質問

楽天カードを解約してもポイント還元率アップはそのままですか?

ポイント自体はそのまま利用できますがポイントアップの倍率は楽天カード利用という条件を満たさなくなるため下がることになります。

楽天カードを解約した場合、楽天Edyの残高はどうなりますか?

楽天Edyと一体型になっている楽天カードを解約すると、そのカードに残っているEdy残高は消滅することになります。払い戻しはできませんので、残高を使いきってから解約しましょう。
楽天カードを解約する必要はあまりない?
今回は楽天カードの解約方法について解説しましたが、結論から言うと楽天カードを解約する必要性は基本的にありません。
年会費無料でもあり、さまざまなお店やサービスでポイントを貯めることができるカードですので、うまく活用することをおすすめします。
解約する前にもう一度解約しなければならない理由があるか考えてみましょう。