
関西電力・ダイヘン・TISの3社が2月13日(木)より、大阪府吹田市の万博記念公園において「次世代モビリティサービスの実証実験」を開始しました。
電動カートはワイヤレス充電に対応
本実証実験では「電動カートのオンデマンド配車予約サービスと充電のワイヤレス化」「電動の超小型モビリティによるカーシェア運用の可能性評価」「『OTTADE!』を活用した見守りサービスと人流分析」の3つを実施。
「電動カートのオンデマンド配車予約サービスと充電のワイヤレス化」では使用済ハイブリッド車の部品を再利用した電動カートを利用し、来園者がオンデマンドで電動カートを呼び出して目的地まで移動できるサービスを提供します。
本実証実験で利用する電動カートは、太陽光発電搭載ワイヤレス充電システムで充電可能。本システムが設置された駐車場に駐車するだけで、充電が開始される仕組みとなっています。
「電動の超小型モビリティによるカーシェア運用の可能性評価」では超小型モビリティとワイヤレス充電システムを活用することにより、園内管理者の業務の利便性向上を図るとのこと。
さらに、園内管理者と来園者による同一車両のシェア運用の可能性も検討していくといいます。
「『OTTADE!』を活用した見守りサービスと人流分析」では、スマートフォンから子供や高齢者などの位置情報が把握できるサービス「OTTADE!」を活用して来場者の位置情報履歴を分析し、園内のサービス向上を目指します。
本実証実験は、大阪府・大阪市および大阪商工会議所が構成する「実証事業推進チーム大阪」の支援のもとで実施。
関西電力は実証実験を通じて、エネルギー分野に加えモビリティサービスに関する新たな知見を獲得するとともに、防犯・データ利活用などの要素も組み合わせたスマートシティの取組みに活かしていきたいといいます。