
投資というと、「なんだか難しくて初心者には手を出しにくいもの」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
しかし投資の中でも「投資信託」は、投資のプロが自分に変わって資産運用してくれるため、専門知識を覚えたり投資について勉強したりと、手間をかけて運用する必要はありません。また比較的少額で購入できるため、まとまったお金がなくても始められることも特徴の一つです。
証券会社のツールを賢く活用し、少額から手軽に投資信託を始めてみませんか。
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金を資産運用の専門家がまとめて運用する金融商品のことです。
集めたお金は各投資信託の運営方針に基づき、専門家により国内外の株式や債券などに投資されます。
特別な知識を持たなくてもプロの手によって資産運用ができるため、初心者の方におすすめです。
投資信託のメリット
投資信託の一番のメリットは、少額から始められるということです。
例えば松井証券では100円から投資信託を購入できるため、株式の取引と比べても気軽にスタートできることが分かります。
肝心の運用は専門家が代行して行うため、私たちが投資に関する詳しい知識や手法を身につける必要はありません。
また投資信託は、幅広い対象に資金を分散して投資しているものが多く、特定銘柄への一極集中投資とは異なる分散投資を簡単にできるのが特徴です。これによりリスクが低減できます。
他にも、投資信託であれば新興国の株式・債券であったり、原油や金、穀物などのコモディティ商品など、個人では投資しづらい資産にも簡単に投資できるというメリットがあります。
投資信託のデメリット
投資信託のデメリットには、コスト(諸経費)がかかることが挙げられます。
運用を専門家に任せている分、それ相応のコストがかかってくるのです。
このコストは最終的な利益に大きな違いをもたらすため、似た商品であれば、できるだけコストがかからないものを選ぶと良いでしょう。
また投資信託はいくらリスクが低減されているとはいえ、元本保証はありません。元本保証のある預貯金とは異なり、大きく増えることもあれば元本割れして損失が出ることもあります。
投資信託でかかるコスト
投資信託にかかるコストは大きく分けて、購入時、保有中、解約時の3つのタイミングで発生します。
購入時に発生する「購入時手数料」は、購入代金とは別に徴収されますが、最近はこの手数料を無料化している「ノーロード型」商品も増えてきています。
同じ商品でも会社によってコストが異なることもあるので、事前にチェックしましょう。松井証券であれば、購入時手数料は完全無料となっています。
保有中に発生する「信託報酬」は「運用管理費用」とも呼ばれ、保有額に応じて所定の料率をかけた金額が徴収されます。長く保有すればするほどコストが運用成績に関わってくるため、料率はしっかり確認しておくと安心です。最近では年率0.1%台という低コストな投資信託も登場してきています。
解約時に発生する「信託財産留保額」は、解約代金に所定の料率をかけた金額です。
こちらも商品によってかからないものもあるため、目論見書(投資判断に必要な重要事項を記した書類)などで確認しておきましょう。
投資信託で知っておきたい3つの種類
投資信託にはさまざまな種類があります。
中でも「投資対象地域」、「投資対象資産」、「運用方法」は理解しておきたいところです。それぞれについて解説していきます。
国内、先進国、新興国の「投資対象地域」から見る
まずは、私たちが投資信託に託した資金を「どこの地域に投資しているのか」という投資対象地域から見ていきましょう。大きく分けると以下の3つになります。
国内
日本国内で運用する投資信託は、身近な投資対象であるだけに値動きが把握しやすいことが特徴です。
先進国
すでに成熟した先進国であるアメリカや欧州などで運用する投資信託では、急成長は見込めません。その反面、比較的安定しており、新興国に比べて手堅いリターンが期待できます。
新興国
ブラジルやインドなど、目覚ましい発展を遂げ大きな成長が期待できる新興国ですが、安定性に欠けることも。高いリターンが狙える反面、リスクも大きくなります。
株式や債券、不動産(REIT) など「投資対象資産」から見る
次は、私たちの資金を「何に投資しているのか」を見てみましょう。投資対象資産はさまざまですが、それぞれに特性があり、期待できるリターンやリスクも異なります。
株式
値動きが大きい株式は、大きな収益を狙うことができます。
資産を大きく増やしたい場合、有力な選択肢になりますが、値下がりするリスクも大きくなるため注意は必要です。
債券
国や企業が発行した債券は、発行元が破綻しない限り安定しており、満期まで保有することで着実に元金と利子が得られるため、値動きは株と比べて安定的です。その反面、高い収益は期待しづらいでしょう。
不動産(REIT)
オフィスビルや商業施設、ホテルなどを所有し、賃料収入や売却益を投資家に分配するREIT。分配金の利回りが相対的に高く、近年人気を集めています。
コモディティ(商品)
金や原油、穀物などのコモディティ(商品)市場は、株式などの市場との連動性が比較的低く、異なる値動きを示す傾向にあります。分散投資の選択肢の1つとして注目する投資家が増えています。
「運用方法」から見る
最後に、私たちの資金を「どのように投資しているのか」という運用方法から見てみましょう。運用方法には大きく分けてインデックス型とアクティブ型があります。
インデックス型
日経平均株価など、特定のインデックス(指数=市場の平均的な値動き)に運用成果が連動するように設定された投資信託がインデックス型です。平均的な値動きにあわせた利益が期待できますが、それ以上の成果は期待できません。
アクティブ型
目標であるインデックスを上回る運用成果を目指すのがアクティブ型です。
的確な判断でインデックス型を凌ぐリターンを得られることもあれば、思惑が外れリターンが下回ることも。インデックス型よりコストが高い傾向があります。
さまざまな種類がある投資信託ですが、似たような投資信託も多く、どれを選んだらよいかわからないという声も多くあります。そういった方は、金融機関のサービスをうまく活用しましょう。
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