Binance.USのアンドロイドアプリ

バイナンスの米国パートナー取引所「Binance.US」はアンドロイドアプリのベータ版を公開し、ユーザーテストを開始した。先週リリースしたiOSアプリのベータ版に続くスマホアプリのシリーズだ。

「Binance.US」は、グローバルに展開する本家Binance.comが規制懸念を理由に米国から撤退したのを機に新設された取引所。米パートナー企業と協力し、米国居住者にサービスの提供を行なっている。

経営陣や法人登録も本家バイナンスと異なるため、従来のバイナンスアプリとは別のもので、独自バージョンの専用アプリになる。

「Binance.US」は米ドル建ての板取引を提供している。銀行からの米ドル入金やデビットカードでの直接購入が可能であり、アプリを通じて簡単に入金できる機能が実装されている。

2019年9月の統計では、グーグルのアンドロイドを利用する米ユーザーは米スマホ市場の51%を占めている。一方、アップルiOSの米市場占有率は約47%だ。

9月よりオーオプした「Binance.US(NY州のサービス未公開)」の出来高は既存の米大手取引所コインベースに及ばないが、iOSアプリとアンドロイドアプリのダブル導入が「Binance.US」の利用率を改善する追い風と見られる。

上場銘柄

「Binance.US」の上場銘柄に関しては、既に計28銘柄の取り扱いを行なっている。直近新たな上場検討リスト(下図参照)を公開し、この後も積極的に上場業務を行うと宣言した。

出典:Binance.US

現在の上場銘柄はこちら。

  • 9月18日:BTC、ETH、XRP、BCH、LTC、USDT、BNB
  • 9月25日:ADA、BAT、ETC、XLM、ZRX
  • 10月10日:LINK、RVN
  • 10月15日:DASH
  • 10月17日:ALGO、ZEC
  • 10月23日:IOTA、BUSD
  • 10月25日:DOGE
  • 10月29日:WAVE
  • 10月31日:ATOM、NEO
  • 11月7日:VET
  • 11月14日:QTUM
  • 11月21日:NANO
  • 12月12日:ENJ、ICX

参考:公式発表

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