オウンドメディアはマネタイズが大切!収益化の手法、3つのモデルを紹介

自社で所有するオウンドメディアを活かすのなら、マネタイズによる収益化を進めることがおすすめされます。
こちらでオウンドメディアマネタイズの基本となる収益パターンと、運営に必要な手順やコツを確認してみてください。

オウンドメディアについて詳しくはこちら

オウンドメディアに注目が集まっている!

今多くの事業者のなかで、オウンドメディアに注目が集まっています。
まずはその特徴とメリットを把握し、オウンドメディアへの理解を深めましょう。

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは、企業が直接所有する情報媒体を意味します。
ホームページ、ブログ、チラシなどの紙媒体から、広義の意味ではSNSなどの独自ツールもオウンドメディアに含まれるのが特徴。
インターネットメディアが発展した現代において、オウンドメディアが果たす役割は非常に大きなものとなっています。
ユーザーとの接触を図る入り口として、オウンドメディアの導入は今後も多くの企業でおすすめされるでしょう。

マネタイズを進めてオウンドメディアのメリットをさらに高める

オウンドメディアの運営にかかるコストを補填し、より運用しやすい状態にするためには「マネタイズ化」がおすすめされます。
マネタイズとは、「無料コンテンツの収益化」を進める方法のことです。
本来は顧客獲得や認知度の拡大を目的とするのがオウンドメディアですが、そこにマネタイズの要素を加えることで、そのメリットはさらに大きくなります。
マネタイズはオウンドメディアの価値を高め、新しいファン層の開拓などにつながっていくのが特徴です。
オウンドメディアの作成が決定しているのなら、続いてマネタイズで収益化のためのシステムを作り、よりメディアのメリットを高めることを検討されるでしょう。

オウンドメディアのマネタイズ(収益化)に考えられる3つのパターン

オウンドメディアのマネタイズには、大きく分けて3つの手法があります。
初心者はまずそれぞれの特徴をチェックして、実際にマネタイズの戦略を計画するときの参考にしてみましょう。

①広告収入による収益化

オウンドメディアのマネタイズにおいて、もっとも一般的な手法となるのが「広告収入」です。
自社サイトに広告を掲載して利益を得ることが、最初に考えられるマネタイズになるでしょう。
広告にはいくつかの種類があり、たとえば以下のような内容がオウンドメディアの収益化においてメインとなり得ます。

純広告

オウンドメディアに広告のためのスペースを設けて掲載する方法を、純広告と呼びます。
すでにサイトにある程度のアクセスが集められている場合には、純広告から得られる収益を高められるでしょう。
純広告ではクリック数や掲載期間、表示回数などで収益の額が決まります。
たくさんのユーザーがいればそれだけ高い収益を得られますが、逆に人が少ない成長段階のメディアでは満足のいく成果を出すのが難しいです。
オウンドメディアへの流入数を確認して、純広告を導入するタイミングを検討してみましょう。

アドネットワーク

アドネットワーク業者と契約して、複数の広告を掲載するのもオウンドメディアの運営時に検討されます。
自社コンテンツに関係性の高い広告を配信してくれるため、手間をかけずに有益な広告を表示可能です。
一方でアドネットワーク業者ごとに広告の特色があり、契約前に自社オウンドメディアとの相性を確かめておく必要があります。
クリックやインストールごとに成果報酬が発生するタイプが多いので、コンテンツに魅力があればオウンドメディアを立ち上げてから間もないときでも収益化を進めることが可能です。
主に大手インターネット検索エンジンがアドネットワークを実施しているため、オウンドメディアを所有した際には広告掲載の申請をしてみることがおすすめされます。

アフィリエイト

商品の購入につながる広告を配置する「アフィリエイト」の利用も、マネタイズ化を進める際に導入が検討される広告スタイルです。
自社コンテンツと関連する他社商品をオウンドメディアに掲載することで、内容を充実させることもできます。
比較対象を設置して自社商品の良い点を強調したり、その業界そのものを盛り上げたりといったメリットにつなげることも可能です。
報酬は実際の成果によって決まるため、PV数が多くないオウンドメディアでも収益化が進められます。
しかし、アフィリエイトに力を入れすぎると自社コンテンツが霞んでしまう可能性もあるので、掲載時のバランスには注意が必要です。

②自社商品・サービスの直接販売による収益化

自社商品やサービスをオウンドメディア内で直接販売することでも、マネタイズを実施できます。
オウンドメディアでの直接販売は、高いインセンティブの獲得につながるといったメリットがあり、より収益を高めたい場合に検討されます。
役に立つ情報を掲載しつつ、同時に自社製品の利用をおすすめすることで、集客と収益化の目標を同時に達成することも可能です。
PV数が高まればそれだけ購入される機会を増やすことができるため、オウンドメディア運営のモチベーションアップにも期待できます。
その他、オウンドメディアを中心にした定額制の有料コンテンツの配信なども含まれます。
継続的な収益化につながるので、顧客ロイヤリティが高まりだしたころを見計らって配信を検討するのもおすすめです。

③イベントやセミナーによる収益化

イベントやセミナーの実施をオウンドメディアで紹介することも、マネタイズにつながる行動になります。
集客の見込みがあるのなら、有料のイベント・セミナーを実施することも手段のひとつになるでしょう。
直接顧客と出会う機会を作ることで、よりユーザーと深い関係を結ぶことが可能です。
取り扱う自社製品がイベントやセミナーのような場で有効にアピールできるのなら、オウンドメディアのマネタイズにつなげられるでしょう。

オウンドメディアのマネタイズを進める手順・コツ

マネタイズをオウンドメディアの戦略として取り入れるのなら、手順とコツを理解するのがポイントです。
流れを把握することで何をすべきなのかがわかるため、実際の行動に移すきっかけになるでしょう。

オウンドメディアへのアクセス数を増やす方法を決める

マネタイズによる収益をアップさせるためには、オウンドメディアへのアクセス数を増やす方法を決定するのが先決です。
サイトの集客力を高めてユーザー数を増やせば、広告収入や自社商品・サービスの購入による収益を挙げやすくなります。
まずはどのようにしてオウンドメディアへのアクセスを増やすかを考えることが、マネタイズにおける第一歩になるでしょう。

たとえばSEO対策を行って、検索エンジンからの流入を高めるのがコツです。
オウンドメディアに適したキーワードの設定などを行って、検索エンジンで上位表示されるように工夫しましょう。
他にも企業のSNSを作成して、コンテンツを広く配信することもポイントです。
SNSユーザーの興味を引くことができれば、高い拡散力を活かしてアクセス数を爆発的に伸ばすことにも期待できます。

メディアを長期的に活用してもらうための下地を作る

オウンドメディアを長期的に使ってもらえるような環境を作ることも、マネタイズにおける重要な手順です。
内容を充実させてユーザーが何度も閲覧したくなるようなサイトを作成すれば、継続的な収益化につなげられるでしょう。
具体的には内部リンクを設置してサイトを巡回しやすくしたり、ブックマークして定期的に見返したくなるような専門性の高いページを作成したりするのが手段になります。
新規層の開拓だけでなく、リピート率の上昇を狙ってファンを増やすことも、オウンドメディアのマネタイズ化におけるポイントです。

見込み顧客を育成する

自社のコンテンツに興味を持つ可能性のある「見込み顧客」を、オウンドメディアを定期的に閲覧してくれる「顧客」に育成することもマネタイズを進めるコツです。
たとえば問い合わせフォームの作成やメルマガの配信などによって、見込み顧客との距離を縮める方法が考えられます。
もちろん単純にオウンドメディアの品質を高めて、思わず見たくなるコンテンツにすることも重要です。
オウンドメディアの初心者だという自覚がある場合には、プロの運用代行に依頼して内容の充実を図ることも検討されます。
効率的に見込み顧客を育成するためのノウハウを学ぶためにも、運用代行の利用もおすすめです。

オウンドメディアを運用するならマネタイズにも注目!

オウンドメディアは自社製品の認知度や売上をアップさせるために有効な手段ですが、同時にそれ自体を収益の軸にすることも可能なのです。
この機会にコンテンツのマネタイズも検討して、オウンドメディアのさらなる有効利用を目指してみてはいかがでしょうか。
オウンドメディアを安定させることができれば、それは会社におけるひとつの資産となります。
今後も長期的に収益の一部を担ってくれる存在になり得るので、オウンドメディアの戦略を立てる際にはマネタイズについても考えてみてください。

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