スマホで料理を事前注文・決済「モバイルオーダー」、認知率は約6割・利用率は約1割に マイボイスコムが調査

伊藤忠グループのリサーチ会社であるマイボイスコムが、1月1日(水)~5日(日)にモバイルオーダーに関する調査を実施し結果を発表しました。

ファストフード店が「利用経験あり」「利用してみたい」最多に

「モバイルオーダー」とは、レジや店頭に並ばずにスマートフォンから事前に注文や決済が行えるサービスです。

最近ではマクドナルドやスターバックスコーヒー、JR東日本など大手企業が導入を始めていることから、耳にする機会が多くなったモバイルオーダー。
調査では実際にサービスを利用したことがあると12.1%が回答しており、認知率は「知っているが、利用したことはない」という回答と合わせて55.5%であることがわかりました。

モバイルオーダーを利用したことがある店舗として「ファストフード」が46.8%、「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」が39.2%、「ファミリーレストラン」が15.5%といった結果になりました。

また、今後モバイルオーダーを利用したいと3割弱、20~30代では4~5割弱が回答。利用経験者となると8割強、認知者・非利用者では3割、非認知者では1割強となりました。
モバイルオーダーを利用したい店舗でも「ファストフード」が最多の72.6%となり、続いて「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」が54.5%、「ファミリーレストラン」が30.0%でした。また、女性の10~30代では「コーヒーショップ」が各4割弱となりました。

モバイルオーダーを利用する際の重視点として、利用意向者の5~6割が「割引やおまけサービスが充実」「注文手続きのわかりやすさ」「共通ポイントに対応」「商品やメニューの選びやすさ・探しやすさ」と回答。
「割引やおまけサービスが充実」は女性10~40代、「注文手続きのわかりやすさ」「商品やメニューの選びやすさ・探しやすさ」「少量・少額からの注文への対応」は女性で比率が高い傾向があります。

モバイルオーダーのプラス面として「並ばずに済む、待ち時間が短縮されるのがよい」が最多となる43.6%が答えており、続いて「商品やメニューを落ち着いて選べる」が30.8%、「注文を確実に伝えられる」「都合の良い時間に受け取れるので便利」が各2割。
対してマイナス面では「セキュリティ面で不安」「スマートフォンがないと利用できないので不便」「混雑していれば、結局は待たされると思う」が各10%台となりました。

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