クレジットカードおすすめブランドは?VISAやMastercardを比較

春から迎える新生活に向けて、クレジットカードを作ろうと考えている方は多いのではないでしょうか。
でもクレジットカードは種類が豊富で、どのカードが自分に合っているのか分からないと悩んでいる方のためにも、この記事ではクレジットカードを比較して、ニーズに合わせたおすすめのブランドをまとめたのでぜひ参考にしてみてください。

クレジットカードについて詳しくはこちら

クレジットカードとは?


クレジットカード決済の仕組みを「クレジットカード利用者」「クレジットカード会社」「クレジットカード加盟店」の3者の立場から説明します。

まずクレジットカード利用者が加盟店でクレジットカードを利用すると、その情報がクレジットカード会社に伝わり、クレジットカード会社は加盟店手数料を差し引いた金額を加盟店に立て替え払いします。
後日クレジットカード会社にクレジットカード利用者からカード利用額が支払われて決済は完了するのです。

クレジットカードは信用が重要

ところでクレジットカードではなぜこのような仕組みが成り立つのでしょうか?
それはクレジットカードが「信用」に基づいて成り立っているからです。
クレジットカードの申込をするとクレジットカード会社では申込者を審査しますが、それは申込者に信用があるかどうかを審査しているのです。
この審査に通ればクレジットカード利用者として、その信用の証であるクレジットカードを使うことができるようになります。
クレジットカードを使うということは「信用」に基づいて加盟店からキャッシュレスで商品を受け取り、後日クレジットカード会社にその料金を支払うということなのです。

クレジットカードのブランドについて


クレジットカードの仕組みを理解したところで、次はクレジットカードを選ぶために重要なブランドとは何かを見ていきましょう。

クレジットカードの国際ブランドとは?

クレジットカードを作る際に知っておきたいのがクレジットカードの国際ブランドです。
国際ブランドとは世界中の国や地域で利用できるクレジットカードのブランドを言います。
それ以外のブランドは国際ブランドとは異なり、海外で使用することはできません。
そのため国際ブランドと提携することで利用可能な場所を広げています。

代表的な国際ブランド

クレジットカードの代表的な国際ブランドは以下の2種類に大きく分けられます。

決済カードブランド:決済機能が充実
トラベル&エンターテイメントカードブランド:旅行やエンターテイメント分野のサポートが手厚い

クレジットカードの利用目的を考えるときに、この分類を覚えておくと役に立つでしょう。
それを踏まえた上で、クレジットカードの国際ブランドは現在7種類あります。

ブランド カード分類
Visa 決済カードブランド
Mastercard
中国銀聯(ユニオンペイ)
Discover Card(ディスカバーカード)
JCB トラベル&エンターテイメントカードブランド
American Express
Diners Club(ダイナース)

ブランドごとに分類が異なるのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
次は7種類の国際ブランドの特徴を解説していきます。

Visa


1958年にバンク・オブ・アメリカが創業したためアメリカ方面に強いと言われています。
世界200以上の国と地域で決済サービスを提供し、現在全世界で5400万の加盟店があるのが特徴です。
しかし自社でクレジットカードを発行しているわけではなく、世界各国のクレジットカード会社がライセンス契約をしてカードを発行しています。
日本でもさまざまなクレジットカード会社から発行されており、最近はプリペイドカードやデビットカードも増えているのが特徴です。

Mastercard


ドイツのユーロカードと合弁して始まったブランドでヨーロッパ圏に強いと言われています。
Visa同様に自社ではクレジットカードを発行せず、ライセンスを受けたカード会社が発行しています。
日本ではクレジットカードに加えてプリペイドカードも発行されていますが、デビットカードはありません。

JCB


1961年に開始された日本生まれの国際ブランドです。
海外でも日本人の多い都市なら使用できる場所も多いでしょう。
クレジットカードは自社に加え提携カード会社からも発行されており、近年はプリペイドカードやデビットカードも増えています。
またアメリカでは提携によりディスカバーカード加盟店でも利用可能なのが特徴です。
日本国内ではアメックスと加盟店相互開放について提携しており、JCBとアメックスの互いの加盟店にて利用が可能です。

American Express(アメックス)


アメリカ発の国際ブランドで富裕層向けと言われ、ステータス性の高いクレジットカードとして有名です。そのため年会費や加盟店手数料が高く設定されています。
一流ホテルやレストランなどの優待、空港ラウンジの利用など、提供サービスの質が高いことにも定評があります。
日本国内では提携によりJCB加盟店でも利用できるのが特徴です。

Diners Club(ダイナース)


米シティグループ傘下の世界で初めて登場したクレジットカード会社です。

American Expressと同じく富裕層向けと言われ、利用できる場所が限られているのが特徴と言えます。

クレジットカードは自社発行のみで、日本国内では提携によりJCB加盟店でも一部を除き利用可能で、日本と中国を除く地域ではディスカバーカードとも提携しています。

中国銀聯(ユニオンペイ)


2002年に中国で生まれた国際ブランドで、世界一発行枚数の多いクレジットカードブランドです。
また中国で銀行口座を作ると必ず発行されるデビットカードでもあります。
最近では訪日客の影響もあり、日本の加盟店が増えて来ているのも特徴です。
中国銀聯(ユニオンペイ)ではセキュリティを強化しており、暗証番号が通常だと4桁ですが中国銀聯(ユニオンペイ)は6桁になっています。

Discover Card(ディスカバーカード)


国際ブランドとしてのディスカバーが付いたクレジットカードは日本では発行されていません。
しかしアメリカを中心に5,000万人以上のカード会員がいます。
400万店以上ある加盟店の大半はアメリカおよびその周辺国ですが、JCB・中国銀聯(ユニオンペイ)と提携しているため、これらの加盟店でも利用することが可能です。

クレジットカードのブランドごとのシェア率を比較


クレジットカードの国際ブランドの特徴をおわかりいただいたところで、今度は世界でのシェア率を見てみましょう。

世界シェア率

クレジットカードの世界中でのシェア率は以下の通りです。

ブランド名 世界シェア率
Visa 56%
Mastercard 23%
JCB 1%
American Express 3%
Diners Club 1%
中国銀聯(ユニオンペイ) 13%
ディスカバーカード 3%

VisaとMastercardで世界シェアの7割強を占めていることが分かります。

日本国内シェアランキング

また日本国内でのシェアランキングは以下の通りです。

1位:Visa
2位:JCB
3位:Mastercard

国際ブランドでおすすめは?

今まで見てきた国際ブランドの特徴と世界、日本それぞれのシェアのデータで各クレジットカードを比較すると、国際ブランドではまず決済カードとしてVisaかMastercardを持ち、次いでトラベル&エンターテイメントカードブランドのJCBを持つのがおすすめと言えるでしょう。

クレジットカードのおすすめブランドを比較【動画】

ここまで解説してきたとおり、クレジットカードは国際ブランドによって異なる特徴があります。
上記の動画でも解説しているため、ぜひご覧ください。

クレジットカードおすすめ5選

BITDAYS編集部がおすすめするクレジットカードを紹介します。





クレジットカードのブランドは種類豊富!


クレジットカードの国際ブランドは7種類もあり、それぞれの強みや持ち味が違うことがわかりました。
この記事ではおすすめの国際ブランドはVisaやMastercard 、JCBであることをお伝えしましたが、やはり最初は自分がクレジットカードにどのような機能を求めているのかを理解して検討していくことが重要です。
この記事で得た情報を参考にして、より自分の使い勝手の良い国際ブランドを選択してみてください。

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